脳波で回せる“未来のガシャポン”を体験してきたら、気まずい結果になった

脳波で回せる“未来のガシャポン”を体験

 ガシャポン史上最大級のイベント『ガシャポンEXPO2024』が、3月27日より31日まで池袋サンシャインシティ展示ホールDにて開催されている。リアルサウンドテックでは一般開放前に、報道関係者向けの先行内覧会へ参加。その模様をお届けしたい。

 「ガシャポンの未来を見に行こう!」が副題につけられた本イベントは、宇宙をコンセプトに「宇宙船エリア」「ワク星エリア」「未来エリア」の主に3つのエリアで構成されており、ガシャポンの過去から現在、そして未来までを展示・体験できるものとなっている。

 なかでもここでしか体験できないコンテンツが、未来エリアにある「未来のガシャポン自販機」なるもの。構想期間約5年という「フィーリンガシャポン」は、一言でいえば“脳で回すガシャポン”だ。脳波測定を得意とするリトルソフトウェア社と連携し、「喜び」「緊張」「ワクワク」など、人間が持っている12種類の感情のうち、どんな気持ちを感じているか、ヘッドセットを装着した体験者の脳波をリアルタイムでスキャンして分析し、その感情にピッタリ合うガシャポンを届ける。

 筆者も早速、測定器を装着しハンドルをガシャッと回して、診断をスタート。約30秒の測定の末に出たのは、「ネガティブ」の「飽き」(いや、そんなはずはないのだが……)。体験終了後には、測定した感情をイメージしたAI生成風イラストチャーム「激ムズ迷路」が出てきた。筆者の場合はこのような結果になってしまったが、今の気持ちにピッタリなアイテムが手に入るというのはこれまでにない体験と言える。

 未来エリアを入ってすぐに見えてくるのは、巨大なキューブ型の外観の「トラベルガシャポン」。中に入ってハンドルを回すと、世界的な観光地や、古代、未来、宇宙空間などにひとっ飛びできるというもので、筆者は戦国時代の合戦に舞い降りた。タイムトラベルを終えると、お土産として戦国武将のチャームがプレゼントされた。映像体験とガシャポンが一つになった形だ。

 配達員がガシャポンの自販機そのものを背負った移動式ガシャポン「しょいポン」も未来のガシャポンのひとつ。池袋や渋谷など需要の多そうな街やフェス・イベント会場などでは親和性が高そうだ。同じ未来エリアでは、パックマンをモチーフにした動くガシャポン自販機と空カプセル回収機「GASHADROID」が紹介されており、これらは実際に昨年東京ビッグサイトで開催された『東京おもちゃショー2023』で稼働している。

 ほかにも、昭和から平成、令和へと進化を遂げたガシャポン47年間の歴史が詰まった宇宙船エリア、ガシャポンで発売しているキャラクターやシリーズの最新作を一挙公開した「ワク星エリア」などがあり、実際に自分だけのガシャポンアイテムを考える小中学生向けワークショップ「ガシャポンクリエイター体験」も含めて、親子連れで楽しめるコンテンツが多く揃っている印象だった。

イベント名:ガシャポンEXPO2024
開催日程:2024年3月27日(水)~31日(日) 10:00~19:00(最終入場18:30)
会場:池袋・サンシャインシティ 文化会館ビル2F 展示ホールD
入場料: 無料

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