「ホロライブ」所属VTuber・猫又おかゆが語る、『トライアングルストラテジー』の骨太な魅力 「スクエニ作品は、良い意味で苦しい」

猫又おかゆが語るトライアングルストラテジー

 渋谷TSUTAYAにて10月23日から開催されているMetaのイベント『渋谷スキランブル』。最新のMeta Questが体験できる同イベントの開催に先がけて、10月22日には4名の著名タレントが登壇し、それぞれと縁のある作品のVRタイトルの体験や作品愛を語るトークイベントがおこなわれた。

 そして、スクウェア・エニックスが11月1日にリリースしたMeta Quest版『トライアングルストラテジー』について、存分に愛を語ったのが「ホロライブ」所属のVTuber・猫又おかゆである。

 リアルサウンドテックでは、出番を終えたばかりの猫又おかゆにインタビューを実施。イベントのトークパートでは語りきれなかった、『トライアングルストラテジー』の骨太で、苦しくも魅力的な物語について話を聞いた。

スクエニ作品は、“良い意味で苦しい” キャラクターたちと物語を歩む魅力

——今回のMeta Quest版『トライアングルストラテジー』、実際にプレイしてみていかがでしたか?

猫又:神様になった気分で遊べましたね! もともとNintendo Switch版も見下ろし視点なので、神様っぽい視点でプレイできていたんですけど、Meta Quest版は向きたい方向や見たい画角で遊べるので、それがスゴかったです。

 キャラクターを手で掴んで持っていくという感覚も面白くって、どこかボードゲーム感があるんですよね。これはSwitch版には無かったものなので、すごく新鮮でした。

——ちなみにスクウェア・エニックスのストラテジー作品は『トライアングルストラテジー』以外もプレイしたことが?

猫又:『タクティクスオウガ』はプレイしましたね。有名どころだと、『ファイナルファンタジータクティクス』はまだプレイしたことがないんですが、いつか遊びたいなあ、とずっと思っています。

——往年の名作タイトルも数多くプレイされてきた猫又さんですが、そんな猫又さんから見て『トライアングルストラテジー』はどんなところが魅力のゲームだと思いますか?

猫又おかゆ(以下、猫又):それぞれのキャラクターにいろんな意思や戦略があって、それがすごくリアルなところですね。“あちらが立てばこちらが立たず”みたいなバランスでずっと物語が展開されていくんですけど、時にキャラクターと決別しないといけない瞬間もあって……。

  スクエニさんの作品って、良い意味で苦しくなる物語が多いじゃないですか。その苦しさを共にする、キャラクターたちと一緒に物語が進んでいくというのが、魅力なのかなと思います。

 特に『トライアングルストラテジー』は、それぞれのキャラクターを深く掘り下げてくれているので、すごく愛情が湧きやすいんです。だから、そういったシーンを振り返ると「たくさん悲しかった」という感想になっちゃいます(笑)。

——作中で印象的なシーンや、特に思い出に残っているシーンはありますか?

猫又:ウォルホート領のローゼル村で、とある重要アイテムを発見するシーンですね。村長の真下からそれが見つかって、窮地に立たされていたセレノア(主人公)たちがそこから大きく交渉できるようになった場面は思い出に残っていますね。

 苦しかったシーンといえば、僕がプレイしたときって「Freedom(フリーダム)」のルート……ベネディクトというキャラクターが中心になっていく物語を最初に引いたんです。その中で、セレノアの大親友の王子・ロランと決別するシーンがあって。彼はそのあと僧侶になって、セレノアが作り上げた国で困窮した人びとを助けて回るんです。そこのシーンは見ていて辛かったですね……。

もしも自分が『トライアングルストラテジー』の世界で生きるなら

——もし猫又さんが『トライアングルストラテジー』の世界に入り込むとしたら、どんな行動を取りますか?

猫又:うーん……、僕はあんまり傷つきたくないので、たぶん政(まつりごと)に関わらないようにするかも。ちょっと外側の方でモブとして平和に暮らしていると思います(笑)。

——これから『トライアングルストラテジー』をプレイしてみようと思っている方に向けて、何かアドバイスをいただけますか?

猫又:はい! 『トライアングルストラテジー』は、信念を持ったキャラクターたちがすごくたくさん出てくるゲームです。なので、プレイする方も「自分の大切だと思ったもの」を信じて、その信念を突き進めて遊んでいくと、より物語に没入できて楽しいんじゃないかなと思います。

——ありがとうございます。ちなみに、今後猫又さんが触ってみたいと思っているMeta Questのアプリやゲームはありますか?

猫又:今日のイベントでも紹介されていた『進撃の巨人VR: Unbreakable』は遊んでみたいですね! 僕は結構3D酔いしちゃうタイプなんですけど、トークイベントでも「自転車に乗るような感覚で、身体に馴染んでくれば大丈夫」とおっしゃっていたので、それを信じてチャレンジしてみたいと思います(笑)。

〈クレジット表記:© 2016 COVER Corp.〉

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