恋愛感情一切なしの“親友婚”夫婦を直撃　「結婚できるくらいの人間関係のゲージが貯まってる」

　番組の後半では、新しい愛の形を築いている2組のカップルに密着。1組目は、“親友婚”をした江崎びす子さんとめろんてゃさん。2人の間に恋愛感情は一切なし。江崎さんはゲイなこともあり、人生の選択肢として結婚を描いたことがなかったという。しかし、めろんてゃさんが「令和7年7月7日に誰かと結婚しようかな」と冗談を言ったとき、江崎さんが「その企画だったらわたしたちでやったらいいんじゃない？」「結婚できるくらいの人間関係のゲージが貯まってるよね」と返したことで、“親友婚”を決意。「法律的に第一優先で駆けつけられる。孤独死することも、わたしがいる限りはない。親友婚した方がメリットがある」と語る2人の姿は、令和ならではの新しい愛のカタチを体現していた。

　2組目は、TikTokの層再生回数5100万回超えのアカウント「奥さんがでっけぇ！」を運営している夫婦。いつかさんと妻は、東京都の同棲パートナーシップに申請している同性カップルだ。いつかさんは、過去に交際していた女性の両親から「あなたといるとうちの子までレズビアンだと思われるからやめてくれる？」と言われた経験があるため、妻の両親に挨拶に行くときには身構えていたという。しかし、待っていたのは「家事やる？」「浮気とかしないよね？」といったどこにでもある親御さんからの問いかけだった。そのとき、「とらわれていたのは自分自身だったのかもしれない」と気づいたようだ。

　TikTokで私生活を発信する理由を聞かれた2人は、「性別ってグラデーション的な考えができるっていつかさんによって気付かされたし、それによって視野が広がった感覚になったので、そういう人が増えたらいいなと思って」（妻）、「親世代にこういう人がいるという認識が広がることで、息がしやすい生活の一助になれたら」（いつかさん）と回答。恋愛や結婚のカタチはひとつではない。2人の等身大の発信が、新たな価値観を広げることにつながっていくはずだ。

『ダマってられない女たち』シーズン2

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