現役女性アナウンサー、なぜ恋愛番組に参加? 瀧山あかねが語る“恋愛バトル”の裏側

バトルの原動力になったのは、モテクイーンの称号と500万円の賞金
ーー少し話を戻しますが、今回のバトルでは自身のモテと周囲からの好感度のバランスを上手く保つのが難しかったかと思います。なにか意識していたことはありますか?
瀧山:なにかを断言するような言葉を言わないようにしていました。たとえば「あなた“しか”好きじゃないの」とか「あなたと“しか”喋りたくない」は、その時点でウソになるので。代わりに、曖昧に思える言葉をたくさん使うようにしていましたね。
ーーたとえば?
瀧山:「あなたのこと、すごく考えちゃう」とか。実際、たくさん考えているのは本当で、ウソにならないじゃないですか。この絶妙なニュアンスがバトルの肝かなと思います。
ーーこのあたりは、男子側も同じような考えをもって挑んできたのでしょうか。
瀧山:それが本当にわからないんですよ。だから、男の子が掛けてくれる言葉を鵜呑みにすることもなかったです。とはいえ「どうせ、みんなにも同じことを言ってるんでしょ」という態度を貫くのも、なかなかに嫉妬深い女みたいになってしまうので、その塩梅にも気をつけましたね。
ーーとなると、気になる男子からのアピールに揺らぐ場面もなかったと。
瀧山:アピールを信用したいと思う場面もありました(笑)。そもそも男女とも素敵な方ばかりだったので、誰も傷つけたくないというのが本心なので、ときには「女子のなかで自分を1位だと思っていてほしいな」とか「この言葉がウソじゃなかったらいいな」なんて無意識に思っている自分もいましたね。
ーー身も蓋もない質問ですが……今回の旅って、本当に楽しかったですか?
瀧山:やはりバトルの原動力になったのは、モテクイーンの称号と500万円の賞金(モテキングと合わせて総額)でした。投票で落とされるかもしれない…という不安な気持ちがあるなかで頑張れたのは、やっぱりこのふたつが待っていたからです。視聴者のみなさんにも、それが伝わるといいなと考えています。
ーーすごくきっぱりしていますね。ちなみにこの番組に関わらず、瀧山さんに“ハマりやすい”異性の傾向を特別に教えてほしいです。
瀧山:女の子のあざとさを理解しているのに、それを“かわいい”と思っちゃう人。少し会話をしただけで「かわいいね」とか言葉に出てきたら、もう「いけるな」って確信しちゃいます。
ーーそれでは、瀧山さんにハマりにくい異性のタイプは?
瀧山:そうしたあざとさを見透かして「オレ、そういうことをする子は苦手なんだよね」とか言ってくる人。「一緒に居て大笑いできる子が好き」みたいなタイプの人も、私のことを好きになってもらえない気がします。
ーーそこは努力次第で、印象を変えられないものなのでしょうか。
瀧山:そもそも私の職業にキラキラした印象を抱かれることも多いので、私に対して根本的に心のバリアを張る方が、一定数はいらっしゃるかと思います。なので、こちら側がどれだけ努力したとて、そういう男性には刺さらないだろうなと実感しています。今回の番組でも、そういった男の子からの票には期待せず、せめて「本当はいい子なんだろうな」と思っておいてもらおう、くらいに考えていました。
ーー逆に、瀧山さん自身がハマりやすい/ハマりにくい異性のタイプも気になります。
瀧山:好きになりがちなのは、無人島に連れて行かれても生還してきそうな生命力がある人。一緒に居たくないのは、愚痴の多いネガティブな人かなと思います。私もその気持ちに引っ張られちゃうと思いますし、好きな人が隣にいるときはずっと笑顔でいたいので。
ーーそうした恋愛観について、数年前と比べて年齢に伴う変化などもありましたか?
瀧山:すごくありました。好きなタイプは昔から一貫しているのですが、以前は女遊びをする人が苦手だったはずなのに、最近はそう考えなくなりましたね。
ーー私も瀧山さんと同年代だから共感できるのですが、周囲の友人が続々と結婚していることなども、そうした考えの変化に影響を与えている気がします。
瀧山:間違いないですね。私自身も結婚を見据えた恋愛となると、安易にお付き合いを始められないなと感じています。時間を無駄にできないぶん、慎重になっちゃう。今回の番組は恋愛サバイバルだから、結婚とか関係なくて本当によかったです(笑)。
ーーたしかに(笑)。最後に、この番組について総括をお願いします。
瀧山:『ラブキン』は、恋愛リアリティーショーを見たことがない方にも刺さる番組です! 「恋愛番組ってどうせ、男女が色恋するだけなんでしょ?」と思ったら大間違い。自分がモテると自信満々の男女16名が、はるばるトルコまでやってきたにも関わらず、投票の結果次第であっさりと脱落していくので、それだけでとても面白いことになっています(笑)。
ーートルコからの強制帰宅はさすがに笑えますね。
瀧山:そんな姿に笑ってくださるのもよし。恋愛リアリティーショーがお好きな方は、メンバーの恋模様から実生活に取り入れられるテクニックを見つけてもよし。いろいろな楽しみ方ができる、これまでにはない番組になっているので、たくさんの方にご覧いただきたいです!






















