早くも失恋…涙を流す女子メンバーに手を差し伸べたのは?『今日好き ニュージーランド編』3話

『今日好き ニュージーランド編』3話

ひなた、せりに気持ち溢れるも2度目の失恋 3週目にしてまだ1日目=今回は波乱の展開?

 今回の『ニュージーランド編』は、さすがに“波乱”と言わざるを得ない。3泊4日での特別な旅を除き、通常回は1シーズンで全5話構成となることの多い『今日好き』。メンバーの関係性も日増しに親密になっていくだけに、番組的な見どころも後ろの方へと置かれているのが通例である。

 が、『ニュージーランド編』は3話目を迎えながら、時間軸はまだ初日。それも、これから紹介する通り、最後の最後にして最大の“気落ちイベント”が待っていたのである。メンバーたちは言わずもがな、我々視聴者の体力も必要としてくるあたり、今回の『今日好き』はなにかが違うと感じさせられた。さて、そんなイベントに直面したメンバーとは?

 ここで2ショットをしたのは、せり(松井芹)×ひなた(田中陽菜)。ひなた曰く、ここまで何度か感情が溢れてしまっているのは、彼がライバルのみづき(秋山みづき)と会話をするのを見て、悔しくてやりきれなかったから。自身はやはり、せりへの気持ちが大きいと改めて言葉にする。

 そんな言葉を途中から、困り顔で聞いている、せり。片眉を上げて“う〜ん”と悩む仕草からこの後の展開が予想されたが、「第一印象に入っていたのは本当」という前置きを聞かされて、ひなたも思わず瞳を触ってしまう。「いまはみづきちゃんに、想いを伝えたいって気持ちが固まった」「ひなたちゃんの気持ちには応えられない」。前回参加の『卒業編2025 in ソウル』から数えること、ふたりで旅した4日目。またしても、ひなたの恋が実ることはなかった。

 こうした場面に遭遇するたびに、似たような言葉を書いている気もするのだが、別に誰が悪いわけでもないのだ。そんなに上手く転ぶ恋ばかりなわけではないし、これがリアルなのである。気持ちが揃うとは、本当に運命的なことなのだ。

 ともあれ前述の通り、ふたりともが感情が表情に出やすいタイプなわけで、せりの困り顔然り、お互いの前では涙を決壊させるまいと、心の防波堤を築いて、ぐっと堪えようと力を込めていたふたりの表情然り。違う感情だが、同じタイミングで同じ涙を流す姿だけが“お揃い”だった点で、現実とはなんとも対照的だと思わされてしまった。

 ひなたは最終的に「いますぐ、“せりくんを大好きでした”って過去形にすることはできないけど」「せりくんを想い続けてよかった」と締め括った。スタジオの“恋愛見届け人”も温かくフォローしてくれたように、今回は新年度を迎えての初回。しかも彼女は高校2年生だけに、運命の相手をまだ全然見つけられるのが救いである。実際、ここからはひなたの“2ショットラッシュ”になるわけだし。

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