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大森靖子「ハロプロ愛」インタビュー 第1回

「道重さゆみを見ていると泣いてしまう」気鋭のシンガー大森靖子が、モー娘。への偏愛を語る

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シンガーソングライター
岡島紳士
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モーニング娘。の大ファンだという大森靖子。

 武蔵野美術大学在学中より音楽活動を開始、アコースティックギターによる独自の弾き語りスタイルで2012年頃より徐々に話題を集め、2013年3月にはファーストフルアルバム『魔法が使えないなら死にたい』を発表した、気鋭のシンガーソングライター・大森靖子。さらに2013年5月には渋谷CLUB QUATTROのソロワンマンライブにて超満員の観客を動員し大成功を収め、11月には、再始動した伝説のインディレーベル「ナゴムレコード」からリリースされたKERAとムーンライダーズの鈴木慶一による新ユニット「No Lie-Sense」のアルバム『First Suicide Note』に参加するなど、今、音楽シーンを大いに賑わせている存在だ。

 そんな彼女が大のアイドル好きであることは、ファンの間では既知の事実。中でも、モーニング娘。(以下、モー娘。、あるいは娘。)を擁するハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)のアイドルに目がなく、12月11日に発売となったセカンドフルアルバム『絶対少女』には、モーニング娘。の道重さゆみへの思いを歌い上げた「ミッドナイト清純異性交遊」や、飯田圭織・矢口真里・石川梨華・加護亜依の4人で構成された伝説のユニット、第2期タンポポが2002年に発表した名曲「I&YOU&I&YOU&I」のカバーが収録されてもいる。

 そこで今回はそんな彼女に、愛するハロプロについてのみ執拗に聞くインタビューを敢行。彼女は、なぜモー娘。を、中でも道重さゆみを愛してしまったのか? そのことは、自身の音楽活動とどのように繋がっているのか? その思いの丈を、ぜひともお聞きいただきたい。

――では、まず基本的なところから。今ハロプロの中で最も好きなアイドルは誰ですか?

大森靖子(以下、大森):モーニング娘。の道重さゆみさんですね。常に一番かわいいです。モー娘。のシングル『リゾナントブルー』(2008年発売のモー娘。36thシングル)が出たあたりからハマりました。彼女の看板ラジオ番組『今夜もうさちゃんピース』(正式な番組タイトルは、『モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピース』。以下、『こんうさピー』)も毎週聞いてますね。あれを聞くと、彼女のことが自動的に好きなっていくんですよ。日々のお仕事の裏でどういう思いを抱いているかをすごく正直に語ってくれるので。で、たまに泣くんですね。同じ6期で大親友だった亀井絵里ちゃんがモー娘。を辞めた時も泣いてたし、あと、2~3年前頃かな? 「お芝居の仕事をしているんだけど、自分だけセリフが少ない」って言って、お仕事への葛藤を吐露しているうちに泣いちゃったりとか。そうしたら、こちらも泣いちゃうじゃないですか。彼女のことを愛しているから。

 で、その後ぶりっ子キャラでブレイクしてテレビにたくさん出るようになって、でもメディアから叩かれたりもし始めて、だからその頃、そういう状況について、ファンの人に対する釈明をしたかったみたいなんですね。でもラジオだと録音だし、放送時間もわりと遅いから、『こんうさピー』でも「ブログをやりたい」ってずっと言ってたんですよ。今では考えられないことですけど、ハロプロのアイドルって、ほかのアイドルに比べてブログをやり始めるのがすごく遅かったんですね。AKB48とかほかのアイドルは当然のごとくやってたのに。

 そんな彼女も、2010年になってようやくブログを開始するんですけど、そうすると、ハロプロ内のほかのアイドルたちもあっという間にブログをやり始めちゃう。で、そういう状況に対する自分の中の葛藤を、また『こんうさピー』で吐露するんです。「もちろんそれ自体は喜ばしいことなんだけど、正直言うと、私は悔しい。私は、さんざん事務所の人と交渉して、やっと、本当にやっと、やりたかったブログを始められたのに、若い子たちは当然のことのようにいとも簡単にブログをやらせてもらえてて、なんだかズルいなって思っちゃって……」とかなんとか言ってるうちに泣き始めちゃう。

 そういうふうに、定期的にというか、「そろそろかな?」っていう絶妙なタイミングで泣くんですよね。最近は、「(モー娘。の)9期や10期は、期ごとのイベントをやらせてもらえてるのに、私の代である6期だけなぜイベントがないのか」っていうのを訴えてて、すごくよかったですね。ほんと、内面のそういういろんな思いを聞いてたら、完全に好きになっちゃう。

――ネガティブなことを言う女の子を好きになる傾向が強いんですか?

大森:そうですね。でも、基本キラキラしてないとダメなんです。BiSさんとかでんぱ組.incさんとかだと、申し訳ないですけど「自分とそんなに違わないじゃん」ってなっちゃうから。普段のステージ上とかテレビの中では圧倒的にキラキラしているのに、その裏側で実は自分と同じ部分があるっていうのがポイントで。そのバランスが一番いいのが、道重さんなんですよね。

 でも道重さんは、顔だけでいうとそんなにタイプじゃないんですよ。内面のそういう葛藤を抱えていつつ、理想とされるアイドル像を演じてる感じがするのがいいんです。例えば、(元モー娘。の)加護(亜依)ちゃんって、そういう意味で「プロのアイドル」だったじゃないですか。私の中高時代って一番ブリっ子が嫌われてた時代だったのに、それをやり切ってるのがカッコイイなって。松浦(亜弥)さんもそう。で、そういう意味で私にとってジャストだったのが、ちょうどプラチナ期(藤本美貴が脱退した2007年6月から、亀井絵里・ジュンジュン・リンリンが卒業した2010年12月あたりまでのモー娘。を指す)の道重さんだったっていう。

     
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