『TikTok Awards Japan』2024開催　Creator of the Yearは「ギリハピダンス」のSATOYU(^↓^)OHIOBOSS

　TikTokで活躍したクリエイターを表彰する『TikTok Awards Japan』2024が、12月5日に東京ドームシティシアターGロッソで開催された。最も流行ったトレンドを決定する「TikTokトレンド大賞2024」は、KOMOREBIの楽曲「Giri Giri」が受賞。2024年にTikTokで最も影響力のあったクリエイターを表彰する「Creator of the Year」には「SATOYU(^↓^)OHIOBOSS」が選ばれた。

　2024年5月にリリース後、TikTokで爆発的な人気を集めた「Giri Giri」。「ギリハッピー」というキャッチーなフレーズと「ギリハピダンス」が注目を集め、日常のギリギリな瞬間を前向きに表現した動画が多く投稿されている。若い世代を中心に幅広い世代から共感を呼び、楽曲の総再生回数は23億回を突破。振り付けチャレンジやユーモアを交えたコンテンツが流行し、多くのユーザーに広がりを見せている。

　KOMOREBIは「Giri Giri」をステージ上でパフォーマンスした後、「これに慢心せず、自分たちのクオリティをマックスまで上げて、来年はもっと上までいけるように頑張ります。だから見ててください」と来年への意欲を力強くコメントした。なお、後述する「LIVE Creator of the Year」受賞の「すみはね」がコメントで「Giri Giri」を口ずさんだり、グランドフィナーレでクリエイター全員がステージに上がり「Giri Giri」を歌唱するなど、今年の『TikTok Awards Japan』を象徴する楽曲となった印象を受けた。

　昨年の受賞スピーチで、2024年に「Creator of the Year」を受賞することを目標に掲げていた「SATOYU(^↓^)OHIOBOSS」が有言実行を果たした。2024年はフォロワーが約400万人増加。幅広いジャンルでユニークな企画を展開し、ユーモアと演技力で多くの支持を受けてTikTokの可能性を体現している。客席から妻が見守る中で、「最高だ！」と喜びを叫んでいた。

　「LIVE Creator of the Year」は、同世代の流行を取り入れ、ファッションや振付動画、弾き語りやオリジナル楽曲を中心に投稿する「すみはね」が受賞。舞台裏からTikTok LIVE配信をしながらステージに登場し、会場を驚かせた。

　今年の『TikTok Awards Japan』は全16部門のうち、計6部門が新設された。音楽の力で多くのユーザーに感動や影響を与えたアーティストを表彰する「Artist of the Year」には、テレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』のオープニングテーマ｢Bling-Bang-Bang-Born｣ が『TikTok上半期トレンド大賞2024』の特別賞に選ばれ、再生回数が94億回を突破したCreepy Nutsが受賞。さらに、「Anime Fan Creator of the Year」にはアニメに関するコンテンツを発信する「TheAnimeMen」、「Anime of the Year」に『僕のヒーローアカデミア』が選ばれるなど、全体的にアニメの勢いを印象付ける受賞結果となった。

　ゲストプレゼンターとして賀来賢人が登場したほか、グランドフィナーレには森三中・大島（Miyuki）とガンバレルーヤのまひる（Mahiru）、よしこ（Yoshiko）からなるユニット「MyM」が登場し、盛り上がりを見せた今年の『TikTok Awards Japan』。12月19日には、今年で4回目の開催となる縦型映画祭『TikTok TOHO Film Festival 2024』の開催が控えている。