38万円の軽バンで日本一周 豪雪地帯で“ミニマル車中泊”…視聴者驚嘆「感動しました」

 キャンピングカー仕様に改造した38万円の軽自動車で日本一周の旅をするカップルYouTubeチャンネル「軽バン生活」が2025年2月1日に公式チャンネルを更新し、雪が降る真冬の北海道で車中泊する様子を公開した。

 「軽バン生活」は、「あかね」と「はやと」による登録者43.5万人のカップルYouTuber。2020年12月の活動開始以来、キャンピングカー仕様にカスタムした38万円の軽自動車で車中泊旅をしながら日本一周を目指し、2024年12月15日に公開した動画では、約4年の歳月をかけて北海道に上陸したことを報告している。

 今回の動画では、北海道の豪雪地帯で過ごす「雪の日ルーティン」を紹介。7時に起床した2人の1日は、一晩かけて軽バンとその周辺に降り積もった雪を除雪するところから始まる。車内温度はマイナス0.8℃。室内には水道を設置しているものの、タンクの水が凍って使い物にならないという。また、撮影用カメラのバッテリーが暖房で車内が十分に温まるまで充電できないなど、不便は後を絶たない。

 その後、軽バンで移動。コインランドリーで週に一度の洗濯、ガソリンスタンドで給油を済ませ、お昼にはセイコーマートで買ったお弁当で腹ごしらえをする。温浴施設で入浴を終えた頃には、既にあたりは真っ暗。車を走らせ、道の駅の駐車場に停車し、夕飯および車中泊の準備に取り掛かる。

 まず、はやとはルーフ部分に取り付けたクーラーボックスから、天然の冷気でカチコチに凍った豚肉を取り出す。次に、車内の床下に設置した車載冷蔵庫の中から野菜や調味料をピックアップした。この日の夕食は市販の鍋つゆを使用したトリュフ鍋。カットした野菜と豚肉を鍋に盛り付け、ガスコンロで煮立たせればもう完成だ。暖房と鍋の熱気のためか、車内温度は19.7℃にまで上昇。暖かな室内で2人は「いただきます」と声を揃え、一心不乱に鍋をつつき、あかねは「汗かいてきた」とつぶやいた。

 完食後、歯ブラシを携えて道の駅のトイレへ。時刻は21時。自宅であれば何の労もなくこなせる作業も、軽バンを生活拠点とする2人にとっては重労働だ。厚手のコート+スノーブーツの重装備で身を固め、夜の雪道をわざわざ歩いて行かなければ歯も磨けない。しかし、テロップでは「相変わらずトイレは大変だけど この静けさがすごく心地よい」と綴っていた。不便ながらも得難い経験を楽しんでいる様子が伝わってくる。そして軽バンに戻り、布団を敷きつめ、狭い車中で2人横に並んで眠りについていた。

 今回の動画に対し、コメント欄には「今回の動画は何故か涙がでるほど感動しました」「雪の中はほんと大変ですよね!」「初めてみたけど、頭よすぎる!発想の転換がすごい」などの声が寄せられている。

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