『今日好き ホアヒン編』3話ーー秒速告白から一瞬でただの友達に「最初、タイプだったのが悪い」
しょう×のの、秒速の恋は別れも秒速? 「オレが最初、タイプだったのが悪い」
『ホアヒン編』も2日目に突入。初日から、しょう(角田翔)がのの(徳永暖乃)に初対面ながら「ガチで、タイプですっ」と秒速告白をしたり、れん(藤井恋)×ひなの(瀬川陽菜乃)がこの世の幸せを凝縮した“カップ麺2ショット”をしたりと、現時点でもハイライトばかりな今回の旅だが、この日も朝から大事件が。
それが、しょう×ののによる2ショット。前述の「ガチで、タイプですっ」発言はどこへやら。しょうはすでに、ののではなく、自身と同じ“コミュ力最強”なりあ(米澤りあ)に意識を惹かれているほか、ののもまた、継続メンバーのそうま(阿部創馬)の存在が気になっているのは、視聴者もすでにご存知の通り。ふたりの2ショットもあれ以来となっているが、単刀直入にいえば、お互いがお互いを気になっていない現状。はたして、どんな会話がなされるのか。気になっていたところ……。
しょうが切り出した話題は、昨日の2ショットでのこと。件のタイプ告白が藪から棒だったことを謝ると、りあ、そしてもうひとりの気になる女子=みずき(北爪美月)との関係を明かし「今後はそのふたりを見ていきたい」と、自身の見据える未来に、目の前にいるののがいないことを遠回しに伝えようとする。この話の途中、徐々に風向きを察したのが、のの。“お? この流れは?”と言わんばかりの察しのよさが表情に滲み出ており、自身もまたそうまに意識を向けたいと、もはや相乗効果でも煽らんばかりに、このポジティブな波に乗ろうとする。見事、お互いにあくまで友人として健闘を称え合う流れを構築した。
結果、離散! 1話を振り返った当時こそ、最初からど直球にタイプだと告白した場合、どのような恋の結末を迎えるのか、今後の試金石にしたいという旨を記したが、今回の例でいえばなんとも呆気ないが、それでいて後腐れもない終わり方となった(これでもし、たとえばののの方に気持ちが残っていたとしたら、このあと2日間もなかなか地獄だったことだろう)。本人たちの言葉通り「いい終わり方」であり、しょうが初日にあれほど爽快な告白をしていたことで、彼の人柄が短時間で伝わり、結果としてこの2ショットもあまり時間を掛けずに着地点を見つけられたのではないかと、むしろ思えてしまうくらいだった。
面白かったのが、しょうが途中、「オレが最初、タイプだったのが悪い」と開き直っていたこと。あまりに身も蓋もない否定すぎるし、それはさすがに無理があるだろ。もうその段階での話はしょうがないだろ、と笑えてしまった。りあにはきっと、このあたりの言葉選びや感性が刺さるのだろう。