Revol&Eugeoが語り合う、『LTK』の“裏側” オフラインで助けられたソニー『INZONE』の魅力と、“岩ガリオ”のワケ

オフラインで使って驚いたソニー『INZONE』製品の実力
ーーそれでいうと、今回の『LTK』で使用されたソニー『INZONE H9Ⅱ』『INZONE E9』の組み合わせはかなり良かったみたいですね。お二人は、オフラインでプレイするときにどんな性能を重要視していますか?
Eugeo:今回はホワイトノイズの音も最小限で、めちゃくちゃ良かったですね。ボイスチャットもクリアに聴こえましたし、それでいて着け心地がすごく良くって。僕は結構遮音性を重視するタイプで、普段からイヤホンとヘッドホンを色々試しているんですが、物によっては長時間着けていると耳が痛くなっちゃうんですよ。ヘッドホンなら締め付けが強かったり、耳掛けタイプのイヤホンで耳が痛くなったり……。今回はそういうことがなかったので、すごく良かったですね。
Revol:そう、実況・解説も同じです。5試合目とかまで行くともう耳が痛いんですよね(笑)。
Eugeo:普段使っているのはノイズキャンセリング機能がついていないもので、この締め付け(側圧)で遮音性を高めるタイプなので、どうしても4試合目、5試合目になってくると頭が痛くなってきて。プロ時代も「これ集中できるかなあ」と思いながらやってる時がありましたね。
Revol:僕も同じく遮音性はやっぱり大事だと思っています。観客が盛り上がれば盛り上がるほど声量も大きくなってくるので、音がかき消されちゃうのではないかとヒヤヒヤします(笑)。あとは、ゲーム音とボイスチャットのバランスをコントロールできると、普段通りの環境を再現しやすいので助かりますね。
Eugeo:あ、それでいうと『INZONE E9』がめちゃくちゃ良かったです。耳にフックを引っかけて安定させるタイプのイヤホンなんですけど、このフック部分がすごく合わせやすくて。僕が使ったことのある製品はこの部分が硬かったんですが、これは柔らかくて負担も少ないなと。
——実は、開発の際にその点はプロ選手の方からもヒアリングして、意識されていたみたいです。「メガネと一緒に着けても痛くならないように」「長時間使っても疲れないように」といった要望に応えて、今の柔らかさになったとのことです。それこそ、『LTK』のようにオフライン会場で使うことも想定して、イヤホンとヘッドセットを同時に着けたときに干渉しないように調整もされているらしいですよ。
Eugeo:もはや意味がわからないぐらいですね、イヤホンとヘッドセットを同時に着ける状況まで、普通想定しないでしょ(笑)。いやー、これはお見事ですよ。マジで痛くなくて、全然耳の負担がなかったので。
——少し思い出語りっぽくなるんですが、『LoL』の日本サーバーや『LJL』が始まる前の、NA(北米)サーバー時代から『LoL』をプレイしたり『JCG』の大会を観戦したりしてきた身としては「とうとうソニーが協賛してくれるまでになったのか」という感慨深い気持ちもありまして。しかも、ガチガチのeスポーツ仕様の製品を本気で開発してくれているわけじゃないですか。
Revol:そうですよねえ……。やっぱり、先ほどの話を聞いて僕もびっくりしたんですが、イヤホンとヘッドホンを両方使う想定で作られているというのが、ちゃんとeスポーツ文化のことをリサーチしてきてくれている何よりの証拠だと思って。そこまでこだわった製品を作っていて、そんなブランドが『LJL』に協賛してくださるのはめちゃくちゃありがたいですよ。僕らも、リーグを盛り上げるために色んな試行錯誤をずっと続けてきましたからね。感慨深い、という言葉がまさにピッタリです。
Eugeo:もちろんどんな企業であっても、協賛してくださるのはすごく嬉しいですよ。それは前提ですが、それでもやっぱりソニーみたいな「世界中の人が知っている企業」が『LJL』をサポートしてくれてるんだ、って思うと「すげえ!」ってなりますよね。
普段使いにも最適な『INZONE H9Ⅱ』&『INZONE E9』
——ちなみに、遮音性の部分以外で「音質」はどうでしたか? eスポーツ向けの調整がされている製品なので、音の聴こえやすさがどうゲームプレイに影響を及ぼすか、おふたりの考えを伺ってみたいです。
Eugeo:『LoL』って、他のFPSタイトルと比べて「足音」みたいな要素がないので、重要視されないこともあると思うんです。でも、僕が特殊なのか分からないんですけど、『LoL』では音で色んなことを判断していて。たとえばアーリの「チャーム」とか、先ほど話に挙げたレク=サイの「ヴォイドラッシュ」もそうですね。
Revol:僕が普段使っているヘッドホンは、元はフラットな調整がされているので「フラッシュ」音などがあまり目立たないんですよ。だけど、『INZONE H9Ⅱ』はスキルで使われる音域を強調してくれているのか、すごく分かりやすいなと思いましたね。音が埋もれないことって、かなりゲームにおいて重要なので、向いているなと。
Eugeo:うわー、家でも使ってみよう。
Revol:うん、聴き比べると面白いですよ。すごく差を感じられると思います。
——そういえば、Revolさんは音楽好きでもいらっしゃいますよね。『INZONE H9Ⅱ』は、ソニーのオーディオ用フラッグシップ『WH-1000XM6』と同じドライバーを使っているので、そもそもベースの音質がめちゃくちゃ良いというのも魅力の一つになっています。普段使い用のヘッドホンとしてはどう評価しますか?
Revol:まず、これは音質とは別ですが、ノイズキャンセリング機能は素直に嬉しいですね。ヘッドホンで音楽を聴くとき、特に夏場はクーラーの音が気になるので音量を上げがちなんですよ。ただ、そうすると結構な大音量にしないといけないので、長時間の使用はやっぱり疲れてしまって。その点、ノイキャンがあるとクーラー音を気にせずにいられるので、音量を上げずに済んで嬉しいです。
あと、音の分離感もすごくて。特にロックなんかは聴くのめちゃくちゃ楽しかったですね。ASIAN KUNG-FU GENERATIONとか、あと最近僕がハマっているKurayamisakaというバンドの新アルバムを聴くときに使ってみたら、すごく良かったです。
Eugeo:え!? Revolさんってロックとか聴くんですか? めっちゃ洋楽のイメージではありましたけど……。
Revol:聴きますよ。洋から邦まで、ロック以外も幅広く(笑)。あ、ただeスポーツ向けに音を調整している関係からか、女性の歌モノとかはあまり合わないかなという気もしましたね。中音域が特徴的なアーティストさんを聴いてみた時に「なんかちょっと合わないな」というのを素直に感じてしまいました。
ただ、ロックはめっちゃノリ良く聴こえたし、ゲーム内で流れるテクノ系の激しい音とか、そういうのがすごく楽しく聴こえるんですよ。ゲーム内のBGMが楽しく聴けるので、RPGとかアクション系のゲームにも持ってこいでしょうね。
——そんなRevolさんにぜひ試していただきたいのが、『INZONE H9Ⅱ』のイコライザー機能でして。アプリから調整できるのですが、「Music/Video」(音楽&映画用)のプリセットもちゃんとあるんですよ。それを使っていただくと、ソニーが「音楽視聴用」として認めた水準の音を出せるようになっています。
Revol:あ、そうなんですか? うわー、知らなかった。それも試さなくちゃ!
Eugeo:スゴすぎ(笑)。全部いけるじゃないですか。
——ぜひ試してみてください(笑)。ちなみに、お二人のお気に入り機能やポイントはありますか?
Revol:個人的に、『INZONE H9Ⅱ』オフタイマー機能がすごくありがたかったです。一定時間音が流れなかったら自動で電原がオフになる機能なのですが、僕が前に使っていたヘッドホンにはそれがなかったので、付けっぱなしにして忘れた結果、次に使おうとしたとき電池切れになっていて困ったことが何度かありまして(笑)。
Eugeo:僕は『INZONE E9』のフック部分の工夫がやっぱりお気に入りですね。
やっぱりプロ時代は今よりももっと長い時間ゲームに向き合う時間が長くって、それこそ12時間とか練習する日もありましたから。
ぶっ続けではないにせよ、5時間とか練習してご飯を食べようとイヤホンを外すともう痛みがすごくって。
そのあと練習を再開しようと思うと、もう痛みが気になってそれどころじゃなくなっちゃうんです。だから、そういう工夫をしてくれているのがなんか嬉しいな、という気持ちですね。





























