『今日好き プサン編』最終話ーー「明るい未来が見えました」“継続メンバー”の恋の結果は?

『今日好き プサン編』最終話

『プサン編』カップル成立数は何組? ねね&ゆうの“継続組”による恋の結果は

 いよいよ、運命の告白に。告白する男子は、直前に旅を終えたひろむ(富口大夢)を除く3名。まずは、てる、そうまがねねに告白。この時点で、おとは、せいら(土屋惺来)、ひなの(瀬川陽菜乃)の恋は終わってしまった。

 そうまの告白の言葉は「自分がねねちゃんのことを楽しませてあげたいし、幸せにしたいです。大好きです、付き合ってください」。てるもまた「この旅で、ねねちゃんとの明るい未来が見えました。思い描いた未来を一緒に実現してほしいです。大好きです、付き合ってください」と想いを告げる。この後、ねねが“顔を上げてください”と、『今日好き』テンプレートの受け答えをし、まずはてるに感謝を。今回こそは、長続きできる彼氏と付き合いたい。そう考えたときに、てるに覚える“友だち感”が引っかかってしまった。こちらはカップル成立ならず。となると順番的に、そうまとは可能性大……。

 いや、残念。予想を裏切られた読者もいるかもしれないが、カップル成立には至っていない。しかもその理由が、そうまとの会話において趣味の話題で一瞬盛り上がることはあっても、その後に無言の時間が続くことが多く、てると同じ“引っかかり”を覚えてしまったというあまりにも具体的すぎるものだった。“自身の至らなさ”に対するフィードバックがあるだけマシか。あるいは、的確な指摘だったからこそ辛いものを感じるか。筆者はこの旅の当初、“そうまはカップル成立間違いなし”と豪語したこともあり恐縮なのだが、なんと、あのそうまですらねねを振り向かせられなかった。

 残すは、じゅま。「まだオレのことを完全に好きではないかもしれないけど、それを吹き飛ばせるくらい、オレが絶対に楽しませます」。告白の決意ですら、安心感を抱かせてくれる。どうだろう、ゆう。この人だけは信じられるんじゃないか?

 『プサン編』最終話を終えての結果を伝えよう。約1年3カ月ぶり。『卒業編2023』を思い出した。カップル成立、0組である。

 ゆうも言葉にした通りだが、じゅまのように気持ちを伝えてくれる男子に出会えたのは人生で初めて。それでも、好きになりきれなかった。ゆうの号泣ぶりを見るに、当たり前だが彼女を責める余地もないし、むしろ旅の序盤に気持ちを振り回されてしまったぶん、落ち着いて考える時間も、心の余裕もなかったのだと思われた。

 また、今回の旅の反省点をひとつだけ挙げるとすれば、そうまやねねなど、男女ともひとりのメンバーに恋の矢印が一極集中してしまったことが挙げられる。結果、おとは、せいら、ひなののように、告白の場にすら立てなかったメンバーが多かったことが口惜しい。“ビジュ大戦争”だと盛り上がった数週間前に立ち帰りたくなる。かっこよすぎる、あるいはかわいすぎるというのも悩みどころなのだろうか。かなしい!

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