“ゼロ距離”でBALLISTIK BOYZと円陣を組む 次世代シアター「Immersive Zero」先行試写会レポート

BALLISTIK BOYZメンバーがサプライズ登場 撮影時の工夫を語る
上映が終わったタイミングでサプライズ。
ゴーグルを外すと、なんと観客の背後からBALLISTIK BOYZのメンバーの声がするではないか。後ろを振り返ると、劇場の後方にはBALLISTIK BOYZのメンバー7人の姿が。少し前まで“ゼロ距離”で挨拶を交わし、一緒に円陣を組んだ相手が、そのまま現実にいる。ファンにとってはたまらない瞬間だ。
続くトークイベントでは、メンバーの口から撮影の裏側が語られた。
「普段の生ライブの良さもあるんですけど、ちょっとMVを撮っているような感覚にもなりながら、スタッフもメンバーも確認しながら、撮っては確認してを繰り返していた。こういう新しいやり方もあるんだなというので、個人的には撮影しながら感動していました」とメンバーの1人。
具体的な調整として挙がったのが立ち位置だ。深堀未来は「いつものライブだと正面で撮ることがあまりないので、真ん中にカメラがあると、後ろにいるメンバーが(前のメンバーと)被ってしまう。そこは一回やってみないとわからなくて、始まりの立ち位置をちょっと外にしよう、内にしようというのは結構変えました」と試行錯誤を振り返る。
カメラとの距離感についても、「毎回撮るたびに見させていただいて、思った以上に遠く感じちゃうんだよね。普段のパフォーマンス通りにやると」という話があった。「1回2回やってみないとわからないものだった」と日高竜太。
今回の試写では公開されなかったが、本編には演技パートも用意されている。「隣に見てくれるファンの皆さんだったり、誰か大切な方がいるぐらいの気持ちで、見ている方が小っ恥ずかしくなるぐらいキュンとするような仕草だったり、演技をさせてもらった。今までのミュージックビデオでも、ここまで近くでキュンとできる映像になっているのは初めてなのかな」と、海沼流星が期待感を膨らませてくれる。
客席が円陣に参加していた件についても、メンバーたちからも「僕もやっちゃいました」「(客席と)1つになった感じ、すごく合ってますよね」「ちょっと8人目のメンバーになった気分で、一緒に楽しめるみたいな。いい経験でした」と驚きの声が上がった。
今回の体験を通じて、「Immersive Zero」は、今後ファンダムを強力に巻き込んでいく、プレミアムなコンテンツとして、さまざまなIPへの展開が期待できると感じた。筆者は「LBEC」発足時の取材記事を書いた際に、流通基盤の整備の次は「コンテンツの拡充」が必要になることを述べた。今回の取材では、会場、設備、システム、コンテンツの“フォーマット”が揃ってきていることが示された。となると、次はいよいよ、IPやクリエイターたちをどのように巻き込んでいくのかが鍵となる。この新しいフォーマットで、どのような体験が生み出されていくのか楽しみだ。



























