フォロワー80万人の大学生クリエイター・キドウ直伝! Apple Intelligenceをフル活用する「テスト対策術」【Today at Apple レポート】

大学生クリエイター・キドウ直伝!

 「テスト勉強をもっと効率よく終わらせたい……」そんな学生の願いに応えるToday at AppleワークショップがApple 表参道で開催された。Today at Appleとは、Appleが世界中の直営Apple Storeで毎日無料で開催している体験型セッション。Apple製品の使い方を基礎から学べるものから、クリエイティブなスキルを磨く上級者向けの内容まで、幅広い内容が用意されている。

 今回のセッションに講師として登壇したのは、勉強や日常のVlogで人気を集める大学3年生のクリエイター・キドウさん。SNS総フォロワー数は80万人、動画の累計再生回数は3億回以上。2024年は個人や企業のSNSサポートに取り組むため大学を休学していたが、この春から大学生活を再開し、自らの事業立ち上げの準備も進めているという。

 かつて「24時間連続勉強」という過酷な企画を完走したことでも知られるキドウさん。今回のワークショップでは、AppleのAIシステム「Apple Intelligence」とMac、iPhoneを活用した「キドウ流」 の勉強ハックを紹介してくれた。

原動力は「知らないのが許せない」という好奇心

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今回登壇したキドウさん。3月発売の新製品『MacBook Neo』『iPhone 17e』を持ってもらった

 大学では商学部に在籍し、経営、経済、貿易、マーケティングなどを広く学んでいるキドウさん。彼がここまで勉強や発信に打ち込める理由は、意外なほどシンプルだ。

 「他の人が知っていること・できることを、自分が知らない・できない状態がすごく許せないんです」

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 この 「知りたい」という純粋な好奇心が、商学部で経営やマーケティングを幅広く学ぶ原動力になっている。

 そんなキドウさんにとって、Apple製品は単なるガジェットではなく、学びの効率を高めるための 「パートナー」 だ。普段からiPhone、iPad、MacBookの3台を状況に応じて使い分けているという。

 たとえばiPhoneは、通学中などにふと思いついたアイデアをすぐに書き留めるための入力デバイスとして活用。iPadは、大学の授業で配られる紙の資料をもとに、内容を書き加えたり補足したりする「ノート」の役割を担う。そしてMacBookは、レポートや資料作成など、ゼロから何かを作り上げる際のメインマシンだ。

 こうした役割分担によって、思いついたアイデアをすぐに記録し、授業の内容を整理し、最終的なアウトプットへとつなげていく。デバイスごとの特徴を活かした使い分けが、キドウさんの学びのスタイルを支えている。

紙の資料をデジタル化し、Apple Intelligenceで「予想問題」に

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 ここからワークショップはいよいよ実践パートへ。参加者たちも実際にiPhoneやMacを手に取りながら、キドウさんの解説に合わせて作業を進めていく。

 大学の講義では、紙のプリントが配られることも多い。キドウさんは、こうした資料を手入力するような作業には時間を使わない。

 まずiPhoneのカメラで資料を読み取り、テキストを抽出できる「ライブテキスト」を活用。そのままコピーした内容を「ユニバーサルクリップボード」でMacに転送し、メモアプリに貼り付ける。

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 ここからがキドウ流の本領だ。Macのメモアプリに取り込んだテキストを、Apple Intelligenceでテスト対策用に整えていく。まず「構成」機能を使うと、誤字脱字や文章の違和感をAIが自動で修正。さらに「プロフェッショナル」モードを使えば、ラフに書いたノートでも読みやすい形に整えてくれる。

 そして記述ツールに「穴埋め問題にして」といったカスタム指示を入力すると、ノートの内容をそのまま自分専用の問題集へと変換できるという。「学部や授業のテスト形式に合わせて形を変えられるのがApple Intelligenceの強み」とキドウさんは話す。

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早速発売したばかりの『MacBook Neo』で作業する参加者も!

 実際に画面上でノートが問題形式に変換されていく様子を見て、参加者からは驚きの声があがっていた。「AI」と聞くと小難しく感じるかもしれないが、決して特別なものではなく、日常的な学習ツールとしても使える段階に来ていることを多くの方が実感した瞬間だったのではないだろうか。

 ちなみにキドウさんは、自宅にWi-Fi環境がなく、普段からiPhoneのテザリングでMacをネット接続しているという。徹底したモバイル環境で作業しているというエピソードも印象的だった。

録音とミラーリングで、勉強の集中力を高める

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 テスト前には友人と勉強会を開くことも多いという。そんな場面でも、Appleの機能を活用している。友人の説明をメモアプリの「オーディオ録音」で記録し、そのまま文字起こし。さらにAIで内容を要約することで、あとから復習しやすい形にまとめているそうだ。

 「勉強は覚えるより理解することが大事。言葉にして説明すると理解が深まる」とキドウさん。インプットとアウトプットを同時に行うことがポイントだという。

 会場では、隣同士で画面を見せ合いながら操作を確認する参加者の姿も見られた。実際の勉強会のように、互いに内容を確かめ合いながら作業を進める様子が印象的だった。

 もうひとつ活用しているのが「iPhoneミラーリング」だ。Mac上からiPhoneを操作できるこの機能を使うことで、iPhoneを手に取る必要がなくなる。

 「スマホを触ると、気づいたら2〜3時間SNSを見てしまうんです。Mac上で通知確認やSNSチェックを済ませるようにして、集中力を保つようにしています」

テクノロジーで効率化し、学びの時間を増やす

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 ワークショップ中のQ&Aセッションでは、学生から「早起きのコツ」を尋ねる質問も寄せられた。キドウさんの答えは意外にもシンプルだ。

「アナログ時計を、わざと起き上がらないと止められない場所に置くんです」

 イベント後に行われた囲み取材では、この話を受けて、あえてアナログな方法を取り入れている理由についても質問が及んだ。キドウさんによると、一日のタスク管理は紙の付箋で行っているという。

 「デバイスを開くと、ついSNSを見てしまう。自分の弱さが分かっているからこそ、誘惑を断ち切るために紙に書くようにしています」

 また、学生におすすめのデバイスについて聞かれた際には「僕にとっても『MacBook Pro』はオーバースペックなくらい」としたうえで、「バランスのいい『MacBook Air』と、ノート代わりに使える『iPad mini』の組み合わせが勉強には最強」と話した。

 今回のワークショップでキドウさんが繰り返し語っていたのは、テクノロジーを“魔法”のように捉えるのではなく、自分の学び方に合わせて使いこなすことの大切さだ。

 Apple Intelligenceでノート整理や問題作成を効率化する一方、タスク管理は紙の付箋、早起きにはアナログ時計といったシンプルな方法も取り入れる。デジタルとアナログを状況に応じて使い分けることが、結果的に学びの時間を最大化するという、デジタル時代におけるデバイスとのちょうど良い付き合い方を示してくれた。

 自分の弱さを認め、それに合わせてツールの使い方を工夫するところがキドウさんらしい。今回のワークショップも、そんな彼の等身大の考え方が自然と伝わる会だった。最新のテクノロジーとシンプルな工夫を無理なく組み合わせる姿勢に、会場の学生たちも共感している様子だった。

 なお、Appleでは4月8日までの期間限定で、学生・教職員向けの「新学期を始めよう」キャンペーンを実施中。対象のMacやiPadを学生・教職員価格で購入するとApple Gift Cardが付与され、アクセサリやアプリの購入などに利用できる。

 この取り組みに関連し、Apple Storeでは2月から学生クリエイターが講師を務めるワークショップが連続で開催されている。次回の4月2日には、Apple 丸の内で、旅するクリエイター・KEIさんが講師を務める「フリーボード」をテーマにしたワークショップが予定されている。参加したい方は、Apple公式サイトから予約を。

『MacBook Neo』先行レビュー:10万円で買える新Macの「実力」と「弱点」 実機を触ってわかった “ピッタリな人” とは

10万円の低価格で日常用途に十分な性能。Mac初心者やWindowsからの乗り換えに最適なエントリーモデル。

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