VRもMRも高品質に楽しめる『Meta Quest 3』の登場に、しぐれういはVTuber史上最速1000万再生の大記録 賑やかなバーチャル界隈の1週間

『Quest 3』が目指すのはMRか、VRか

VRだけでなく、MRも 『Meta Quest 3』が目指す境地とは

 日本時間では9月28日の未明。Metaが開催した開発者向けのイベント『Meta Connect 2023』にて、新型ヘッドセット『Meta Quest 3』の全容が明らかになった。

This is Meta Quest 3

 世界でもっとも普及したVRヘッドセット『Meta Quest 2』の後継機に位置する一台だが、明確に異なるのが、打ち出されているコンセプトが「複合現実(MR)」であることだろう。仮想世界への完全な没入だけでなく、現実とバーチャルの精緻な融合を実現する――『Meta Quest 3』が目指している位置は、「VRの普及」に務めた『Meta Quest 2』とは、少し異なるように見える。

 とはいえ、パンケーキレンズの採用と「Snapdragon XR2 Gen 2」の採用によって、VR用途においてもハイレベルなグラフィックを実現しているのも事実だ。VRモードの精細さは、(コンテンツ次第だが)『Meta Quest 2』を超えるうえに、VRもMRもいける。ただし、お値段は少し高い。そんな『Meta Quest 3』は、リッチな体験を求める人のお眼鏡に叶う一台になるはずだ。

 発売は10月10日。価格は128GBモデルが74,800円、512GBモデルが96,800円だ。発売日前に体験したいのであれば公式販売パートナーの実店舗をのぞいてみるとよいだろう。全店舗で展開されているわけではなさそうだが、大々的に実機展示がおこなわれている。店頭での体験を購入の判断材料にできるのは、「未知のデバイス」になりやすいXRデバイスの販促手法として理にかなっていると言えるだろう。

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