1万円台の折りたたみスマホがついに登場! 閉じたまま動画も見れ、自撮りも楽しい『nubia Flip 2』の実力とは

本体を閉じると手のひらサイズになる縦折り式のフリップ型スマートフォンの種類が増え、気になる人も多いだろう。ワイモバイルから1月23日に発売となるZTEジャパンの『nubia Flip 2』は使うことが楽しくなる新時代の折りたたみスマートフォンだ。
コンパクトでスタイリッシュなデザインの『nubia Flip 2』
『nubia Flip 2』は本体を閉じると76.0 x 87.0 x 15.8mmと手のひらに納まる大きさの折りたたみスマートフォンだ。重量は191g。閉じた状態でも目立つ大型3インチのアウトディスプレイを搭載している。本体を開かずとも通知を見たり、アプリを動かすことができるのだ。

カラバリは3色。スノーダイヤモンド ホワイト、スターライト ブラック、アイスクリスタル ブルー。ブラックはベーシックだが、ホワイトとブラックは淡い色合いが美しい。ぱっとみてこれがスマートフォンとは思えない形状で、持っていれば目立つこと間違いないだろう。

本体を閉じても隙間が開いておらず、ポケットや小さめのバッグにもすっぽりと入る。約16mmの厚さも全体がコンパクトなので全く気にならないだろう。

ヒンジ部分にはブランド名の「nubia」(ヌビア)のロゴが入っている。「nubia」はZTEのスマートフォンブランドであり、昨年はワイモバイルから同社の「Libero」(リベロ)の名前を付けた折りたたみスマートフォンも登場した。しかし2025年からZTEジャパンはキャリア向けモデルもnubiaに統一。nubiaからは今後、高性能なカメラフォンや、ゲーミングスマートフォンなども日本に登場予定だ。

縦折り式のスマートフォンのメリットは、本体を開けば普通のスマートフォンと何ら変わらない使い勝手になることだ。『nubia Flip 2』の開いたときの大きさは76.0 x 170.0 x 7.5mmで、一般的なスマートフォンとくらべてもむしろ薄い部類に入る。ディスプレイのサイズも6.9インチと大型だ。フロントカメラは3200万画素で自撮りにも適しているが、実は自撮りは後述するようにメインカメラを使ったほうがより楽しく撮影できる。

閉じたままで検索も動画も写真も撮れる
『nubia Flip 2』の外側の3インチ画面は、内蔵されているアプリをそのまま動かすことができる。3インチと小型ながらも縦長で、縦横比は約15:9だ。つまり背面に超小型のスマートフォンを内蔵しているようなものなのだ。縦長なので、普段見ているスマートフォンと変わらぬ画面を表示可能だ。

たとえば移動中に地図を見たいときも、ポケットから『nubia Flip 2』を取り出して外の画面でそのままマップをひらけばよい。画面をタップして拡大したりと操作も自在だ。混んでいる電車の車内で動画を見たいときも、ヘッドフォンを接続しながら閉じた画面で縦動画を次々と見ることもできる。

また外側のメインカメラを使って自撮りもできる。メインカメラは5000万画素と高画質なので、より美しい自撮りができるわけだ。サブカメラは深度測定用なので、ボケを利かせたポートレート撮影にも対応する。

流行りのAI機能で写真も美しく、翻訳機能も搭載予定
カメラ機能は折りたたみスマートフォンを使いやすくする機能を搭載している。『nubia Flip 2』を机の上に置いて、画面をL字型に曲げた状態でカメラを起動し、外の画面で自分たちの顔を見ながらピースサインをするとシャッターが切れるジェスチャー撮影に対応。三脚も不要、他の人にスマートフォンを渡して撮影してもらう必要もない。

また最近のスマートフォンはAI機能が強化されているが、『nubia Flip 2』のカメラでもAIが利用できる。集合写真を撮影後、SNSにシェアしたいときに「自分の顔は隠して」なんてリクエストをもらうこともあるだろうが、AIフェースステッカー機能なら自分以外の顔写真にアバター風のスタンプを自動で貼り付けできる。意外と使える機能だ。

写真の美顔効果も自動である程度かけてくれるので、自撮りも楽しくなるだろう。動画撮影時も同様に本体をL字型に折り曲げて外の画面でプレビューを見ながら踊ったりして撮影できる。カメラをより楽しめるのが『nubia Flip 2』なのだ。

他にも通話中の音声の録音機能はLINEなどSNSアプリを使った通話にも対応。通話のリアルタイム翻訳もできるようになるため外国人との直接会話もスムーズになる。『nubia Flip 2』コンパクトでかわいいだけのスマートフォンと思いきや、カメラ機能も充実し、AIも活用できる最新トレンドに乗った製品なのだ。

主なスペックはチップセットがミドルハイレンジクラスのDimensity D7300X、メモリは6GB、ストレージが128GB。バッテリーは4300mAhで33Wの急速充電に対応する。またnano SIMカードとeSIMの利用が可能だ。日本向けモデルということでおサイフケータイも搭載している。
『nubia Flip 2』の価格はワイモバイルの新トクするサポート(A)で実質負担額1万9680円と、2万円以下で入手できる。単体価格は8万5680円だが、新規、MNPでは6万4080円だ。低価格で購入できる『nubia Flip 2』、折りたたみスマートフォンのデビュー用にも適しているだろう。

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