プロサッカー選手×フラダンサーが薔薇風呂でキス……『シャッフルアイランド Season6』6話

「みれいの気持ち」を込めた別れのキス 「だいくんのことがいちばん大好きです」
おそらくは、翌7日目の夜が最後の“シャッフルタイム”になるはず。意中の相手と離れ離れなメンバーは、そろそろ島を移動しておきたいところ。1回ごとのシャッフルが貴重になってきたが、6日目は全員参加で貝殻くじでの“運シャッフル”に。赤い貝殻を引いた1名、そして当人が選んだもう1名がシャッフルされることになるというルールだ。
くじの結果、ゆうた(パーソナルトレーナー)×かほ(『K-1』ラウンドガール)がBLUE島からPINK島に。こちらは直前、お揃いのヘナタトゥーを肩に入れて、カップル成立の意志を固めた同士なだけに、“もう1名を選んで連れていける”というルールに逆に救われる形となった。ただ単に、カップルが移動するだけの平和なシャッフルである。
問題は、PINK島の方。赤い貝殻を引いたのが、だいすけだったのだ。「もうちょい、ももちゃんのことを知りたい」と引き伸ばしてきたツケを、運命の神が許さなかったのか。状況的に、いまこの場で新たな“正妻”を決断しなければならなくなってしまった。悩みに悩み、彼が選んだのは……みれい、ではなく、ももだった。
まさかの形成逆転。だが、ももは素直に笑えず、みれいは後ろを向いて涙。ここまで待ち続けたみれいにとってあまりに残酷な結果で、なにも感想が出てこない。この日の朝から続いたPINK島の気まずさが、頂点に達する瞬間だった。
あまりに辛いなかでも、冒頭に記したとおりで「この日のみれいは朝から晩までとにかく大人だった」。相変わらず、だいすけからは「ももちゃんをもう少し知りたい」という言葉が出てくるのみだったが、それでも「みれいのことは嫌いになっちゃった?」「いままで一度も言ったことなかったんだけど、だいくん(だいすけ)のことがいちばん大好きです」と、自身よりも相手の気持ちを大切に。決して感情任せになることなく、思い遣った言葉を選んで対話を続けていく。だからこそ「みれいの気持ちです」と、寂しい感情のままにだいすけにキスする姿は本当に愛おしく、この時間をますます大切なものにさせた。
無責任な願いかもしれないが、たとえ視聴者が男子でなくとも、かつよし&だいすけの例を見て、こんな人生を送ってみたいと思ったに違いない。もちろん相手のみならず、自身の心もしんどいのは承知している。それでも、三角関係のなかで育まれる恋心が、とびきり特別なものに感じられてしまう、旅の6日目だった。
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