『今日好き 台北編』最終話ーー初の手繋ぎも“好き”は告白まで取っておく 約束は実る?

『今日好き 台北編』最終話

わつらふ、最後まで揺るがず“絵”で勝負 あみの“気になる”止まりを覆せるか?

 ここまでの男子が日本からプレゼントを持参したのに対して(きせきもおそらくそうだろう)、これ以降に紹介する男子のプレゼントは、台北現地で用意したもの。わつらふ(吉沢わつらふ)はあみ(大竹愛美)とのアピールタイムで「オレのことどう思ってるの?」「オレのこと好き?」とストレートな質問を投げかけるが、あみから返ってきたのは“気になる”止まりだという言葉。わつらふ、どうする……?

 『台北編』で発掘された才能の出した答えは、最後まで“似顔絵”だった。「好きって言ってほしいから」と、スケッチブックと鉛筆を取り出し、一世一代の絵描きに挑む。青い海を背景に、作業に真剣な男子と、その姿を微笑みながら見守る女子。わつらふの方があみよりも年上ながら、どこか年下感もある夢中さにも惹かれてしまう。本当に青春すぎる絵面でしかない。

 似顔絵を描きながらも、この旅の振り返りをするわつらふ。あみのヘアスタイルが3日間を通して違うことなど、意外にも彼女のことをよく観察していたようだ。そこから、完成したスケッチを手渡すと、彼女の似顔絵の周囲には、当日の日付と「好きです。」の言葉。そして、なぜか初日にも見せたゴリラのイラストと、自身のサインも。本当に笑いのツボを外さない。わつらふ、さすがすぎる。そんな努力が報われてか、見事にカップル成立を果たしたふたり。わつらふと一緒であれば、笑顔の絶えない日々を、望まずとも永久に過ごさなければならなくなることだろう。

しゅうま、ゆあんを“ドキドキ”させられたのか?「泣きそうなんだけど」

 問題はこのふたり。昨晩に地獄の雰囲気となった、しゅうま×ゆあんである。ここが本当に最後の挽回どころ。後がないしゅうまが用意してきたのは、自身の得意とする……歌だった。軽やかなリズムに、優しい歌詞。楽曲のタイトルは「U & I」。なんと、歌詞もメロディもゆあんのためだけを想って練ってきた自作曲だという。

 昨日にお題とされた“ドキドキすることをしてほしい”。ゆあんから与えられたヒントにどんなアプローチをするのかと思えば、見事に正解を引き当てたようだ。彼女の心にクリーンヒット。「泣きそうなんだけど」「キュンキュンする、これは」と、ワガママガールからも太鼓判を押され、ふたりとも自然と涙を流し始める。信じられるだろうか、本当に昨晩、あれほど落ちこんでいた彼らの姿を……。

 とはいえ、しゅうまと別れた後、それでも「気持ちに応えられるかわからない」「申し訳ない」とこぼしていたゆあん。カップル成立の可能性は50:50としか考えられなかった……はずなのだが、蓋を開けてみよう。まさかのカップル成立!?

 信じられない大逆転。ここ最近の『今日好き』は、“第一印象”がカップル成立の理由でも重きを置かれていただけに、こうした大逆転劇を見たいと繰り返していたが、いざ現実に起きると、これほどまでに思考が止まってしまうのか。さすがに驚きが先行するし、その後にはふたりの想いが報われたことに、なぜか救われる感情すら抱いてしまう。

 ということで、前回の『カンヌン編』に続き、『台北編』でも3組ものカップルが見事に成立。香水も、似顔絵も、自作曲も、どのプレゼントも効果絶大で、しっかりと結果に結びつくものばかりだった。こうしたプレゼントに注目しながら、メンバーの緊張の一瞬を改めて観返してみても面白いかもしれない。

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