仕事も遊びもこれ1本 多忙なビジネスマンを支えるGARMINの新作『fēnix 8 Pro』シリーズを紹介

 2025年9月16日、GARMINがマルチスポーツGPSウォッチ「fēnix」シリーズから、新モデル『fēnix 8 Pro AMOLED』を2025年10月3日に、『fēnix 8 Pro MicroLED』を2025年10月9日に発売した。

 GARMINの顔ともなる「fēnix」シリーズだが、今回は最新技術を搭載して新たに登場。さらに今回は、GARMINユーザーであるベンチャーキャピタル勤務の輿水宏哲氏、外資系保険会社勤務の寄川太助氏によるトークショーにて、ビジネスマンの視点からGARMINウォッチの使い心地についても語られた。 

より見やすく、つながりやすい新機能

 今回発売となる「fēnix」シリーズの新モデルの特徴は、大きく2つ。40万個以上のLEDチップを配置していることでとても見やすいということ(Micro LEDモデルのみ)と、ウォッチ単体で通話やメッセージのやりとりができる「inReach機能」が搭載されたということだ。

 MicroLEDディスプレイがスマートウォッチに搭載されたのは世界初のようで、視野角は前モデルに比べ約6倍になったという。つまり、いろんな角度から見ても画面が見やすくなったということだ。

手前:『fēnix 8 Pro MicroLED』、中央・奥『fēnix 8 Pro AMOLED』

 こちらは『fēnix 8 Pro AMOLED』と『fēnix 8 Pro MicroLED』を見比べたものなのだが、角度をつけて横から見たときに、手前の『fēnix 8 Pro MicroLED』の方がかなり文字盤がクリアに見える。 時計は日中の日差しが強いときに見えにくくなりがちなため、日中に外出する機会が多いのであれば『fēnix 8 Pro MicroLED』の方が快適だろう。また、『fēnix 8 Pro MicroLED』は視野角だけではなく耐久性も約3倍(前モデル比)となるので、焼きつきにも強い。

 ただ、『fēnix 8 Pro AMOLED』は税込20万6800円、『fēnix 8 Pro MicroLED』は税込31万8800円と約10万円の価格差があるので、用途に合わせて選ぶのがおすすめだ。

 2つ目の特徴は、「inReach機能」が搭載されたということ。「inReach機能」とは、ウォッチ単体で通信ができ、通話やメッセージ、位置情報共有やSOS要請が可能となる機能だ。

 ただ、LTE-M通信となるので、携帯の電波が入らないところでは使用不可能となっている。また、利用するには別途サブスクリプションの加入(月額1180円〜)※1が必要になる。(衛星通信は現在日本では未対応となっている)

 とはいえ、日常の生活圏内であれば基本的にウォッチ単体の通信で事足りるのではないだろうか。一般的にスマートウォッチは携帯と連携して使用することがほとんどだが、『fēnix 8 Pro』シリーズは単体で使えるぶん携帯の充電の減りを気にしなくていいし、そもそも携帯の存在すら気にしなくていい。

※1 契約手数料が別途必要

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