『Weekly Virtual News』(2026年1月14日号)
年末年始のVTuber/XR業界はどうだった? 穏当ながらトピックスは豊富な1週間

業界変動や新展開がありつつも、穏やかなVTuber業界
年末年始のVTuber/XR業界は、比較的穏当だった印象だ。とはいえあくまで“比較的”である。2018年から続く事務所・Re:AcTでは代表の退任と交代が発表され、一度は名義を失いながらも2019年から活動を続けているChumuNoteは再び独立し、自ら事務所を立ち上げるべく動き出した。
そして、VRゲーム企業のMyDearestと、XR関連メディアおよびXR業界カンファレンスなどを手がけてきたMoguraの経営統合は、XR業界を長く見てきた人を驚かせただろう。MyDearestを存続会社とする吸収合併方式なので、国内トップレベルのVRゲーム企業のもとに、国内の代表的XRメディアが合流する形となると見られる。業界全体で見ても、大きな転換点と言えそうだ。
【お知らせ】MyDearest株式会社と株式会社Moguraは2026年1月末の経営統合に向け合意いたしました。詳細は以下よりご確認ください。https://t.co/M57CboISpU pic.twitter.com/8rqJdPyPYt
— MyDearest公式@VRゲームスタジオ (@MyDearestVR_JP) December 26, 2025
天音かなたが巣立っていったホロライブでは、年末に公式スマートフォンゲーム『hololive Dreams』が本格始動した。ホロライブ所属タレントが出演し、その楽曲でプレイできる音楽ゲームになるようで、タレントかつIPを志向するホロライブにとっては、トレーディングカードゲームと並ぶ一つの到達点だろう。
◤◢◤ 🏰情報解禁SPまとめPV 🎶◢◤◢
本日解禁されたホロドリ情報がまるっと分かるPVを公開🙌
続報は #hololivefesEXPO26 のホロライブドリームス番組等にて解禁予定🎉
お見逃しなく👀#ホロドリ pic.twitter.com/7dBxe27n7o— ホロライブドリームス【ホロドリ】 (@hololive_dreams) January 8, 2026
そして、4年ぶりに復帰したにじさんじの鈴原るるは、早くも彼女の代表的スタイルのひとつである長時間ゲーム配信を連続で実施している。復帰前と変わらないブレない姿は、2026年に入ってからも続いており、ある意味で日常となりつつある光景を前に「4年ぶりに帰ってきた」のだとしみじみ感じる。こうした事例が、今年はどれだけ増えるだろうか。
『VRChat』は最多同接を記録 RIOT MUSICのスタジオワールドも本格始動
2025年も着実にユーザーを増やし、運営サイドの日本市場とコミュニティへの注目も高まった『VRChat』。その年末年始は、例年通り多くの人で賑わった。
最大同時接続数は、アメリカ側のピークタイムでおよそ15万人を記録。昨年の年末年始に打ち立てた最高記録を見事に更新した。日本側の年越しも多くの人がログインし、筆者の観測範囲では、瞬間的と思われるが3.5万人近くの人が同時接続するワールドも現れていた。その他のワールドにも数千人集まっていたようで、年始からこの世界の広がりをひしひしと感じさせられた。
Happy New Year, MT!
Our new CCU ATH is 148,886, set during US CT (UTC-6)!
Fully stable throughout. Big kudos to my #VRChat teammates & our service providers.
Stick around for PT NYE! https://t.co/ZVUOJEgzSW
— tupper (@dtupper) January 1, 2026
年が明けてからは、バーチャルアーティスト事務所・RIOT MUSIC内レーベルの「無原唱レコード」の公式ワールド「誰でもお気軽配信ワールド AdHoc -アドホック-」が本格的に動き出した。1月10日には、こけら落とし公演『はじめのるつぼ』が開催。「無原唱レコード」所属アーティストのほか、『VRChat』で活躍するアーティストたちが招かれた、さながら小規模なサーキットフェスのようなイベントだ。
【📣いよいよ明日!10日22時より開催】
#AdHocる #アドホックVRCRIOTMUSICが運営するVRCワールド
AdHoc -アドホック- プレオープンイベント
「はじめのるつぼ」が開催!【VRCグループはこちら!】https://t.co/PfOyXaUmKv
【公式ディスコードサーバーはこちら!】https://t.co/yBVoOmyKLn pic.twitter.com/prqiT0JMrK
— 無原唱レコード (@Mugensho_RM) January 9, 2026
このワールドは、『VRChat』の機能であるカメラに対し、自動で複数スイッチングする映像を流し込むギミックが搭載されたスタジオであり、一人で手ぶらで訪れても、撮影スタッフがついているような配信映像を作り出すことができる。そのユースケースの一つが音楽アーティストによるパフォーマンスである。
この機能を早速活かし、『VRChat』現地だけでなく、RIOT MUSIC公式YouTubeでもライブの様子が配信されている。そちらを見れば、このワールドの実力はよく理解できるだろう。筆者も現地で観覧していたが、バーチャルアーティスト/VTuberが“人前で”歌う機会を手軽に生み出せるポテンシャルを早速感じ取ることができた。今後の展開が楽しみな場の一つだ。
























