まるで専属通訳がいるかの如し 対面翻訳デバイスの最終兵器、iFLYTEK『デュアルスクリーンAI翻訳機』ついに降臨

対面翻訳デバイスの最終兵器

 テクノロジーの進化がもたらした恩恵のひとつが、翻訳への柔軟なアプローチだ。無料で使えるスマホのアプリだけでも、海外旅行では十分すぎるほどの翻訳性能を提供していることに異論はないだろう。

 さらに専門的な翻訳機・翻訳デバイスともなれば、翻訳の精度、リアルタイムな字幕表示、対応言語の数、オフラインでの翻訳など、よりプロフェッショナルな機能が備わっている。スピード感と精度が求められるビジネスの現場では、いずれもありがたい機能だ。

 そんな翻訳機において業界をリードしているのが、中国を拠点としているiFLYTEKだ。AIと音声認識において高い技術を持つ同社が送り出した、画期的なガジェット『デュアルスクリーンAI翻訳機』を紹介しよう。

予想外だが実用性抜群の2画面ギミック

対面翻訳ガジェット

 『デュアルスクリーンAI翻訳機』は、一見するとスマホと見紛うシンプルなデザインをしている。しかし、背面を見ればその特徴をご理解いただけるはず。

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 そう、背面にもディスプレイが備わっているのだ。しかし面白いのはこれだけではない。

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 本体の右側面には、電源ボタンと即座に翻訳を始められるボタンが備わっている。

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 左側面には音量ボタンと、もうひとつ丸いボタンが見える。この丸いボタンを押すと……。

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 先述した背面ディスプレイがぐるっと展開。この『デュアルスクリーンAI翻訳機』は、対面で使う際に自分と相手の双方がディスプレイを視認できるデザインとなっているのだ。ディスプレイの大きさはメインが5.48インチ、背面ディスプレイが2.78インチとなっている。

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 真横から見るとこのようになっている。背面のディスプレイは120度の角度で展開し、机に置いた際も相手から画面が見やすい設計になっている。

お互いの見たい言葉が自然に飛び込んでくる

 折りたたみスマホを思わせるようなギミックが印象的だが、この2画面デザインは運用上どんなメリットがあるのか。実際に使いながらみていこう。

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 まずは立ち話での対面シーンを考えてみよう。写真のように話し手は母語(この場合は日本語)で質問をしたとする。すると背面のディスプレイには翻訳したい言語(この場合は中国語)が表示されている。スマホでの翻訳アプリなどはひとつのディスプレイを相手と共有したり、翻訳した画面を相手に見せつける必要があったが、その必要がなくなるのだ。

 実際に試してみると、常に画面が同じ位置にあるためコミュニケーションがより円滑になった印象だ。こちらは音声翻訳という機能を使っており、アプリのボタンを押し続けることで音声が認識される。自分のターン、相手のターンと交互に会話がすすむ形だ。

対面翻訳ガジェット

 次は会議や打ち合わせなど、デスクに座って使うシーンを考えてみよう。こちらはより直感的で、『デュアルスクリーンAI翻訳機』が通訳者のように二者間をとりもつようなイメージになる。

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 ちなみに、相手側からは背面ディスプレイがこのように見えている。コントラストもはっきりしており、小さめのディスプレイとはいえ読みにくいとは感じない。また、翻訳された文章はログとして残るため、記事作成や議事録のために振り返ることも可能だ。

 ここまではメインの機能である音声翻訳を試してきたが、デュアルスクリーンAI翻訳機』は他にも様々な翻訳機能を有している。

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 会話翻訳、同時通訳、同時字幕、通話翻訳、グループ翻訳、それからカメラを使った写真翻訳。これらのうち、個人的に使いやすかったのが同時通訳だ。

 同時通訳を選ぶと録音がスタート。以降はボタンを押すことなく、認識された音声がリアルタイムで文字起こし→翻訳へと、自動的に進んでいく。この機能は背面ディスプレイに文字が出ることはないが、音声翻訳と違ってボタンを押す必要がないのは便利だった。例えるなら「文字起こしができるボイスレコーダー」として本機を使うようなイメージだ。

 また、会話翻訳ならばボタンを押すことなく背面ディスプレイに字幕を表示させられる。こちらは録音やログなどは残らないが、デフォルトである音声翻訳よりもテキパキとコミュニケーションができるだろう。まさに通訳者的な使い方となる。

 この他にも、PCと連携して字幕を表示させる同時字幕、スマホとワイヤレス接続して通話内容を字幕表示させる通話翻訳、最大5言語・30人の同時翻訳が可能なグループ翻訳など、『デュアルスクリーンAI翻訳機』はバリエーション豊かな翻訳機能を有する。

 さらに同機はnano-SIMに対応しており、Wi-Fiやテザリング環境がなくとも単体でネットワークに繋いで利用できる(通話翻訳はスマホと翻訳機とブルートゥースで繋ぐと、かかってきた電話の音声が自動的に翻訳した音声になる)。オンライン環境であれば最大85の言語に対応しているが、あらかじめ言語パックをダウンロードしておけばオフライン環境でも最大17の言語の翻訳が可能だ。

字幕を見る・見せることに特化した翻訳機

 最後にスペック的な部分をまとめると、バッテリーは2,750mAhでUSB-CによるPD急速充電に対応。モバイルバッテリーなどがあれば、出先でもとっさの充電でフォローできる。ストレージは128GB、メモリは8GB。5基のマイクアレイとノイズキャンセリングに対応している。

 ディスプレイという対面コミュニケーションの物理的な障壁を、2画面デザインで解決した『デュアルスクリーンAI翻訳機』。まさに「デジタルな通訳者がその場にいる」ような安心感を与えてくれる。スマホを使わずに済むというのも専用機ならではの利点で、SIM対応によりネットワークを安定させられるのも嬉しい。

 ただ翻訳するのではなく、一歩踏み込んでコミュニケーションそのものの質を向上させたい人にこそ、『デュアルスクリーンAI翻訳機』は心強い相棒となるだろう。そしてこのニーズは多くのビジネスパーソンにマッチしている。画面の差し出しが不要というスマートさは、言語が異なる相手方にとっても心地よい会話体験となるはずだ。

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