おめがシスターズ、インボイス制度によるクリエイターの「身バレ」の危険性を発信

おめがシスターズ、インボイス制度による「身バレ」の危険性を発信

 2023年9月21日、人気VTuberのおめがシスターズ [Ω Sisters](以下、おめシス)が自身のチャンネルを更新。動画でインボイス制度について解説をし、素性を隠して活動しているクリエイターが“身バレ”をしてしまう可能性があることを発信した。

おめシスとは

【バーチャル双子Youtuber】はじめまして!おめがシスターズです!【自己紹介】

 おめシスとは、姉のおめがレイと妹のおめがリオによる双子から構成されるVTuber。チャンネル登録者数37.4万人を誇る。(2023年10月18日)姉のレイはガジェットに詳しいしっかりもので、妹のリオは天真爛漫な性格である。2018年から動画投稿を開始し、現在はフリーのVTuberとして活動している。動画は、歌ってみた系や検証動画、ドッキリや旅行動画など、幅広い内容を投稿している。

身バレの可能性があるインボイス制度

VTuber、インボイス制度でどうなる?

 インボイス制度でVTuberが受ける影響を動画で発信。インボイス制度に登録すると、“登録番号”というものが発行される。この登録番号は国税庁の『国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト』で検索できる。番号を入力すると、登録番号の氏名もしくは名称、登録年月日などが表示される。

 おめシスは例として、コンビニのレシートに記載されている登録番号を検索した。すると、会社名ではなく個人名が表示されたという。これは、おめシスが消費者側の場合である。では、逆の場合だとどうだろうか。素性を隠して活動しているクリエイターが、ファンにグッズを販売したとする。そして、ファンのもとに渡った請求書に記載されている登録番号を検索すると、個人名が表示され、クリエイターの本名がわかってしまうのだ。

 顔を隠したり別名で活動しているクリエイターは、もしかしたら個人名がバレて特定される危険性もある、ということがわかった。だが、小売企業を仲介すれば『媒介者交付特例』を使用して、企業の登録番号を記載することができる。レイは「いろんなプラットフォームによってルールは違うので、そこは見なきゃね」と注意喚起をした。

 まだまだ始まったばかりのインボイス制度。個人事業主の収入の変化なども注目されているが、個人情報についての知識も学んでおく必要があると感じさせられる動画となっていた。

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