首輪爆弾から流れる強力電流を必死で回避! 『今際の国のアリス』の“げぇむ”に飛びこむ『イマーシブ・フォート東京』新アトラクションを体験

『今際の国のアリス』の新アトラクションを体験

 そしてこの謎の男が首輪の説明をしたのにもかかわらず、無理やり外そうとして爆発させてしまった人が現れ、会場は一時騒然。こんな演出もデスゲームをよりリアルに実感できるポイントだ。

 すっかりデスゲームの世界観に飲み込まれ始めたころ、こちらの世界と通信を取っているビーチの住人・帽子屋の姿が天井に写しだされ、参加者である我々に向かって『今際の国のアリス』の世界のルールを語りかけてくる。ドラマファンなら大興奮である帽子屋の登場だが、興奮冷めやらぬままついに“げぇむ”がスタート。細かいところだが、“げぇむ”のルールが記載されたフォントやアナウンスもドラマとまったく同じもので、本当に『今際の国のアリス』の世界にいま自分がいることを実感させてくれる。

 今回筆者が参加した“げぇむ”は、制限時間内にスマホに転送されたカードと同じ絵柄を探し、下に書かれた数字を足して入力するというもの。同じ絵柄のカードは会場のどこかにあり、まずはそれを見つけだすのが重要だ。“げぇむ”の解説は非常にシンプルで、こちらが完全にルールを理解するのを待たず容赦なく始まるあたりも、作品の世界観そのものだ。

 “げぇむ”がスタートしてからは一気に緊張感と焦りが高まり、各々が一斉にカードを求めて動き出す。ちなみにゲームオーバーになると首輪から電流が流れるのだが、先述したように想像以上の強い電流なので、本気でクリアして回避することを目指した。

 しかしこの“げぇむ”、実はこんなシンプルなものではない。進めていくうちに二転三転と展開していくのだ。

 大人数でプレイするこの“げぇむ”。その場に集められた知らない人と協力できるか、制限時間が迫っている状況でほかの人に手を差し伸べられるか。“げぇむ”では、時間も精神もどんどん削られるなか、“自分のクリア”と“他人を助ける優しさ”が天秤にかけられる瞬間が何度か訪れる。そのとき自分はどんな行動をとるのか、人間性を剥き出しにされる『今際の国のアリス』の世界が本アトラクションでは見事再現され、実際に現実で体験することができた。

 機会があれば、ぜひ信頼している家族や友達、恋人と挑戦してみてほしい。究極の状況で追い詰められた自分、そして相手はどんな行動をとるのか目の当たりにできるだろう。

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