ハイスペ男女の“スカーフキス”に岩田剛典も驚き 元AKB48の”上書キッス”も飛び出した『ラブパワーキングダム』第6話

『ラブパワーキングダム』6話

けいいち、“める固め”でミイラ取りがミイラに 忘れ去られた“みんなの2番作戦”とは?

 トルコ屈指の絶景スポット=カッパドキア。異国の開放的なロケーションは非日常そのものであり、それゆえ本来ならばただでは揺らせぬ恋愛強者たちの心持ちすら、大胆にしてしまったのかもしれない。今週の6話では、これまで磐石に思えたペアのメンバーが一気に別の方向へと舵を切る。さらにはスタジオからメンバーの恋を見守る、あの岩田剛典(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS)すら憧れさせた“スカーフキス”など、あの手この手を使っての“布マジック”、そして熱烈なキスが押し寄せるオンエアとなった。

 まずは、ようやく“寮”から解き放たれた、けいいち(長谷川惠一)の2ショットから。現状、“める固め”作戦を実行中の彼は「よろしいですか」と、相変わらず古臭い言い回しで彼女に恋人繋ぎを求める。すると、めるのために用意してきたというやや短めなストールを取り出し、至近距離で同じ布のなかに。この後、めるの頬にキスをすると、彼女の方からもすぐにお返しが。そのまま「好き?」と尋ねられ、迷いなく「好き」と惚けた顔で答えるけいいち。なんだろう、顔がぼわーっとしている。

 ミイラ取りがミイラになる、という慣用句があるが、いまのけいいちはまさにそれ。たしかに“める固め”は、自身が彼女に気持ちを“固める”意図で始まったものだったが、本当に自身の持ち味である最年長たる余裕や魅力を見せずしてよいのだろうか。策ではなく、恋に溺れてしまってはいないだろうか? 少なくとも、めるが「投票も大事だけど、それよりもいまのこの時間の方が大切」と語った際、「消さないよ、消してたまるか」と奮起の心を見せたけいいちの表情。あれはまさしく、めるを守護る騎士のそれでしかなかった。

 とはいえ、める固めは一定程度の効果こそ発揮しているらしい。彼女によると、ここまで共同戦線を組んできたいっせい(森長一誠)を想うと、彼に対する気持ちには愛情以外の絆もあるとのこと。それが、けいいちへの想いと同等くらいに並んでいるらしい……言い換えれば、恋心だけで考えれば、けいいちの方が上?

 そしてこの記事を書きながら思い出したのだが、けいいちが以前に明かしていた“みんなの2番作戦”の行方はどこに? しかしながら、もう忘れたままこの後の“3rdモテVOTE”に突入してしまった方がよさそうにも思える。加えてけいいちは翌日、めるとの一連のやり取りすべてを女子部屋でバラされ、つい先日に好意を示したばかりのみさき(谷岡美沙紀)から鬼のガン詰めを喰らうのだが、それはまた別のお話。

ハイスペ経営者同士が“絶景キス” あやかが送った“キスOK”の合図は「もう1回やって」

 続いては、いよいよ件の“スカーフキス”について。昨晩に続き、4日目に開催された“本命デートパーティ”の結果が尾を引き、居残り組からの“尋問タイム”がひとり継続中となっている、ゆうじ(山城裕司)。あやか(中野綾香)にはどうやら、前日にアオイ(AOI)と2ショットをしていたのがバレているらしく、それでも彼女の気持ちがわからず、あやかの言葉だけを信じられたと、その場をやり過ごそうと言葉を並べる。またしても男性側の動きがバレる展開である。

 が、女の勘は鋭い。あやかから「普通に喋ってる?」と、“人狼”的な疑いが強まっていると示されてしまった。ふたりが地面に腰を下ろしているのも尋問感を際立たせてしまう。ともに会社やサロン経営をするハイスペ男子/女子の攻防戦。なんとも見ものでしかない。

 それにしてもここでのゆうじ、さすがに“バレた”の表情をしすぎている。あやかから「(この絶景に)連れてきてくれたから、“最後”にハグしよう」とすら伝えられてしまったあたり、これはもう彼女からの票は期待できないか……とすら思わされたが、ここからが急展開(なにせ事前に予告した通り、“スカーフキス”をするわけだし)。ゆうじは、彼女のために用意してきたスカーフをプレゼントしたいという。

 あやかと向き合い、彼女の背中に手を伸ばし、ストールを巻くゆうじ。スカーフの色味やトルコで髪を隠す意味を解説するが、あやかはこのとき、ほとんどそれを聞いていなかったに違いない。なぜならこの後……。あやかはここまでの流れを“練習”のように見立て「髪がボサボサになっちゃうから、もう1回やって」と求めるが、女性側からさりげなく、自身の背に腕を伸ばしてほしいと求めるなんて、“もう1回”はあれの“合図”以外の何物でもない。

 再びスカーフを握り、先ほどと同じ動きを始めたゆうじに対して、あやかの方から顔を近づけ、ガラ空きの彼に“最初”のキス。もうお互いにスイッチが入ったのだろう。それが終わるや否や、すぐさま同じ流れを“再演”すると、最後には立ち上がってその場を離れる際、ゆうじの方から「戻る前に」と別れのキスがあった。これもう票とかランキングとか頭からすっ飛んで、恋に走りすぎていないだろうか。というか、単純に好きな人とキスしたいだけじゃない?

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