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音楽ストリーミングの最新勢力地図 先進国でSpotify優勢、新興国ではRdioも急伸中

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 音楽聴き放題ストリーミングサービスのSpotifyは有料登録ユーザー数が1000万人を突破したことを発表した。無料登録のユーザー数も合算するとトータルのアクティブユーザー数は4000万人。2013年3月に発表した数(有料登録ユーザー600万人、総利用者数2400万人)からおよそ一年で倍増したことになる。利用者急増の背景にはモバイルアプリを昨年末に刷新し、SNS的な機能やRADIO機能が充実したこと、またサービス提供地域が順調に拡大を続けていることが挙げられる。同社CEOのダニエル・エクは1000万人突破の発表に際し次のようなコメントを寄せている。「2013年は本当に素晴らしい一年でした。サービス利用国が20カ国から56カ国に拡大し、世界中の人が音楽ストリーミングを利用してくれるようになりました。有料会員数1000万人突破は、Spotifyそして音楽業界にとって非常に重要なマイルストーンです」。

 一方、同種のサービスを手がけSpotifyのライバルとされるRdioはサービスの提供地域をアジアに拡大し、世界60カ国を音楽ストリーミングの対象地域としたことを発表した。Rdioはデンマークの起業家でSkypeの創業者であるヤヌス・フリスが2010年に立ち上げた音楽ストリーミングサービス。広告付きの無料プランと聴き放題の有料プランがあるのはSpotifyと同様だが、有料プランの価格が利用するデバイスや用途に合わせ4.99ドルから17.99ドルまで幅広いのがRdioの特徴だ。

 今や専業の企業だけでなく、AppleやGoogle、Amazonといったような大手IT企業も参入し競争の激化が進む音楽ストリーミングサービス。その現況をまとめた興味深いデータをオンラインメディアのMacStoriesが5月9日に発表した。「Mapping The International Availability of Entertainment Services」と題されたその記事は、提供するサービスがどこの国や地域で利用できるか塗り絵状にマッピングして視覚化したもの。それを見るとSpotifyが主に先進国でのサービス提供を拡大しているのに対し、Rdioはフィリピンやインドネシアのような東南アジアからクロアチアやスロベニアのような中央〜東ヨーロッパにまで対象地域を広げているのが分かる。Rdioはユーザー数を公表していないため単純比較はできないが、マーケットが成熟していくにつれ今後はこのような新興国でどれだけシェアを握れるかがサービス成功の鍵を握ることは間違いなさそうだ(その点では現在182カ国でサービスを提供し、有料会員500万人、総ユーザー1600万人を有するDeezerの動向も見逃せない)。

     
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