ブランド初のメタルボディーに140倍望遠カメラ搭載 『Nothing Phone (4a) Pro』はロマンと高級感溢れる名機の予感

Nothingが4月15日に発表した『Nothing Phone (4a) Pro』は、同社のスマートフォンとして初の金属ボディーを搭載した高級感あふれる製品だ。アナログ感あふれる大型円形LEDディスプレイを搭載するなど、他にはない「Notihgらしい」デザインのスマートフォンでもある。製品発表会で実機をじっくりと触ってきたので、その魅力をお届けしよう。

カラバリは3色、ブラック・シルバー・ピンクだ。このうちピンクは、同時に発表された下位モデルの『Nothing Phone (4a)』にもあるNothingで初採用のカラーリングだが、『Nothihg Phone (4a) Pro』は金属ボディーのため、両者で色合いは大きく異なる。

チップセットは『Nothing Phone (4a)』と同じクアルコムのSnapdragon 7s Gen 4を採用、ディスプレイはやや大きい6.83インチで、最大輝度も5000nitsとさらに明るくなっている。タイル状のウィジェットが並ぶホーム画面はAndroid OSを改変したNothing OS 4.1を搭載。グラフィカルなインターフェースで便利かつ楽しくスマートフォンを使用することができるのだ。

バッテリーは5080mAh、50W充電に対応する。本体デザインは金属ものボディーのためアップルのiPhoneなどと同様、エッジを立てたシャープな形状になっている。右側面にはボリュームと電源ボタン、左側面にはAIツールEssential Space用のEssential Keyを搭載する。

モノクロドットディスプレイで通知を楽しく表示
背面のカメラ周りは賑やかなデザインになっている。まずカメラは5000万画素の広角、5000万画素の3.5倍望遠、800万画素の超広角の3つを搭載する。このうち望遠カメラはペリスコープ方式を採用している。さらにカメラの横には円形のディスプレイを搭載。これは137個のモノクロLEDで構成されたマトリックス状のLEDパネル「Glyph Matrix」である。

Glyph Matrixは通知をよりグラフィカルに表示できる。モノクロながらも背面カメラを使うときに自撮りのプレビュー画面として使うことも可能だ(ドットが荒いので顔の雰囲気程度しかわらかないが)。また簡単なアプリ「Glyph Toys」を動かすことも可能で、『Notihng Phone (4a) Pro』にはあらかじめ「デジタル時計」「バッテリー残量」「日時計」「月の位相」がインストールされている。

これらのアプリを表示してみると、昭和時代のゲーム機のようなレトロ感あふれる雰囲気を出してくれる。しかもそれでいて実用性もあるのだ。このあたりは遊び心を感じさせてくれる、楽しい演出だ。なおこのGlyph Matrixはすでに販売中のハイエンドモデル『Notihng Phone (3)』にも搭載されているが、『Nothing Phone (4a) Pro』ではディスプレイのサイズが一回り大きくなっている。

ゲームも簡単に自作できるAI機能
『Nothing Phone (4a) Pro』及び『Nothing Phone (4a) 』ではミニプログラムとしてホーム画面に配置できるウィジェットを簡単に作ることができるようになった。しかも自然な言語で、画面に自分の希望する機能を書くだけで手軽にウィジェットを作成できるのだ。こちらの画面では花粉症を気にするユーザーが、毎日の花粉症の飛来情報を表示するウィジェットを作っている画面だ。プログラムコードなどを書かずに、文章だけを記入している。

実際に完成したウィジェットがこちらだ。気象庁などの花粉情報をホーム画面で見やすいようにできるわけである。ウイジェットはこのように情報表示関連に加え、簡単なゲームも作ることができる。

さらに作成したウィジェットはNothingのコミュニティーで共有できる。自分で作ったウィジェットを公開したり、他の人のウィジェットをダウンロードして使うことができるのだ。ユーザー同士で見た目や性能強化について話し合うなど、より完成度の高いウィジェットを共同で作ることも可能になるだろう。

このウィジェット作成機能はNothingのスマートフォンが提供する「Essential AI」のひとつの機能で、PlaygroundからEssential Apps生成で作成することができる。スマートフォン向けAI機能としても、他社にはない最新の機能と言える。他にも複数のソースから情報を横断検索できるEssential Searchや、検索結果をパーソナライズするEssential MemoryといったAI機能も利用できる。

そして2025年発売の『Nothing Phone (3a)』で初めて搭載されたEssential Spaceももちろん利用できる。これは側面のEssential Keyからスクリーンショットや音声メモなどを一括して記録し、AIが内容を解析してまとめて管理・検索できる「情報ハブ」だ。散在しがちな素材を一カ所に集約し、自動分類や要点抽出、予定化などを行うことで、あとから必要な情報に素早くたどり着けるようにする、記憶支援のAIツールである。

140倍撮影対応の高性能なカメラ
『Nothing Phone (4a) Pro』はソニー製の高画質なカメラセンサーを搭載しており、画質に関してはフラッグシップモデルクラスの性能を有している。特に3.5倍望遠はプリズムを使用するペリスコープ方式の採用で、数倍程度はもちろんのこと、最大140倍のデジタルズームにも対応する。

カメラの画面はモードの数も少なく、使い方は簡単だ。最近のスマートフォンの多くが高性能なカメラを搭載しながら、カメラのメニューを複雑化させているが、『Notihng Phone (4a) Pro』のカメラは誰でも簡単に高画質な写真や動画を撮影できるのだ。

『Nothing Phone (4a)』では70倍までのデジタルズームは『Nothing Phone (4a) Pro』では140倍にまで対応。実際に撮影してみると、SNSで共有する分には十分見ることのできる絵が撮れた。さすがにPC画面で拡大すると粗さも目立つが、日常的な利用では十分過ぎる性能と言えるだろう。

ワンランク上のデザインスマホ
『Nothing Phone (4a) Pro』と姉妹機である『Nothing Phone (4a)』は、どちらも特徴的な背面デザインを採用し、最新のAI機能も搭載している。『Nothing Phone (4a) Pro』のカメラは高倍率望遠を実現している点も大きな魅力だ。価格はメモリー12GBにストレージ256GBの仕様で79,800円。『Nothing Phone (4a) Pro』はスマートフォンにデザインを求めつつ、機能も欲しいという人向けの、いわば「欲張ったモデル」といえるだろう。


























