ブランド初となるローラーモップを搭載 8cmの段差を乗り越えるロボット掃除機『Aqua10 Ultra Roller』の実力
中国のメーカーDreame(ドリーミー)より、新型ロボット掃除機『Aqua10 Ultra Roller』が登場。(参考価格24万9800円・11月7日よりGREEN FUNDINGで販売)。Dreameは世界5位のロボット掃除機メーカーで、ヨーロッパ市場ではトップシェアを誇る。日本市場にも2023年より進出している。
Dreame初となるローラーモップを採用
今回登場した『Aqua10 Ultra Roller』はフラグシップモデルで、さまざまな新機能を搭載している。その最も大きなポイントが、Dreameのロボット掃除機で初めて縦回転する筒状のローラーモップ「AquaRoll」を採用したことだ。このローラーモップは、ルンバやAnker、ECOVACSなど、多くのメーカーのフラッグシップモデルで採用されている水拭き機構だ。
縦回転するため、ローラーモップの上半分が本体内に収納されたときに、汚れや汚れた水を除去して新しいきれいな水でモップを湿らせることができる。このため、常にモップがきれいな状態で床を水拭きできるのが特長だ。
さらに長さ26cmのローラーモップは壁際を掃除するときに本体から約4cmほど露出してギリギリまで拭き掃除できる仕組みだ。水拭きするときは9~11Nの圧力でローラーモップを床に押しつけてこすり洗いができる。
カーペットを検知すると「AutoSealローラーガード」が自動的にローラーを覆って密閉するため、カーペットを濡らしてしまうことがない。
レーダーとHDカメラでマッピングして障害物を回避
続いてロボット掃除機の機能・性能について具体的に見ていこう。本体サイズは幅約35×奥行き35×高さ12cm。狭い場所に侵入するときはLDSセンサーが収納できる仕組みとなっており、その場合は高さ9.8cmになる。
ナビゲーションシステムには「VersaLift LDS」を採用し、すばやく室内のマッピングが可能。さらに本体前面の2つのHD AIカメラが、1mmの精度でケーブルやスリッパ、おもちゃなど240以上の障害物を検知して回避できるAstroVisionシステムを採用している。実際の走行デモンストレーションでは、折りたたみ傘やカップ麺、ゴミ箱などをしっかり回避。すばやく動くシーンが見られた。
走行機能で面白いのが、段差を乗り越えられる「ProLeap システム」を内蔵していることだ。段差を検出すると格納式レッグが本体前側を持ち上げて乗り越える仕組み。「Aqua10 Ultra Roller」では4cm+4cmで最大8cmの段差を乗り越えることができる(1段の場合は最大4.2cm)。古い住宅で障子や襖などの敷居などもスムーズに乗り越えることが可能だ。
そして、肝心の吸引力は「TurboForceモーター」の搭載により、業界トップクラスとなる最大30000Paを実現しており、強力に吸引できる。
メンテナンスフリーで使える
『Aqua10 Ultra Roller』は、自動ゴミ収集や、浄水タンク、汚水タンクを備え、ローラーモップの洗浄もできるベースステーションを備えている。床拭き用のローラーモップは掃除が終わってベースステーションに戻ると約100℃のお湯による熱洗浄が行われる仕組み。汚れや臭いをこすり落とし、洗浄したあと、70℃の熱風と60℃の加熱バーの組み合わせで乾燥させるThermoHubセルフクリーニング技術を搭載しており、ローラーモップを常にふわふわで清潔な状態に保つことができる。
また、自動収集したゴミはダストバックの中で50℃の熱風で乾燥する仕組み。ダストバックの中のゴミから悪臭がしたり、虫の発生などを抑えながら、約100日分ためることが可能。この間は、浄水の補充と汚水の処分のみでほぼメンテナンスフリーで使える。
スマホアプリでペットの行動記録も可能。
ちょっと面白いのが本体前方に搭載する2つのHDカメラでペットの日常を記録できること。アプリでは基本的なマップの設定や掃除レベルのチューニング、スケジュール設定などができる。スマートホーム向けの共通プロトコルである「Matter」にも対応しているので、Amazon Echoや、Apple Watchを初めとするさまざまなスマートホーム機器と連動して操作ができる。
ペットが活動するエリアをより重点的に掃除ができるほか、不在時などにペットの様子を写真に撮ってくれる「ペット探索モード」などを用意するのも面白い。
段差対応と強力な拭き掃除機能が魅力
『Aqua10 Ultra Roller』の魅力は、ローラーモップによる強力な拭き掃除機能と、最大8cmの段差を超える走行性能だ。和室などがわずかに高くなっているような日本家屋でも、しっかり掃除できる。
さらに円形の水拭きパッドと異なり、円筒タイプのローラーモップは常時洗浄できるため、いちいちモップの洗浄の度にステーションに戻ることがなく、効率的に掃除ができる。カーペットなどを掃除するときにも、しっかりカバーするため、カーペットが濡れたり、汚れたりする心配がない。
それらの魅力的な機能に加えて優秀なナビ機能や強力な吸引性能を備えた『Aqua10 Ultra Roller』は、多くのメーカーのロボット掃除機の中でも、競争力のあるモデルだといえる。そんな最新フラグシップモデルが、11月7日より、GREEN FUNDINGでクラウドファンディングでは最大40%オフの14万9800円で購入できるので注目したい。
製品仕様
・製品名:Dreame Aqua10 Ultra Roller
・本体サイズ:幅約35×奥行き35×高さ9.8/12cm
・本体重量:約5.8kg
・ステーションサイズ:幅約42×奥行き44×高さ50.5cm
・ステーション重量:約11.1kg
・乗り越え段差:約8.0cm (二段) 約4.2cm (単段)
・ナビゲーション:VersaLift LDS
・メインブラシ:HyperStream デタングリング・デュオブラシ
・障害物回避・AIカメラ2基+3D構造光+LEDライト
・最大吸引力 (Pa)・30,000Pa
・バッテリー容量 (mAh):6,400mAh
・ダストボックス容量:220ml
・本体浄水/汚水ボックス容量:100ml/140ml
・ステーション浄水タンク/汚水タンク容量:4L/3.5Lhttps://www.dreametech.jp/products/aqua10-ultra-roller-black