『Marvel’s Wolverine』、『鬼武者』完全新作に『SILENT HILL』も……2026年9月注目のビッグタイトル

2026年9月注目のビッグタイトル

 毎月、ぜひチェックしておきたい期待のゲームタイトルをピックアップしてお届けする本企画。2026年9月は『Marvel’s Spider-Man』シリーズでおなじみのInsomniac Gamesの最新作『Marvel’s Wolverine』や、約20年ぶりの完全新作となる『鬼武者 Way of the Sword』など、話題作が数多く揃っている。ここでは、そのなかから特に注目度の高い5タイトルを紹介していく。

『Marvel’s Wolverine』

2026年9月15日発売/PS5

 『Marvel’s Spider-Man』シリーズを手掛けたInsomniac Gamesが、マーベル屈指の人気ヒーロー・ウルヴァリンを主人公に描くアクションアドベンチャーだ。主人公は驚異的な治癒能力とアダマンチウムの爪を持つローガン。ミュータントたちがサイボーグ傭兵集団「リーヴァーズ」に狩られるなか、3年前に離れたミュータント部隊「チームX」へ復帰し、仲間たちを救う戦いへ身を投じる。ミュータントを排外する思想を持つボリバー・トラスクや宿敵セイバートゥースといったスーパーヴィランたちも登場する。

Marvel’s Wolverine - Ain’t No Hero Trailer I PS5 Games

 戦闘はウルヴァリンらしく、かなり荒々しいものとなっている。敵の頭上から奇襲したり、爪による高速コンボを叩き込んだりできるほか、「テクニック」と呼ばれる特殊技も使用可能だ。攻撃やパリィで蓄積する「レイジ」は強力な攻撃だけでなく、瀕死の肉体を「ヒーリング・ファクター」で回復するためにも利用できる。バイクで高速道路を疾走しながら敵車両へ飛び移る大規模なアクションシーンも用意されている。なお、本作はオープンワールドではなく、物語を重視したシングルプレイ作品として制作されている。

『鬼武者 Way of the Sword』

2026年9月4日発売/PS5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch 2・PC

 約20年ぶりとなる『鬼武者』シリーズの完全新作だ。舞台は瘴気に覆われ、異形の怪物「幻魔」が跋扈する江戸時代初期の京都。鬼の篭手を身につけてしまった剣豪・宮本武蔵が、その力を疎みながらも幻魔との死闘に巻き込まれていく。清水寺をはじめ、六道珍皇寺や安井金比羅宮など実在の京都の名所も登場。ライバルとなる佐々木巌流との対決も描かれる。

 最大の見どころは、シリーズ伝統の“バッサリ感”を現代の技術で作り直した剣戟だ。敵の攻撃を受け流し、刀で弾き、ギリギリで見切って強烈な「一閃」を叩き込む。倒した敵から「魂」を吸収して武器や能力を強化するおなじみのシステムも健在である。さらに鬼の弓など新たな「鬼ノ武具」も登場し、戦闘だけでなく探索や仕掛けにも活用できる。当初は9月25日発売予定だったが、カプコンが発売日を9月4日へ3週間前倒し。物語序盤と巌流戦を収録した体験版も配信されている。

『ファイアーエムブレム 万紫千紅』

2026年9月17日発売/Nintendo Switch 2

 任天堂を代表するSRPG『ファイアーエムブレム』シリーズ最新作は、滅亡した世界から過去へ戻り、歴史そのものを変えていく物語だ。魔神の復活によって滅びゆく世界へ降り立った「救世主」は、破滅を食い止めるため5年前へタイムスリップ。そこで待つのは、帝都ダグシオンで開催される「大剣闘祭」と、カイ、ディートリヒ、セオドラ、レダという、本来なら命を落とす運命にある4人の戦士たちだ。プレイヤーは彼らの過去を辿り、運命を変えながら仲間を集めていく。

ファイアーエムブレム 万紫千紅 CM ロングバージョン

 シリーズ伝統の戦闘は、マス目状のマップ上で敵味方が交互に動くターン制シミュレーション。一方、本作では戦場だけでなく、戦闘までの準備期間をどう使うかも重要になる。仲間を増やすのか、技を磨くのか、それとも戦力強化に時間を割くのか、もしくは仲間たちと交流するのか――限られた時間の使い方が戦況を左右する。また、4人を導く主人公は容姿と名前をカスタマイズ可能。タイムトラベルと采配を組み合わせた、シリーズでもかなり異色の構造に注目したい。

『SILENT HILL: Townfall』

2026年9月24日発売/PS5・PC

 『SILENT HILL』シリーズの新たな一作は、1996年のスコットランドを舞台にした一人称視点のサイコロジカルホラーだ。主人公サイモン・オーデルは灰色の海を漂い、孤島セントアメリアへと流れ着く。しかし、そこにある町からは人々が消え、残されているのは深い霧と不気味な静寂だけ。「状況を正す」という目的を頼りに町を探索するうち、サイモンは住民たち、そして自分自身にまつわる凄惨な過去へ近づいていく。

 シリーズのメインタイトルとしては初めて一人称視点を採用。バトルは近接武器や銃を用いた今までの通りのものだが、ステルス要素も存在する。そして従来作のラジオに代わって登場するのが、携帯型テレビ「CRTV」。チャンネルを合わせることで周囲の脅威や過去の断片、謎解きのヒントを拾えるうえに、ストーリー描写にも深く関わっている。プレイヤーの行動によって結末が変わるマルチエンディングも採用。開発は『Stories Untold』『Observation』で知られるScreen Burn Interactiveが担当している。

『空の軌跡 the 2nd』

2026年9月17日発売/Nintendo Switch 2・Nintendo Switch・PS5・Steam

 2025年に発売された『空の軌跡 the 1st』に続く、「軌跡」シリーズ完全フルリメイク企画の第2弾だ。原作は2006年発売の『英雄伝説 空の軌跡SC』。リベール王国を揺るがした事件を乗り越え、正式な遊撃士となったエステルだったが、ヨシュアは自身の過去を告白し、彼女の前から姿を消してしまう。残されたハーモニカを手に、エステルはヨシュアを連れ戻す旅へ。一方、前作の事件の裏で暗躍していた謎の結社《身喰らう蛇》も本格的に動き始める。

 ゲームシステムは『the 1st』同様、フィールド上でそのまま戦う「クイックバトル」と、じっくり戦略を組み立てる「コマンドバトル」をシームレスに切り替える方式だ。本作ではさらに、ゲージを消費して仲間と強力な連携攻撃を放つ新システム「ブレイブラッシュ」が追加され、キャラクターごとのアクションも強化されている。『the 1st』からわずか1年で、エステルとヨシュアの物語の核心に迫る続編がフルリメイクされることになる。

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