上品なホワイトボディにパワフルなスペック G-Tuneのゲーミングデスクトップは見た目でも満足する一台
PCゲームを遊びたいと思ったら、まずはPCが必要だ。近年は持ち運びやコスパに優れたゲーミング仕様のノートPCも増えてきたが、「持ち運ぶ予定はないからノートじゃなくてもいいかも」と感じる人には、ゲーミングデスクトップPCをおすすめしたい。
デスクトップPCはノートPCと異なり、スペックを自由に組み替えたり、ディスプレイを自分で選べるといった利点もある。本体が大きいためノートPCよりもかさばってしまうが、近年は本体デザインそのものを楽しむといった趣向も増えてきた。今回紹介する、G-Tuneの『DG-I7G70』も、見た目が楽しめる一台だ。詳しく見ていこう。
清潔感がただようホワイト
G-TuneのDGシリーズは、カスタマイズ可能なミニタワー型のゲーミングPCに該当する。ほとんどのモデルはブラックカラーだが、今回はちょっと珍しいホワイトカラーのモデルを紹介する。
本体左側は強化ガラスパネルになっており、内部が透けて見える。各パーツがしっかり動作しているかが目で確認できるし、何よりライティングがとても美しい。個人的に、ゲーミングPCといえば黒×赤の組み合わせを連想するが、この白×青はギラギラ感がなく、間接照明のように感じた。
本体の右側面はエアフローを兼ねた格子状のデザインが入っている。
背面には端子類がまとまっている。USB、HDMI、DisplayPortなど、必要な端子類はほぼほぼ揃っている。このあたりの充実度はさすがゲーミングデスクトップだ。
前面上部にもいくつか端子が備わっている。面白いのはHDMI端子が手前にあることだが、これはVR機器との接続を意図している。抜き差しが多いVR機器はわざわざ背面端子を使うと面倒という、ユーザーの意見を汲んだ仕様だ。
部屋を暗くした状態で電源を入れると、この通り。青い光が卓上を美しく照らしてくれる。実況配信にも活用できそうな個性的なライティングだ。
サクサク動作、なのに静音もしっかり
それではスペック面を紹介しよう。CPUは第13世代Core i7-13700F、GPUはGeForce RTX 4070、RAMは32GB、ストレージは1TBとなっている。最大2.4GbpsのWi-Fi 6Eにも対応済だ。
実際にいくつかのPCゲームをプレイしてみたが、3Dグラフィックが美しい『エースコンバット7』なども極めてサクサクと動作した。ブラウジングなども滑らかで、操作性は文句なしのストレスフリー。
軽快なグラフィック性能の理由は、やはり最新GPUであるRTX 4070のおかげだろう。このマシンはVR機器との接続も想定していると述べたが、VRゲームやVRChatなどを快適に楽しむにはかなり高いグラフィック性能が必要となる。RTX 4070ならば、VRコンテンツもお任せだ。
CPUクーラーには水冷クーラーを採用している。デスクトップPCとゲーミングPCの違いの1つに静音性があるが、このマシンはとても静かだった。本体の両サイドパネルを外すと内部のパーツを見ることができる。年に一度は掃除機やエアダスターでホコリを掃除してあげよう。
ちなみに、PC本体は青い光を放つが、赤い光を放つ周辺機器と組み合わせてもカッコいい。なんともサイバー感あふれる見た目で、プレイしていてもテンションが上がるだろう。
自宅ゲームをフルに楽しめる一台
今回紹介した『DG-I7G70』のほかにも、DGシリーズは多様なラインナップを揃えている。標準では3機種でホワイトシャーシが展開中で、BTOなら全機種の選択が可能。標準3機種の中でホワイト、さらにCore i7-13700FとRTX 4070の組み合わせの本モデルはスペックとデザインを求めるなら、かなりオススメの一台だ。
白いデスクトップPCで、なおかつVRもサクサク動くゲーミングマシンとなると、現状かなり候補が少ない。また、2023年夏頃からはRTX 4070が値下がりしており、搭載マシンは価格的にもコスパが良い時期になってきた。
『DG-I7G70』の価格は、直販価格で266,800円〜となっている。カラーやデザイン、そしてスペックを鑑みると、ライトユーザーからコアゲーマーまで満足できるモデルだと感じた。青い光と共に、最新ゲームを楽しもう。