『今日好き ホアヒン編』3話ーー秒速告白から一瞬でただの友達に「最初、タイプだったのが悪い」

『今日好きホアヒン編』3話

ひなの、新たな旅でもカップル成立はほど遠く? 男女分かれたショッピングに

 その後は、2組に分かれてのグループ行動に。グループ分けの方法は、男子メンバーによるビーチ相撲対決。勝者2人は気になる相手を誘って、ホアヒン最大のウォーターパークを楽しみ、残りのメンバーは、大型モールでショッピング&ラクダに乗れる動物園に向かうことが発表された。

 今回注目したいのは、ショッピング組の方。メンバーはそれぞれ、男子がそうま、れん、じゅま(坂本ジェルー寿真)、女子がみずき、ひなの、のの。なんと、モール到着から間もなく、ひなのの提案で男子と女子が別行動することとなったのだ。男子組は全員とも、勝者のウォーターパーク組となったみあ(藤田みあ)の“待機組”であるため、そうまを慕うのの、れんを気にするひなのは、ライバルと差をつけるチャンスのはず。だが実は、このグループ行動の前に、まるで梅雨の時期のように雨雲が一気に、かつ1人の女子の“局地的”に押し寄せてきた空気になった瞬間があったのだ。

 というのも、前述のビーチ相撲の決勝戦にて、れんとせな(黒木聖那)が決勝まで勝ち進んだときのこと。見事に勝利を収めた際に「誘いたい人いる?」との質問に、れんがみあの名前を即答で挙げたのだ。この勝負の結果は、れんが勝者のウォーターパーク組に参加していないことからわかる通りで、せなが体格差を活かして瞬殺。だが、れんによる件の回答と同時に、ひなのの表情が一気にこわばったのも、本当に“瞬間”の出来事だった。

 さすがにこの後、ひなのは一人、号泣。やはり、れんがみあを誘ったことはもちろん、自身と迷うそぶりを見せなかったことが悔しかったという。最終的に負けてしまったのだから、あの場で誘いたい相手を事前発表しない未来があってもよかったわけだが、もう後の祭りである。れん×ひなのはどうしたって、同じグループでショッピングを楽しまなくてはならない。同じグループでうれしいはずだったのに、どうしてこんな展開に?

 こうして、ショッピングモールでの男女別行動に繋がるのだが、過去の『今日好き』でも、メンバーの提案から同様の流れが発生したことはあるし、ひなのの涙を踏まえたうえで、そうしたネガティブな感情と今回の男女別での提案にすぐさま連続性を見出してしまうのも短絡的すぎるともいえる。きっと、この行動の真意を、みずき、ののがこの後、色々と明かしてくれることに期待したいが……。

 ちなみに、れん×ひなのはこの後、乗馬、ならぬ乗ラクダ体験を一緒にするのだが、ひなのが努めて明るく振る舞う一方、れんが自身以外の女子と会話をすることを「研究? っていうか、喋ってみてどうかを決めたい」と、いまいち実態のない会話ではぐらかしていたあたり、想いのすれ違いやコントラストが刻まれているように思えた。両者とも、いまはどう転んでも辛い状況。この流れが、告白直前まで続いてしまうのだろう。なぜなら『今日好き』の恋は、加速度的に涙が多くなるものなのだから。

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