Sexy Zone、新作チャート1位獲得も前作割れ 体制変更へのファンの不満も影響か

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今年の夏、メンバーの流動化などでも話題を集めたSexy Zone。

参考:2014年09月29日~2014年10月05日のCDシングル週間ランキング(2014年10月13日付)

 ジャニーズ系のグループのひとつ、Sexy Zoneが1位。しかしチャートというのはいつもそうだが、順位だけを見ていてもわからないところがある。

 まず、今回のシングル『男 never give up』の初週売り上げ枚数は12.5万枚。これは今どきの1位の売り上げとしては妥当なものだ。しかしこのグループの過去のデータを見てみると、この数字は必ずしも喜ばしいものではない。前作は15万枚、前々作は14.4万枚、その前は13.8万枚と、シングルの売り上げは2012年から一貫して上昇傾向にあったところで、久々に前作割れとなったのである。

 セールスが芳しくなかった理由としてはいろいろ考えられるだろう。だが、目下のところそれなりに支持されているのは、前作以来、一部のファンによって進められていた不買運動が功を奏したという説だ。要するに、Sexy Zoneはチャート1位という一見すると華々しい結果とは裏腹に、内部ではいろいろな問題を抱えているのだ。

 ファンが不買運動を起こすに至ったのは、前回のシングル発売時にこのグループのメンバー編成に大幅な変更が加えられたことによる。本来、Sexy Zoneは5人組のグループとして認知されていたのだが、そのうち3人のみが中心的なメンバーとして扱われることになり、他の二人は兄弟グループの一員のようなポジションに追いやられてしまったというのである。

 公式サイドの説明によると、今後の活動はメインの三人に兄弟グループのメンバーをその都度で補充しながら行うという。つまり、Sexy Zoneは固定された5人組ではなく、3人+アルファという流動的なメンバー編成になる。

 実は、この話には前段がある。というのも昨年の全国ツアーの初日公演において、メンバーの松島聡がライブに出演しなかったというのだ。それだけでも期待したファンを驚かせるに十分な出来事だったが、この件について公式サイドからのアナウンスは一切行われなかった。何の説明もなくメンバーが一人欠けたライブを見せられたことについて、ファンは公式サイドへの不信を募らせていたわけだ。

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