旅で絶滅危惧種を撮影→まさかの大発見 YouTuberたちの激レア生物との遭遇を振り返る
これまでもYouTubeには生き物系動画クリエイターを筆頭に、絶滅危惧種や珍しい生き物を発見する動画が多数投稿されてきた。外来種駆除や生態系保全に関するコンテンツを手がける「マーシーの獲ったり狩ったり」(登録者数43.9万人)では、街中を流れる川で日本固有種で準絶滅危惧種のニホンイシガメ2匹に遭遇。マーシーの動画では手足が欠損したニホンイシガメが登場することはあるものの、この動画で遭遇した2匹は水深が深いところに生息していたためか、どちらも手足の欠損はなし。「立派なイシガメが生きてて嬉しい」と、マーシーも視聴者も喜びをあらわにしていた。
そして環境保全活動に勤しむ「コミヤの生物多様性に関する一考察」(登録者数1.65万人)では、絶滅危惧種IA類に指定されているヤベガワモチという貝を発見した際の動画を投稿。コミヤが“生きた泥”と表現しているように、その見た目は泥の塊のよう。ゆっくり動くイメージのある貝だが、動画ではヤベガワモチが予想以上の速さで動いており、謎に包まれた貝の生態が明かされている。コミヤはヤベガワモチの生息地について、日本国内で「10を切るぐらい、多分8とか7とかしか残ってないんじゃないかといわれている」とし、その数からヤベガワモチがいかに貴重な生物かがうかがい知れる。視聴者からは「こんな生き物が日本に存在している事自体初めて知った…」「微妙な異世界生物感もある魅力的な生物」といったコメントが書き込まれ、珍しい生物に興味を示していた。
今回取り上げた貴重な生物との遭遇を収めた動画は、新発見や驚きが詰まった興味深い資料であることは間違いない。さらに3名のコンテンツは、多くの視聴者にその生き物や生態系保全への興味をもたらしており、YouTubeにおいても意義深いコンテンツといえるだろう。
























