コンパクトながらもAI機能も活用可能 ASUS初のCopilot+PC『ASUS Vivobook S 15』の使い心地wo
![ASUS初のCopilot+PC](/wp-content/uploads/2024/07/20240704-asus-099.jpg)
Microsoftが新たに定義したPCのカテゴリである「Copilot+PC」。この名前を冠するPCは、AIアシスタント「Copilot in Windows」に代表されるAI機能を動かすのに十分な性能を持っているという指針になる。今回はASUSのCopilot+PC『ASUS Vivobook S 15』で、その使い心地を確かめた。
コンパクトで汎用性の高い機体にCopilot+PCを搭載
『ASUS Vivobook S 15』はASUS初となるCopilot+PCであり、シリコンにはQualcomm Snapdragon X Eliteを採用する。Wi-Fi 7にも対応し、メモリは32GB、16GBの2モデルから選べる。インターフェースは左手側側面にHDMI、USB Type-C(USB4.0) x2、microSD、ステレオミニ。右手側側面にUSB Type-A(USB3.2 Gen1) x2を備える。
なお、PCの外箱には下記画像のようなアナウンスがあり、外箱をスタンドとして再利用できるようだ。遊び心もあり、エコでよい。
とはいえブラウザベースのサービスは基本的に動くのに加え、Microsoft Officeのアプリケーション群はもちろん動作するし、『Zoom』や一部のAdobe製ソフトウェア(『Adobe Photoshop』など)、多くのアプリケーションがARM版Windowsでも動作することが確認されている。「Slack」もベータ版だが提供されており、こうしたオフィス用のアプリケーションが一通り動けば十分、というユーザであればひとまず使えるかと思う。「Google Chrome」のARM版も今年から提供されている。
パワフルなNPUを使ってAI機能をしっかり活用したい
ただし、こうした既存のアプリケーションを動かす用途のみに『ASUS Vivobook S 15』を使うのは役不足だろう。AIの軽快な動作を保証するパワフルなNPUを使わないのはもったいない。今後はサードパーティからもCopilot+PCに向けた意欲的なアプリケーションが生まれてくるかと思うが、現状の活用シーンとしてはMicrosoft純正の「Copilot in Windows」や、各種アプリケーションに搭載されたAI機能を試すことになるだろう。私が特に面白いと感じているのは「CoCreater(コクリエイター)」の機能だ。
Cocreaterは『ペイント』で使える機能であり、テキストプロンプトに生成したい画像の内容を描き、ラフをペイント上に描くことでAIが絵を生成してくれるというもの。「創造性」のスライダーと「画風」を操作することで、AIの描画スタイルも操作できる。
また『ASUS Vivobook S 15』にはAIを活用するASUS製アプリケーション「StoryCube」がプリインストールされている。ユーザが撮影した写真・動画・オーディオを閲覧できる簡易的な画像管理・編集ソフトで、画像に写っている人物やシーンの識別にAIが活用されている。
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