ノリと潜在能力は“ピカイチ”クラス にじさんじ・鏑木ろこの底知れぬ伸びしろ

にじさんじ・鏑木ろこの底知れぬ伸びしろ

「後輩を呼ぶのに困ったら、とりあえず鏑木を呼ぶ」

 2年ほどの活動期間で数々の趣向を凝らした企画配信を届けてきた鏑木ろこだが、その“ひらめき力”やとがったセンスは企画立案のみならず、対人コミュニケーション……特に悪ふざけやちょっかいをかける場面においても遺憾なく発揮されている。

 たとえば、最近まで開催されていたにじさんじ若手女子マイクラ企画に参加した際には、自身の拠点作りを放りだし、同期や後輩の女性メンバーのベッドを嗅ぎ回るイタズラを仕掛けて回った。茶目っ気にあふれた立ち回りで参加メンバーやファンを大いに笑わせていたのが記憶に新しい。

 彼女の大立ち回りを知ったルンルンは「この前聞いたよ。鏑木先輩って妖怪っていう職業なんだって。お人間さんたちに教えてもらったよ」と純朴そうに語っており、その場にいなかったのにもかかわらずインパクトは絶大であった。

【 #にじ若手女子マイクラ 】そろそろ拠点らしい拠点の一つでも作ったらどうなんですか!【 鏑木ろこ¦にじさんじ 】

 こういった鏑木のトーク力は、にじさんじの先輩らにもすぐに知られるようになる。鏑木も先輩たちとの会話でも怖じけることなくトークで張り合い、にじさんじ伝統の悪ふざけやコント芸にもすぐに順応した。

 特にデビュー直後、公式番組『にじさんじのTOYBOX!』で椎名唯華と花畑チャイカと共演した際には、ふざけまわる椎名と花畑を後輩ポジションからツッコんだり話をまとめるという立ち位置で存分にその適応力を発揮。その後には夜見れなも交えた4名によるコラボ「にじレジ(真)」を通じて親交を深めており、自身の3D配信でもゲストメンバーとして椎名・花畑・夜見の3人を招待している。

 こういったこともあり、他にも樋口楓や鷹宮リオンらとも配信をともにするようになった彼女は、一部の先輩メンバーから「後輩を呼ぶのに困ったら、とりあえず鏑木を呼ぶ」とまで言われるほどとなっている。頭の回転の速さを感じさせるトーク力で場をもり立て、時に引っ掻き回す役回りを担うことの多い鏑木だが、まだまだ伸びしろは抜群。その存在感やパーソナリティは、配信を見ているリスナーからでは伝わりきらない部分が大いに関係してるだろう。

【圧迫面接!?】にじレジに加入したい鏑木ろこが椎名唯華と花畑チャイカの質問に必死に食らいつく!【#にじトイ 無料パート】 #20

 デビュー後にIdiosメンバーが飲酒オフコラボをした際、鏑木がまだお酒を飲めない年齢であることが明らかとなった。

 デビュー直後に鏑木がアンジュと雑談コラボ配信をした際、リスナーからの「にじさんじに入ろうと思ったキッカケはなんですか?」という質問が届いた際、「元々にじさんじが好きで、中学生の頃にあたいも入るんだぁー!みたいなことを思ってた」と答え、アンジュが思わず「中学生の頃からある!?」とむしろ年齢と時期にビックリしてしまったという一幕があった。

 おもわず狼狽えるアンジュの表情も面白いが、「あの!鏑木18なんです!」と隣から声をかけていたがやはり驚かされてしまう。その時期に開催されていたオーディションに応募するも当然のように落選してしまい、やはり難しいのか?と思っていたタイミングでVTAが発足したという知らせを聞き、意を決して応募・無事にVTA生となり、現在へと至ったと回想している。

先輩と仲良しハッピーにマシュマロ雑談【鏑木ろこ¦アンジュ・カトリーナ¦にじさんじ】

 断りを入れておくが、VTuber~バーチャルタレントシーンのなかには、年齢を明かさない(非公開)タレント、明確に答えていないタレントなどが多くいるため、彼女のこの話がどれほど信頼できるかは不透明なところではある。

 だがRanunculusやIdiosの面々が話す話題を鑑みても年齢的にかなり若いらしく、海妹四葉と倉持めるとの2人が飲酒コラボ配信をした際には「ろこちゃんは飲めないんだ……」となりつつ、「アルコールが入らなくても鏑木ならテンションを合わせられる」「鏑木が酒を飲めるようになった暁にはどんなことが……」鏑木の話題で大盛り上がり。同時に彼女への信頼をも感じさせる1シーンとなっていた。

 ちなみに、鏑木ろこは誕生日を迎えても年齢が増えないため、“毎年18歳を迎えるVTuber”である。もしも彼女がお酒を飲めるようになったときは、大きなトピックとして祝われそうだ。

 VTA1期生としてともにしていたRanunculus、にじさんじの同期としてデビューしたIdios、それぞれのメンバーが鏑木のことを話題にあげると「一緒に成長を見守ろう」といった冗談が交わされることが度々あり、彼女が両メンバーから愛されていることが伝わってくる。鏑木が周囲を巻き込んで様々なイタズラを仕掛けても、心広く受け取ってみようという節が見えるのは、そんな優しい目線の存在のせいもあるかもしれない。

 そんな鏑木ろこはかつて「理想とするライバー像は?」と質問された際、月ノ美兎の名前をあげていた。ゲームなどを使ったライブ配信と外での撮影・収録を主にした動画投稿を両立している月ノは、鏑木にとって一つのロールモデルであり、今でも目標としているはず。

 月ノ美兎を慕うメンバーは“美兎チルドレン”とファンの間で呼ばれており、剣持刀也、花畑チャイカ、卯月コウ、リゼ・ヘルエスタらを筆頭に多くのライバーが各々個性的なキャラクターで活動している。多くの個性的なライバーたちが在籍するにじさんじで、今後鏑木がどのような色を発していくかには要注目だ。

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