ファンタジー世界から現代まで…好みの環境で集中力アップ! Steamで手に入る作業管理アプリ5選

仕事・勉強・練習など、毎日何かしらの作業に追われている現代人。何もかも忘れてSteamでのんびりゲームでもしたいところだが、その前に片付けなきゃいけないことがあるという人もたくさんいることだろう。
そこで今回は、集中力を高めてくれる作業管理アプリを5つ紹介する。中世ファンタジー風の世界から、現代の室内まで、好みのアプリを選んでほしい。
※ちなみにここで言うところの作業管理アプリというのは、操作やアクションを行う必要がほとんどなく、常に心地良い環境音やBGMが流れており、後ろで流しておいた時間に応じてちょっとした報酬(多くはゲーム内マネー)がもらえて、おまけにToDoリストやタスク管理も可能なアプリケーションのことを指している。今回紹介するアプリも上記の機能を有しているものばかりだ。
スピリットたちとまったり作業『Spirit City: Lofi Sessions』

まず紹介するのは『Spirit City: Lofi Sessions』だ。
本作はスピリットという生き物を集めつつ、部屋をカスタマイズしたり、アバターを着せ替えたりして楽しむことができる。
スピリットそれぞれにはフレーバーがあり、丁寧な翻訳がかけられている。天気や時間帯などの組み合わせ次第でそのうち現れるので、彼らが出てきてくるまでしっかり集中して作業するのも良いだろう。

ファンタジー調の室内はやや淡いフィルターがかかっており、どこかレトロでかわいらしい。BGMも種類が豊富だが、どれも作業を邪魔しないLo-Fiサウンドで耳に優しいものばかりだ。
また、本作のBGMはほぼすべて配信フリーであり、YouTubeなどのサイトで流すことができる。雑談配信などをしているストリーマーの人にもオススメだ。
これ一本で基本的に何百時間でも集中できること請け負いだが、まだあと4本もオススメしたいアプリが残っている。
作業管理アプリの嚆矢『Chill Corner』
次は『Chill Corner』を紹介しよう。

本作は2021年に発売されたタイトルであり、この手の作業管理アプリ系の作品の中では最古参に位置するものである。開発のLow-Hi Techは似たようなタイトルをいくつも発売しており、Steamの同ジャンルにおいてはもはや老舗のメーカーだ。
すでに後発の作品に見られる要素をほとんど備えており、部屋をカスタマイズしたり、BGMを選んだり、タスクを書いておいたりできる。そしてなによりこの六角形のビジュアルがかわいらしい。

本作は無料で手に取りやすい。動作も軽いので、最初に試すにはちょうどいいだろう。
ファンタジーRPG風の世界で作業しよう『Ithya: Magic Studies』
お次は『Ithya: Magic Studies』。
本作は『Spirit City: Lofi Sessions』同様、ファンタジックな世界が舞台だが、もっと古風なアートであり、王道ファンタジーRPGのような世界観を押し出した作業管理アプリになっている。

主人公は魔法の修行を行うためにこの地にやってきたという設定があり、オーク材や石灰などで固められたような家で、スクロールに何かを書きつけている。この時点でもなかなか特色があるだろう。イラストも素朴で素敵だ。
彼女は修行の身ということもあり、部屋を抜け出してさまざまなロケーションに出向くのもユニークな点だ。渓谷や湖のほとりなどでのんびりすることもあり、雄大な自然を感じられる。ワールドマップがあるのもRPGっぽい。

BGMは壮大で、Lo-Fi感はあまりなく、かっこいいが作業用としては好みが分かれるかもしれない。
カスタマイズの幅は無限大!『gogh: Focus with Your Avatar』
『gogh: Focus with Your Avatar』もチェックしておきたい作品だ。

本作は現代風の部屋のなかで作業を行っているキャラを眺める一般的な作業管理アプリだが、特筆すべきはそのカスタマイズの豊富さである。
棚や机に飾れる小道具は膨大で、ひとつひとつのアイテムの位置まで細かく指定できる。無地のブロックを置くこともできるため、段差や区切りを作ったりすることも可能なうえ、モニターやスマートフォンのようなアイテムには自分の好きな画像を当てはめることもできる。

キャラクターについても、大まかなデザインは変わらないものの、現代人が着るような部屋着はたいてい網羅しており、好みのキャラクター像をほぼほぼ再現できるだろう。
部屋を作りこむことが大変だという人向けに「お手軽」というプリセットも用意されている。

MMORPGのハウジングのように緻密なこだわりが再現できる本作は、もはや作業管理アプリの枠を超えつつあるといってもよいかもしれない。
あなたのモニターにはめ込む“世界の車窓”『On Track』
最後は『On Track』を紹介しよう。

本作はGIGA TANK 3000という目の前のものをすべて薙ぎ倒していきそうな名前のディベロッパーが作っているが、実際はもっと穏当で、リラックスできるアプリだ。
スクリーンショットを見てもらえばわかる通り、本作は室内が舞台ではなく、延々と車窓が映るゲームである。走り続ける列車の窓から、ずっと田園地帯を眺めていようというコンセプトなわけである。もちろん、ToDoリストもアラームもある。

列車の速度が変えられたり、昼夜のサイクルをいじったりすることはできるが、サウンドトラックは一種類しかなく、室内をカスタマイズすることもできない。なので、同ジャンルのなかでは比較的シンプルな作りだが、十分にアプリとしては機能を果たしてくれている。
本作も無料なので、ぜひともダウンロードしてみてほしい。
以上、おすすめの作業管理アプリを5つ紹介させていただいた。これらのアプリによって、読者諸氏の作業がすんなりと進んでくれれば幸いだ。
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