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Zeebraが語る、キッズ無料の夏フェスを開催する理由「ヒップホップをどう拡大させていけるか」

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 今夏、東京で初の試みとなる大規模なヒップホップに特化したフェス『Summer Bomb』が開催される。仕掛け人は、ご存知Zeebra。そして目新しいのはこのフェスが“東京初のヒップホップ・フェス”ということだけではない。最大500人の10代のキッズを無料で招待しようというのだ。その裏側には、徐々に日本でも浸透しつつある資金調達システム、クラウドファンディングがある。

 ここではクラウドファンディングと『Summer Bomb』について、そして、日本のヒップホップでは初であろう“夏ベスト盤”『Summer Collection』をリリースするという挑戦について話を聞いてみた。

――まず『Summer Bomb』に関してですが、なぜ東京でヒップホップに特化したフェスをやろうと思ったのですか?

Zeebra:この2~3年でヒップホップのフェスを日本各地でやっているんですが、沖縄に至っては1万人くらいの集客があり、これは需要があるな、ということがはっきりと見えたんですよね。その一方で、東京ではそういったフェスが開催されていないことに気づいたのがきっかけ。加えて、『B BOY PARK』の存在も大きかった。ただし、『B BOY PARK』に関してはブロック・パーティ的な要素が強くて、それを(フェスのように)システマティックにするのは本来の目的と違うんじゃないか? という思いがありました。

 昨年で自分のキャリアが25年を迎え、20周年の時には武道館公演、25年のタイミングでも何か大きいことをやるつもりだったんですが、なかなか事がうまく運ばず。それなら25周年を経た今、自分が中心になってフェスを開催するのも面白いんじゃないかってアイデアが出たわけです。

TOYODA BIKE presents “SUMMER BOMB” Produced by Zeebra :#1 Makuake

――『Summer Bomb』のコンセプトというのは?

Zeebra:一番大切なことはエンターテインメント性、足を運んでくれたお客さんの満足度。最近のヒップホップ・シーンは、いろんなアーティストが出てきて、とにかくみんなレベルが高い。それはとても良いことだけど、活動するフィールドが狭いのは問題だと考えているんです。極端に言ってしまえば、クラブにおけるライブ・パフォーマンスと、フェスでのライブ・パフォーマンスは異なる、ということ。もちろん、アンダーグラウンドを極めたい人を強要することはないけど、しっかりと舞台に立って“魅了させることができる”アーティストを選ぶことが、『Summer Bomb』のコンセプトのひとつでもありました。

――今回、クラウドファンディングというシステムを採用したきっかけというのは?

Zeebra:以前、この「Makuake」でDJ HASEBEが挑んでいたプロジェクトや、ラッパーのMEGA-Gがアルバムを作る時に採用していたので、ここ何年かクラウドファンディングは意識していたんです。結果、HASEBEのプロジェクトがうまくいったことは、俺の背中を押してくれるきっかけになりました。クラウドファンディングには、支援調達を願う側の思惑と、支援調達に協力する側の思惑が見事に合致し、互いの利益がうまくはまるメリットがある。

 今回の『Summer Bomb』はスポンサードされたイベントではありますが、クラウドファンディングを絡めることで、何かプラスアルファを考案しようと思ったんです。そこで打ち出したのが、通常クラブイベントには足を運ぶことができない、子供たちを無料招待するというもの。『高校生ラップ選手権』を機に、若年層へ波及していることは間違いないし、誤解を恐れずに言ってしまえば、ヒップホップというジャンルでもっとも大切な“ティーンエイジャー”を取り込むことは必須だと思うんです。だからこそ、デイイベントで若い層にも足を運んでもらい、現場の空気を体感してもらうことが必要かな、と思ったんです。

      

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