機内で『Apple Vision Pro』を体験できるサービスが始まるぞ!……でもちょっと高すぎ?
モルディブを拠点とする高級路線の航空会社「Beond」が、乗客への機内サービスとして、Appleの空間コンピュータ『Apple Vision Pro』の貸し出しを開始すると発表した。
Beondは全席フルフラットシートという座席レイアウトを特徴としており、モルディブを拠点に2023年11月から運行を開始している。『Apple Vision Pro』は片目にそれぞれ4K解像度ディスプレイを搭載したAppleの新型デバイスで、今年2月から販売が始まった。
Beondによれば、『Apple Vision Pro』の導入は「臨場感あふれる機内エンターテインメント体験」のために、導入されるという。機内ではヘッドセットにより、映画やゲームなどの既存の機内コンテンツにくわえて、モルディブのリゾート地やアクティビティが紹介される予定だ。
『Apple Vision Pro』には、飛行機の機内での使用を想定した「Travel」モードが存在する。巨大なバーチャルスクリーンで映画を見ることができるTravelモードは、機内体験の向上に役立つことだろう。
BeondでCEOを務めるTero Taskila氏は、「『Apple Vision Pro』による機内体験は、モルディブに到着する前から乗客の期待を高める。この技術を導入した最初の航空会社になれたことを誇りに思う」と語っている。
Beondによれば、機内での『Apple Vision Pro』の提供は2024年7月から開始されるという。
しかし、全席ビジネスクラスのBeondのフライトチケットは、執筆時点の2月19日でモルディブからドイツ便で3403ドルから(約51万円)。それだけで3499ドル(約52万円)の『Apple Vision Pro』が1台購入できるほど高額だ。体験できるとはいっても、『Apple Vision Pro』目当てで搭乗するのはやめておいた方がよさそう……。
〈Source〉
https://flybeond.com/latestnews
https://www.macrumors.com/2024/02/16/premium-leisure-airline-apple-vision-pro/
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