『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#9ーートラブル発生? X JAPAN・Toshi合流も過ごした時間は30分のみ……

『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#9

 さて、先述した当日中にザンジバル島に向かう問題だが、ひろゆきの心はフェリーチケットの売り場に来ても変わることはなかった。そこで、チケットを購入し、手続きを待つところで、ゲストが登場。ゲストはX JAPANのToshiこと龍玄としだった。これには、豊川Dが焦るのも納得。さすがのひろゆきも東出も、本人を前にすると緊張したような面持ちを見せていた。

 しかし、どんなに大物であろうとも時間は無常なもの、タイムリミットまで残り3日のひろゆきに対し、東出とToshiのタイムリミットは2日。もしも島に渡ってしまっては、東出とToshiは帰れなくなってしまうというのが現実だった。

 しかし、とにかく旅を完遂させたいひろゆきの意見は変わらず。ここで大人になったのが東出だった。思えばこの旅、ひろゆきと豊川Dの空気感が険悪になる度に和ませてきた東出。そんな東出は心を鬼にして豊川Dに「3人で協議しての段階ではない」と意見した。

 この意見を受けて、豊川Dはひろゆきと話し合うことを決意。話し合いの結果、ひろゆきは単身でゴールに向かい、東出は2日間待っていてくれたToshiとともにダルエスサラームに残ることを選択した。きっと、内心ではひろゆきとともにゴールを迎えたかったであろう東出。しかし、ここでも東出が大人になってくれたことで、なんとか円滑に収束したのだ。「この旅、何度、東出の存在に助けられてきただろう」改めて、そう思わせるラストであった。

 一方のひろゆきも、ゲストやゲストが来ることに対してマイナス感情を抱いていないことも事実。あくまでもゴールを目指したいが故に、Toshiと過ごす時間が30分のみとなってしまっただけなのだ。そのたった30分の間にやられたやりとりを見ると、あと2日時間が早ければ、この旅ゆえの化学反応が起きていたことだろうと想像してしまったのは筆者だけではないはず。

 最終回後半となるエピソード10で東出とToshiがどんな旅を見せるのか、ひろゆきがどんなゴールを迎えるのか注目だ。

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