デジタルとリアルの自己表現における境界が曖昧に? Robloxが年次レポート「2025 Roblox Replay」を公開

Robloxの年次レポート2025年版が公開

 オンラインゲーミングプラットフォームのRobloxが2025年におけるユーザーの行動や自己表現の傾向をまとめた年次レポート「2025 Roblox Replay」を発表した。

 今回のレポートでは、デジタルとリアルにおける自己表現の境界が曖昧になっている点や、世界のカルチャーが反映される場所であることがわかった。

 調査対象のZ世代ユーザーの70%がブランドのデジタルファッションを着用し、64%が「現実世界でそのブランドを検討する可能性が高まった」と回答している。88%が実際の衣料品を購入する前にデジタル上で試すと回答した。また、87%のユーザーが「アバターでスタイルを試すことで、現実でも自己表現しやすくなった」と回答した。

アバターに関するアンケート結果

 検索された内容としては、特定のタイトル名よりも「ホラー」などのジャンルやテーマで検索されるケースが多いようだ。

2025年日本で最も検索された内容

 日本独自の要素としては、「ひみつのおるすばん(Secret Staycation)」のように、日本の生活感や世界観を反映した体験が検索される傾向が挙げられる。

日本の人気検索ワード

 また、日本ユーザーならではの遊び方や言葉遣いが検索ワードとして定着していることから、こうしたローカルカルチャーを反映した体験の広がりは、日本の若年層クリエイターによる創作活動によって支えられており、Robloxが創作・発信の場として国内でも定着しつつある。

 またRobloxの検索動向はSNSのミームやグローバルにおける話題と連動しており、「67(six seven)」や「KPop Demon Hunters」の公開時には、年間でも特に大きな検索数の増加が確認された。

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