『今日好き クライストチャーチ編』最終話 陽キャギャルが「イラつきました」の“フラストレーション告白”でケジメ

『今日好き クライストチャーチ編』最終話

 4月6日よりABEMAにて放送中の恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。クライストチャーチ編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

 以下より、5月4日公開の最終話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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こたろう×はるめ、想像できなかった帰国後の未来 「結果的に告白には行けないです」

 新年度、最初の旅ーー願わくば、幸先のよいスタートを切りたい。番組を見守る視聴者は、そんな気持ちでいっぱいだろう。だが、結果は期待以上。『クライストチャーチ編』最終話のテーマは、未来。メンバー10名の恋が、いろいろな角度から“未来”を感じさせてくれる旅のエンディングとなった。

 まずは、こたろう(桜木琥太郎)×はるめ(伊澤春苺)による“最後のアピールタイム”から。前日の撮影談義に続き、この日は旅で撮ったお気に入りの数枚をプリントしてきたという、こたろう。ヘリコプターを背にしたはるめの姿や、思い出のツーショット。当初はただ、同じ旅をするメンバー同士だったはずなのに、気づけばこの数時間後にはカップル成立の可能性だって……今回の旅で、その関係性が最も大きく動いたペアといえる。

『今日好き クライストチャーチ編』最終話より

 ただ、はるめにはまだ、“未来”が見えていなかった。たしかに、こたろうは会話をしていて最も楽しい相手。しかしながら、恋人同士となる未来を考えたとき、その想像ができなかった。「うれしかったんやけど、結果的に告白には行けないです」と、申し訳なさげに想いを告げる。

『今日好き クライストチャーチ編』最終話より

 はるめの雰囲気からして、こたろうが恋愛対象とまるっきり違う、というのはなさそう。であれば、次回以降の旅でもっと時間をかければ、想像ができるようになるのか? こたろうが動いたのは、2日目。もし初日から相手に恋愛を意識させ、2日目に時間的な意味で“想像の余白”があれば、結果は変わったのか。“たられば”だが、そんなことを考えてしまう。

 この旅を終えたいま、ふたりがそれぞれの場所で、リアルタイムでなにを考えているのかを知りたい。友だち同士から恋愛に発展することは珍しくない。こたろう×はるめにもその可能性はあるといえる。だとすると、お互い考える時間が長ければ長いほど……。もし、ふたりが再会する日が訪れるとしたら、これ以上にうれしいことはない。

とあ、かいとに告白をするのか? 中川大輔「好きにさせるって、こういうことか」

 一方、告白直前まで雲の向こうにあった未来を、自身の手で掴み取ったメンバーがいる。本コラムで何度も名前が登場してきた、かいと(田代魁音)だ。

 前日の“反復横跳びルーム”での抜け出しケーキパーティを終えてもなお、とあ(金沢十亜)の気持ちは迷子とのこと。これを聞いて、かいとがすぐさま「もしいま好きじゃなかったとしても、絶対に好きにさせる自信がある」「僕はとあちゃんのことがいまの時点で大好きだし、これからもっと好きになってくと思う」と返したあたり、こちらも“これから先”が運命の分かれ目となっているようだ。

『今日好き クライストチャーチ編』最終話より

 ただ、ここからのかいとがすごかった。なにやら、ニュージーランドで特殊な花を拾ったという。取り出したのは、特技の折り紙で作った花。後に「トアピー」と名前が決まった、かの有名な歌にもある“世界に一つだけの花”である。この花は、中央の大きな花を囲むように、4つの小さな花がくっついていたのだが、それぞれ第一印象、初めての2ショット、病院での確信、反復横跳びルームでの時間と、すべて彼女と過ごした時間への想いが込められているというのがまたすごい。

 驚くことに、このアピールタイムは放送時間にして、なんと約8分間もの長さ。実際はもっと長かったのだろう。限られた時間内で届けられる、圧倒的な情報量。事前に考えていたとしても、これだけの内容を覚えていられる、とあに対する想いの強さ。まさに、ずっとかいとのターン。スタジオの“恋愛見届け人”たちも、中川大輔が「好きにさせるって、こういうことか」と感服し、大友花恋も「こんな言葉を浴びれる機会は二度とないと思う」と絶賛するほど、とあへの本気を窺い知れる一幕だった。

 結果、とあはかいとに告白。晴れて、カップル成立を果たした! 告白されてすぐ、かいとの方から崩れ落ちるように、満面の笑顔でカノジョの胸に飛び込んでいく。その姿が、“わんこ”のように愛らしさを感じられたり、かと思えば「ありがとう」と優しく呟きながら、とあのほっぺたを両手でむにっとして、相変わらずな王子さまぶりも披露してくれたり。最後には、ふたりして“ギリ日本語?”な言葉で、幸せを分かち合うのだった。

かいと(田代魁音)×とあ(金沢十亜)

 とはいえ、とあは本当に先ほどまで、告白をしないと考えていたという。彼女が選択を変えたのは、かいとからの熱烈なアピールがあったから。これぞ、未来が変わった瞬間。そうした言葉が彼の喜びをさらに加速させ、「あぁ〜かわいい、あかん、だめや」と、糖度マシマシな様子が溢れ出る。

 当初の無愛想に思える表情に始まり、実はとあに見せたいがため、アクロバットを練習していた……という顔面のケガに、こうした最後のやりとりに。あくまでよい意味で、『クライストチャーチ編』は終始、コイツに振り回されてしまった。かいと、おめでとう。

ゆあ、約4年ぶりの「こんちわ」挨拶 「全体的にイラつきました」と“未来”すぎる告白に

『今日好き クライストチャーチ編』最終話より

 加えて、ゆうひ(岩間夕陽)はゆうま(今野優誠)に告白し、カップル成立。モテるのは、サッカーか。あるいは、自分自身かーーの2択で迷っていたりお(酒井理央)は、友だち感が抜けきらないという理由から、残念ながらカップル成立を果たせずに終わった。

ゆうま(今野優誠)×ゆうひ(岩間夕陽)

 ということで、今回の成立カップルは2組。新年度幕開けの『今日好き』は、なんとも幸先のよいスタートである……と、本来ならばここで終わるところを、“未来”つながりでもうひとつ。とあと同じく、かいとに告白した、ゆあ(小林ゆあ)について触れておきたい。

 筆者の覚えている範囲で、大切な告白をまさかの「こんちわ」という挨拶から始めたのは、かつて『卒業編2022』に参加した伝説の“商人”訛りこと、けいと(木下敬斗)以来。そこから「えっと、最初はミステリアスで、変な人だなと思って気になって……」と、導入もなかなかな切れ味ながら、衝撃なのがここから。「隣とか座っても、反応薄いし。全然笑ってくんないし。なんか、テンションが低い。全体的にイラつきました」と、この場面にきて、叩きつけられるシンプルな文句。そんな告白、ある?

 なんたって、この時間はあくまで儀式的なもの。かいとに対して以上に、ゆあが自分自身のケジメをつけるために。「好きです、付き合ってください!」の答えなんて、聞かずともわかっていた。なぜなら、先ほどの“男子から”の最後のアピールタイムに、彼が自分を呼び出さなかったから。それをすべてわかったうえでこの場に立ち、最後に「好きな子と成立したいんだったら、ナヨナヨしいところ直した方がいいですよ!」と、2泊3日でずっと気になっていたことを指摘したのである。転んでも、ただでは起きない女子=小林ゆあ。

『今日好き クライストチャーチ編』最終話より

 もはや告白なのかもわからないが、こんな旅の最後は見たことがない。まさに、“フラストレーション告白”。彼女が見せてくれたのは、これもある意味で“未来”の『今日好き』だったのかもしれない。

 補足しておくと、かいとは口数が少ないぶん、周囲を俯瞰していた。彼曰く、ゆあはどんなにつらい状況でも、周囲の空気を盛り上げるべく動いていたという。そんな彼女の姿は、人として素直に尊敬できたといったかいとの言葉に、なんだかんだで“自身を見てくれていた”と心動かされていた、ゆあ。前述の告白シーンにて、まるで捨て台詞のように「幸せになってください!」と力強くぶつけていたが、その言葉、そっくりそのままお返しします。どうか、幸せになってください。

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