にじさんじ・舞元啓介が復帰、夜見れなの配信にグラブルキャラ出演……バーチャルの一週間振り返り
舞元啓介、「にじさんじ甲子園」とともに舞い戻る
今年も夏の風物詩がやってくる。『にじさんじ甲子園2024』だ。野球ゲーム 「パワフルプロ野球」シリーズを使った「にじさんじ」のゲーム企画であり、近年はイベント本番に10万人以上という同時接続数を叩き出す人気ぶりを誇る。今回も8名の所属タレントが参加に名乗りを上げ、7月17日(水)19:00からドラフト会議が実施予定だ。
野球の時間だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ https://t.co/KmVaXv0Nfu
— 舞元啓介👨🌾にじさんじ (@maimoto_k) July 10, 2024
そして、本イベントを主催してきた「にじさんじ」所属の舞元啓介が、およそ1年ぶりに活動を再開した。体調不良を理由に長らく活動を休止しており、『にじさんじ甲子園2024』開催と合わせた復帰にファンからも喜びの声が上がってる。7月11日には早速、復帰第1号配信を実施した。その内容については……各々で調べてもらえれば幸いだ。
「にじさんじ」関連でもうひとつ興味深い事例としては、夜見れなの新3Dモデルお披露目ライブ配信に、『グランブルーファンタジー』のキャラクター・カリオストロがゲスト出演したことだ。夜見れなと同じステージに立ってパフォーマンスを披露し、さらに新衣装をプレゼントする役回りまで担うなど、重要なサプライズゲストとして立ち回った。
もともと『グランブルーファンタジー』の公式イベントでもフィーチャーされた「にじホロぶる団」に夜見れなも参加しており、その縁で実現したものと思われるが、公式イベントぐらいでしか拝めないフル3Dの『グランブルーファンタジー』キャラがVTuberと同じステージで歌って踊るのは、異例の出来事と言えるだろう。なお、お披露目配信には「にじさんじ」だけでなく「ホロライブ」からも多数のゲストが駆けつける、比較的めずらしい内容であったことは伝えておこう。
『8番出口』がVRに VRゲームヒットの糸口となるか
多くのVTuberがプレイした大人気ゲーム『8番出口』がVRゲームになった。7月12日発売の『8番出口VR』は、原作をVRゲームとして落とし込んだMeta Questシリーズ専用VRタイトルだ。パブリッシングは国内有数のVRゲームメーカー・MyDearestが手掛けている。
【速報!!】
8番出口VRがリリース2日目なのにMetaストア週間ランキング上位に入りました!!Superhot超え!!
来週7/19正式リリースのブレイゼンβテストのDAUが右の写真のように激増し続けて昨日過去最高DAU達成!そして本日はすでに昨日の過去最高DAU超え!!
VRは死んだなんて誰が言ったんだ?? pic.twitter.com/HZnTWGuOQt— 岸上Kento@Brazen7/19発売! (@tokimekishiken) July 13, 2024
VR版オリジナルの「異変」も登場する本作の滑り出しは上々のようで、リリース2日目にしてMetaストア週間ランキング上位に食い込んだようだ。「人気タイトルのVR化を求めている人は多い」とはしばしば言われるが、本作はそれを証明する一作になるかもしれない。
「8番出口VR」発売を記念して、「8番出口VR」VRChatワールドの公開が決定しました!!
現在制作中ですので、もう少々お待ちください。
※VRChatワールドは「8番出口VR」のゲーム内容とは異なります。#8番出口VR #VRChat pic.twitter.com/xH6Pn8GYE0— MyDearest公式@VRゲームスタジオ (@MyDearestVR_JP) July 12, 2024
余談だが、『8番出口VR』発売を記念し、本作の『VRChat』ワールド公開も決定したようだ。ゲーム本編とは内容が異なるため、どちらかと言えば「聖地巡礼」向けのコンテンツとなるかもしれない。VRゲームだけでなく、『VRChat』にも力を注ぐMyDearestだからこそできる施策である。
「サンリオVfes」コンペ、SUZURI公式アバター……活発なVRChat情勢
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📢公募企画「Sanrio Virtual World Awards」が始動!
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選出された方には制作支援金100万円と、次回 #サンリオVfes でのコンテンツ制作のチャンスが!
応募期間は7/11〜8/18です✨
詳細はHPへ👉 https://t.co/8vLMdhiRLB pic.twitter.com/tJdkWyifnp— SANRIO Virtual Festival 2024 (@SANRIO_Vfes) July 11, 2024
『VRChat』方面はにわかにさわがしくなった。まず、サンリオが公募企画「Sanrio Virtual World Awards」を始動させた。これは次回開催の『SANRIO Virtual Festival』に展開するコンテンツを募集するコンペ企画であり、最大3作品を選出し、制作支援金100万円とともに公式コンテンツとして採用する。
直近のサンリオはVR方面でクリエイターとの協働だけでなく発掘にも力を注いでいる。すでに次回の出演枠をVRアイドルから見出すためのコンテスト企画を進行中だ。
オリジナルグッズ作成・販売サービスのSUZURIは、3Dアイテム領域の強化を進めている。7月11日には「3Dグッズ作成ツール」を拡張し、新たに「Tシャツ」をラインナップを追加。そして同日に、オリジナルアバター『墨澄(スミスミ)』を発表した。
すりぃ「テレキャスタービーボーイ」やプロジェクトポッチャマ「Piplup Step」のMVなどを手掛けたcoalowlをデザインに迎えた、ポップなデザインのアバターだ。驚くべきことに、完全無料での頒布となる。
身体は「3Dグッズ作成ツール」製の衣服に袖を通せる規格となっており、さらに3Dクリエイター向けにアバター制作活用OKな素体データも配布。3Dアイテムの取り扱いを開始したSUZURIが、本腰を入れてこの業界に参画してきた印象だ。
そのほか、ドットエスティとサンリオコラボ3D衣装第2弾の発表、大丸松坂屋百貨店の公式ワールド公開、『バーチャルマーケット2024 Winter』開催発表、「メタバースヨコスカ」プロジェクトのVRライブ『SARUSHIMA SPECIAL EVENT a ten minute Dream』開催など、夏に向けてか様々な企画が動いた。目に見えているもの、そうでないもの含め、国内『VRChat』情勢はまだまだ活発な印象だ。
VRで体験する“異変”は本能が“ヤバイ”と警告してくる……! 『8番出口VR(The Exit 8 VR)』レビュー
拝啓、お母さん。俺、もうここからもう出られないかもしれません。 2024年7月11日に配信開始となる『8番出口VR(Th…