あの人のゲームヒストリー 第三十回:&TEAM・FUMA
&TEAM・FUMAがゲームから学んだ、“一度きりの人生”との向き合いかた 「リアルとゲームを遊ぶ僕は真逆」
レッスン場から“カムラの里”に直帰していた練習生時代
――「ポケモン」好きが高じて、今年(2024年)1月には念願の「ポケモン」関連番組への出演も果たされましたね。
FUMA:本当にうれしかったです! 僕のこの“ポケモン愛”をしっかりとファンのみなさんにも届けることができたと思いますし、「ポケモン」のことがずっと好きでプレイし続けてきたことがある種、報われたというか。
――ゲームがお仕事に繋がった今回のできごとのように、「ゲームが好きで良かった」と思うような経験はこれまでにありましたか?
FUMA:僕は昔からかなりの人見知りで友人も多いほうではなかったのですが、それでもゲームをきっかけに友人が増えたことはありがたかったですね。
“友だちとの思い出”というと、やっぱりいっしょにゲームをやっていたときの記憶が思い浮かびますし。……そういえば韓国での練習生時代には、メンバーのYUMA(ユウマ)くんといっしょに『モンスターハンターライズ』を買ったんですけど、ふたりしてすっかりハマってしまって。
当時は毎日だいたい朝から夜までレッスンがあったんですけど、終わった後は走って宿舎まで帰って、ふたりで朝まで狩りに行き、数時間寝てまたレッスンに行くという生活をずっと続けていました。
――さすがと言いますか、驚きのタフさですね……!
FUMA:こうやってあらためて思い返すと、「よくそんな体力があったな」と自分でも思います(笑)。
――先ほどお話にあった従兄弟さんもそうですし、どちらかというと年下とゲームをすることのほうが多いのでしょうか。
FUMA:言われてみればそうですね。教えてあげながらいっしょに攻略していくことが好きなのかもしれないです。自分がおもしろいと感じたゲームを誰かにおすすめするのも好きですし。
それこそ以前、TAKIくんに『スカーレット』を貸してあげたらめっちゃハマってくれて。そのほかにも、メンバーどうしで『スプラトゥーン』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』をやったりすることはけっこうありますね。
――ゲームがメンバーとの絆を深めるツールにもなっているんですね。世代や国籍、言語の壁を越えていっしょに楽しめるのもゲームの魅力です。
FUMA: 僕にはアーティストとして世界中の人々をつなげるという目標があるんですけど、もうひとつ密かな野望として、いつかゲーム本気でやり込んで世界大会に出たいと思っているんですよ。
もっとも、いまのところは全然時間がなくて……なんて言い訳はほどほどにして。いつか本当にゲーマーのFUMAとして世界大会に参戦したいですね。名前を隠して出場して、会場のお客さんたちを「あれもしかして&TEAMのFUMAじゃない!?」と沸かせたりできたら最高だなと(笑)。
FUMA注目の発売予定タイトルは? 多忙な中での時間やりくり術
――キャンプ好きとしても知られるFUMAさんですが、アーティスト活動で多忙を極めるなか、ゲームにキャンプに……となると時間がいくらあっても足りないのではないでしょうか。
FUMA:確かにゆっくりキャンプに行けるような時間はないんですが、そこは『あつまれ どうぶつの森』(以下、『あつ森』)の中で擬似キャンプができるので大丈夫です!(笑)。手軽に気持ちをリフレッシュさせてくれる『あつ森』の存在は、僕にとって本当に大きいですね。
キャンプに行きたい欲をゲームで発散するという力技なんですけど、実際めちゃくちゃ楽しいです。単なる疑似体験かもしれないけど、自分の中での感じかた次第だよなというか。
昨年末に「SASUKE2023」に出演させていただいたときも、やはり練習に使える時間は限られていて。稽古をつけていただいたんですけど、それ以外はおもにイメトレ(イメージトレーニング)でどうにかするしかなかったんですよね。
けれど、イメトレをしているときにふと思ったんです。自分の頭の中で「SASUKE」のコースを思い浮かべて、どのエリアでどんな動きをすればいいか、どの場所でどう手足を動かせばいいか……と考えていくことって、まさにアクションゲームを攻略していくときと同じだよなって。
実際に本番でイメージと身体の動きが一致するかどうかはまた別問題ですけど、僕の場合はそれがたまたまうまくいったんです。僕の体を背後から見ているもうひとりの自分がいて、そこから操作しているような感覚でした。
――今後発売予定のゲームで、FUMAさんが楽しみにしているタイトルはありますか?
FUMA:いま一番楽しみにしているのは『モンスターハンターワイルズ』ですね。僕は基本的に携帯機派なんですけど、『モンスターハンターワイルズ』は公開されたトレーラーを見る限り素晴らしいので、据え置き機で臨場感を楽しみたいと思います。
それと言わずもがな「ポケモン」シリーズ最新作の『Pokémon LEGENDS Z-A』は発売されたら絶対にやります! まだまだ公開されている情報が少ないので、続報が待ち遠しいところです。前に出た『Pokémon LEGENDS アルセウス』は大ハマリして2回もクリアしたので、今回も絶対ハマっちゃうでしょうね。
あとは、『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』もずっと楽しみにしていますね。なかなか情報が出なくて楽しみにしているんですけど、前作の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』も神作品だったじゃないですか。僕は最初にニンテンドー3DS版を買ったんですけど、おもしろすぎてその後にSwitchで出たほう(『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』)も買っちゃいましたから。
――FUMAさんは携帯機派とのことですが、昨今話題のPCゲームには興味がありますか?
FUMA:いや、めちゃくちゃやりたいです!(笑)。気になっているタイトルもあるんですが、やっぱりPCゲームってお金も時間もかかるイメージがあって、まだ手が出せていないですね。
本当は超やりたくて。PCでしか味わえない良さみたいなものも絶対あると思うので。ただ、現在は&TEAMのメンバー全員で宿舎での共同生活を送っている関係もあって、みんながいる中でひとりだけPCゲームに没頭するのも、もったいないかなと。
なので、いずれ時間を確保できたら、しっかりゲーミングPCやデバイスを揃えてやるつもりでいます。もしくは、いっそ宿舎の中にゲーム部屋を作るとか? ゲーム実況者さんの「ゲーム部屋公開!」みたいな動画をよく観るんですけど、すごく憧れるんですよね……。
&TEAMは新たな領域へ――作戦は今後も“ガンガンいこうぜ”!?
――今後、もしもLUNÉ(「&TEAM」のファンネーム)の皆みなさんとゲームを通じて交流をするとしたら、どのような形式でやりたいですか?
FUMA:どんな形でもいいので、ゲームを使ったファンミーティングはいつかやりたいです! なにかしらのゲームイベントに出させていただいて、そのなかでLUNÉの方々とゲームを楽しむのも良いなって思いますし、オンライン参加型でみなさんとポケモンバトルをしたり、一狩り行ったりするのも楽しそうですよね。
最近、&TEAMの「Weverse DM」(※3)を始めたので、そこでゲームの話を僕がすることがあるんですよ。LUNÉの皆さんも「私も同じゲームやってる! いまこんな感じです」と写真を上げてくださったりしていて、それを見ると僕が全然敵わないくらいのやり込みっぷりだったりするんです(笑)。
※3……Weverse DMは、Weverseの会員がアーティストから直接メッセージを受け取れる有料サービス。
だから、実際にLUNÉの方とポケモンバトルをしたら僕なんか相手にならない可能性はあるんですが、それでもゲームをとおして新たな発見がいろいろとあるんじゃないかなと思うので、ぜひやりたいですね。
――&TEAMとしても先日、初のオリジナルバラエティ番組『Go ONE!!! MEET&LINK』がスタートしたり、1st SINGLE「五月雨 (Samidare)」をリリースしたりと、新たな一面を見せていますよね。
FUMA:そうですね。『Go ONE!!! MEET&LINK』はYouTubeでの配信なので、より素に近い自分たちの姿をお届けできると思いますし、自然体の&TEAMをLUNÉの皆さんにも見ていただけるということで、本当にうれしいです。
1st SINGLE「五月雨 (Samidare)」については、個人的なお話をすると、僕自身はこれまでアルバムをリリースしてきたなか、初シングルをリリースすることになった今回、どんな姿をみせられるのだろうと考え続けていたんです。でも、活動をしていくなかでシングルを出すことに対する僕なりの思いが定まってきました。
僕もメンバーのみんなも、シングルだから気合を入れた、アルバムだから手を抜いていたってことではもちろんなくて。いつだって全力で臨んでいるんですけど、“初のシングル”という節目に、&TEAMのこれまで見せてこなかったような一面を伝えられるようなものにしたいなと僕も思ったんです。
これまでの楽曲ではグループとしての結束の力や力強さを打ち出す方向性が多かったと思いますが、1st SINGLE「五月雨 (Samidare)」では打って変わって僕らの繊細さのようなものが見えて、新鮮に感じてもらえると思いますので、ぜひ注目してほしいです!
そういう意味では、今年に入ってから&TEAMとしてまたいつもと違った見せかたをしようだとか、こんな一面を見てもらおうといった領域に入ってきていると思います。
これからもいろいろと新しいことに挑戦しつつ、それをどうやったら&TEAMらしく作り上げられるんだろうかと考えていくのは、ゲームの中で作戦を立てるときの感覚ともちょっと似ていてワクワクしますね。
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