パフォーマーたちが伝えたゲームの“本質” 『ジャストダンス』inヴェルサイユ宮殿、夢の1日

『ジャストダンス』inヴェルサイユ宮殿、夢の1日

 2009年から続くUbisoftの人気ダンスゲーム「ジャストダンス」シリーズの最新作『ジャストダンス2024エディション』が、10月24日に発売となった。翌日には、文化オリンピアードプログラムの一環としてパートナーシップを結んだフランス・ヴェルサイユ宮殿でのイベントも実施。世界中から集ったメディアにパートナーシップ締結をアピールするとともに、さまざまなダンスパフォーマンスも披露された。

 前日にスタジオツアーを実施していたなか、この日はマリー・アントワネットの離宮であるクイーンズ・ハムレットを経由し、ヴェルサイユ宮殿へ。ガイドによる宮殿の歴史の紹介をはじめとするさまざまな“おもてなし”を受け、夜にはイベント会場となった宮殿のエントランスホールへと案内された。

 そこには『ジャストダンス2024エディション』に実際に登場する衣装の数々や、大きなフロアで同作がプレイできる設備など、“あの”ヴェルサイユ宮殿で体験できるとは想像もできなかった光景が。音楽ゲームが青春の思い出にもなっている筆者としては、感慨深い時間となった。

 そして、開発メンバーからのあいさつと、パートナーシップ締結に携わった方々のスピーチが行われ、本作が持つポテンシャルとパートナーシップの重要性を再確認。ここから堅苦しい流れになるのではなく、そのまま立食パーティーの形式で『ジャストダンス2024エディション』とヴェルサイユ宮殿の世界観を堪能できるようになっていた。

 具体的には、先述のハンズオンにくわえ、ダンサーたちがサプライズ登場してフロアで“生ダンス”を披露し(それも複数回!)、オリンピックeスポーツシリーズで優勝したDina Amandine Morisset(TheFairyDina)もキレキレのダンスで盛り上げた。どんな説明よりも、この盛り上がりこそが『ジャストダンス2024エディション』、そして「ジャストダンス」シリーズの本質を表現していたと言えるだろう。

 パーティーは深夜まで続いたが、疲労困憊のはずの世界各国からのゲストたちは最後まで笑顔だった。“楽しさ”はゲームの本質であり、音楽、そしてダンスの本質でもある――。そんなことを思い出させてくれる、夢の一夜だった。

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