デビュー13年目突入のWEST.がファンに与える安心感と“らしさ” YouTubeに見える“7”である意味

 WEST.が、4月23日でデビュー12周年を迎えた。「“あれ”から、もうそんなに経ったのか……」と感慨深くなっているファンも多いのではないだろうか。わたしも、そのひとりである。

 “あれ”というのは、2013年の大みそかに行われたカウントダウンコンサート。WEST.はもともと4人(中間淳太、桐山照史、重岡大毅、小瀧望)でのデビューが決定していたにも関わらず、メンバーの直談判により、3人(濵田崇裕・神山智洋・藤井流星)を加えた現在の7人体制が実現した。つまり、“7”という数字は、単なるメンバーの数ではなく、彼らの覚悟であり、原点なのだ。そして、その“7”である意味は、彼らの公式YouTubeチャンネルを見るとより鮮明に伝わってくる。

WEST.のYouTubeは「安心して見られる」?  “肯定”で会話が成立するほっこり具合

 まず印象的なのは、関西発グループならではの明るさと親しみやすさだ。これはわたし個人の感覚かもしれないが、“安心して見られるグループ”というものがある。特定のメンバーをひとりにするような雑なイジりがなかったり、笑いのために誰かが傷つくような空気にならなかったり……。WEST.は、まさにそういうグループだと思う。この7人は、本当にすべてにおいてバランスがいい。

 今年公開された動画で例えると、1月29日配信の『【冬はやっぱりこれ】おでんドラフト選手権!!!!!!!』(「!」の数が7個なところもメンバー愛を感じる)なんかは、7人がただただ自分の理想のおでん3種を作るだけの動画なのだが、これがまた面白い。

WEST.【冬はやっぱりこれ】おでんドラフト選手権!!!!!!!

「(ウインナーは)Winnerやもんな!」(桐山)
「ウインナーって、Winnerから来てんねんや」(重岡)
「そやで! 絶対にそうやで」(濵田)
「諸説ありです」(神山)

 と、ウインナーを紹介するだけで、この4段オチ。

 また、メンバーが選んだ具材を紹介するシーンでは、「それ、ええやん!」「分かるわ〜」と自然と共感が重なっていく。否定やマウントではなく、“肯定”で会話が成立していくからこそ、見ていてほっこりする。

 なかでも、とくにほっこりしたのは、小瀧が「おでんのかまぼこは、(ドラマで共演した)草刈正雄さんが好きだから、間違いない」と言ったときに、重岡が「アイデアもエピソードも完璧やん!」と褒め称えたシーン。なんだかんだで最年少にあまあま……というのも、“WEST.あるある”のひとつだ。

メンバー同士の不満解消企画で見せた、“WEST.らしさ”

 また、『【不満解消企画】WEST.裁判所第2弾』もWEST.の良さが全面に出ている企画だ。この企画は、代表者がメンバーへの不満を発表し、その不満が有罪か無罪かを決めていくもの。まず飛び出した重岡から中間への不満が、「携帯がバキバキでも直さない」というのが、「そんなこと?」すぎてじわじわ。あくまで仲の良さが伝わってくるので、「偏見がすごい」「何の迷惑もかけてない」「自分だけの問題なら罪にならない」と、重岡が責められる展開も含めて、安心して爆笑することができる。

WEST.【不満解消企画】WEST.裁判所第2弾!!

 そんな重岡に助け舟を出すために、「中間さん、年々振り覚えが悪い。なんで、そういうことが起こるか? 携帯がバキバキだから」と小瀧が別角度から弁護を展開。この“こじつけ”ともいえる論理の飛躍が、場の空気を和ませるポイントになっていた。

 さらに、藤井が暴露した重岡の「ビビりすぎ」エピソードは、涙が出るほど爆笑してしまった。被告 vs 原告のやり取りも含めて、WEST.らしさが全面に出ているので、ぜひ動画をチェックしてもらいたい。

 WEST.の公式YouTubeチャンネルでは、そんな彼らのパフォーマンス動画も堪能することができる。明るくエネルギッシュな楽曲はもちろん、しっとりと聴かせるバラード、クールなダンスナンバーまで。楽曲ごとに、カメレオンのように表情を変えてくるから、そのギャップにキュンが止まらない。

 デビュー13年目を迎えるWEST.は、いったいどんな進化を遂げるのだろうか。どんな形であれ、7人が一緒に笑っていてくれることを願うばかりである。

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