イタリア料理とマルコメの邂逅は“大正解”だった――YouTubeでレシピに触れられる幸運な時代に寄せて

イタリア料理とマルコメの邂逅は“大正解”だった

 リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。

 第68回は、数年ぶりに買い替えた扇風機が大活躍中のゲーム担当・片村がお送りします。

 いきなりですが、私はたまに料理をします。と言っても、凝ったものを作れるわけでもなく、留学していた時期に作っていた日本食をはじめ、基本的なメニューなら……くらいのものです。

 ただ、いまはなんでもYouTubeで見ることができる時代。細かな調味料の工夫などには疎い筆者でも真似がしやすいレシピが多く、日頃より参考にしているのがYouTubeチャンネル「ファビオ飯 /イタリア料理人の世界」です(ちなみに過去に紹介された「とろとろ濃厚カルボナーラ」にはよくお世話になっています)。

とろとろ濃厚カルボナーラ【永久保存版】どんな時でも失敗しない確実な作り方

 20歳からイタリアをはじめとするヨーロッパで修行し、現在は登録者100万人超の同チャンネルを運営するファビオシェフ。その料理の腕と経験を活かし、幅広い層にとって有益な情報を広めてくれています。そんなファビオシェフが今回、マルコメとコラボして「ファビオ飯×marukome発酵レストラン」を6月11日〜13日の期間限定でオープン。その内覧会イベントを取材させていただきました。

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 今回のイベントで提供されるのは、「シーザーサラダ マルコメエディション」「大豆のお肉のボロネーゼ」「豚バラ、アサリ、茄子 スパゲッティアーリオオーリオ仕立て」「チャイ香るスイーツ粉シフォンケーキ(とコーヒー)」の4品。それぞれにファビオシェフの“らしさ”が詰まっていたので、チャンネル視聴者としての思いも込めつつ、紹介したいと思います。

 まずは「シーザーサラダ マルコメエディション」から。カジュアルながら華やかなサラダとして作られただけあり、ビジュアルからテーブルを美しく彩ってくれます。レモンの風味が非常によく効いている一方で、オーガニックみそパウダーによってコクが生まれているため、一般的なサラダが苦手な人でもおかず感覚で食べられるでしょう。みそ風味のクルトンもアクセントになっています。材料・作り方ともにお手軽で、お家でも再現しやすいのに、高級感のあるメニューです。

 続いて2品目は「大豆のお肉のボロネーゼ」。マルコメの「大豆ラボ 大豆のお肉 ミンチタイプ(レトルト)」を使用したパスタです。大豆のお肉、しかもレトルトということでマイナスの先入観を持つ方もいるかもしれませんが、良い意味で素材を感じさせない仕上がりに。大豆のお肉はジューシーですし、ボロネーゼの風味が口の中に広がります。大豆のお肉は想像以上にしっかりと歯ごたえがあり、ボロネーゼのソースとマッチしていました。

 そしてお次は「豚バラ、アサリ、茄子 スパゲッティアーリオオーリオ仕立て」です。ペペロンチーノがベースとなっていますが、にんにくの強烈な味と匂いをダイレクトに感じることはなく、食材が優しく溶け合うような感覚を楽しむことができます。みその香りが和の風味を引き出しており、にんにくが主張しすぎない調和のある味わいを実現。「みそ汁に入っていて美味しい食材」を入れているだけに、みそ汁を飲んでいるかのような感覚にもなりますが、まったく違和感はありません。むしろ、その優しさが染み渡ります。

 最後は「チャイ香るスイーツ粉シフォンケーキ」にコーヒーを添えたデザートになります。スパイスの効いたシフォンケーキは、生クリームと相性抜群。素朴な味わいに程よいアクセントが入ることにより、食事の締めにふさわしい味わいに。もちろんコーヒーともベストマッチで、甘い物好きも、そうでない人でも等しく楽しめるようなデザートとなっていました。

 すべてのレシピを通して「イタリアン×みそ」という意外な組み合わせが“大正解”だったのは驚きです。前述のとおり、ファビオシェフの魅力のひとつは見た目・味の両方が高いレベルにあるうえに、模倣しやすいレシピ。今回のメニューもその例にもれず、個人的には特にサラダが難易度的にも「すぐにでも真似したい!」と思えるものでした。マルコメとのコラボに限らず、そんなレシピをYouTubeですぐ見られるのはいい時代だなぁ、とあらためて感じる取材となりました。

■ファビオシェフのおうちでつくれるイタリアンレシピhttps://www.marukome.co.jp/recipe/special/fabio-recipe/

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