エリー・コニファーは何度でも蘇る 復活の年を迎えた“にじさんじのサイレン女王”の魅力に迫る

エリー・コニファーの魅力に迫る

エリー・コニファーと社築を奇妙な師弟関係で繋いだ“音ゲー”の存在

 お淑やかで慎ましやかに……そんな彼女の口調・振る舞いを見ていると、思わずそういった言葉を使いたくなるだろう。だが一方で、エリーはメイドとしての品格を持ちつつ、「配信者」としての素養もしっかりと持ち合わせている。

 じつは彼女、テンションが上がってくると声が普段よりもハイトーンになり、ワタワタとした口調になることが多い。おっちょこちょい・あわてんぼうな一面も持っており、驚いたときには「およよよ!」「あわわわ!」「はわわわ!」などといった口癖が出てくる。

 デビュー初期にプレイしていた『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』『アサシンクリード シンジケート』では彼女の“あわあわ”とした様子を見ることができる。

 また、実際にエリーと会ったことのある鷹宮リオン曰く、打ち合わせからの帰り道に横断歩道を「どりゃぁあああ!」と声をあげながら爆走していたというのだから、実際の彼女はなかなかにアッパーな人物なのかもしれない。

 お淑やかで慎ましやかなイメージとは一転するような“ぶっ飛んだ”一面は、配信中のリアクションにおいてよりエッジの効いた形で表現されることが多く、また大型企画『にじさんじ甲子園』の名物企画“サイレン声マネ”では毎年のように非常に高レベルなモノマネを披露。声真似のうまさや画面作りのローテク具合が絶妙にマッチした内容には、“にじさんじ”らしさが詰まっている。

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 同期の天宮こころやラトナ・プティと異なり、FPSなどのゲームスキルは決して高いわけでないが、音楽ゲームにおいてはにじさんじ内でも有数の実力者として知られている。フルートを嗜んでいることもあり、磨かれた音楽センスがうまく活かされているのだろうか。

 2019年8月27日に『DEEMO』を初めてプレイし、デビューしてすぐにその実力を示していたが、当時はライブ配信で音楽ゲームをプレイするライバー自体が少ない時期だったため、スポットライトを浴びるのはもうすこしあとのこととなる。

【#DEEMO #01】はじめます!ピアノレッスン【#エリーコニファー/#にじさんじ】

 2020年10月7日に『beatmania IIDX ULTIMATE MOBILE』を初プレイ。にじさんじ内でトップオブトップの実力を持つ社築に次いで2人目のプレイヤーとなり、その後徐々に配信上で音楽ゲームをプレイすることが増えていくことになる。

 2020年10月からは『Cytus α』をプレイし始め、2021年1月5日には作品ファンからも“難しすぎる”という声が多数寄せられた楽曲「L」を配信上でプレイした。

 あまりの難易度ゆえに、簡易版を追加することにもなったという超難曲をプレイしていると、楽曲制作者であるice本人が配信のコメント欄に登場し、本人の口から楽曲「L」に関する裏話やストーリーについて解説されるという豪華な配信へ発展。

 エリー自身の巧みなプレイングにくわえて、楽曲制作者ice本人の解説がおこなわれるという、『Cytus α』ファンにはたまらない内容だろう。こうした機会も経て、徐々に作曲家や音ゲーマーに彼女の存在やその実力が知られ始めることになった。

 ちなみにiceが登場した際、氏の一挙手一投足に「うぇ!!? じょっじょっうはぁああああ!?!?!」などと声にならない声をあげており、あわてんぼうな彼女の一面を楽しむこともできる。

#26【Cytus α】Chapter L(表)、初見HARD演奏(キー音ASMR)【#エリーコニファー/#にじさんじ】

 1月25日には『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』を初めてプレイすると、その後彼女の配信では、前述の『beatmaniaIIDX ULTIMATE MOBILE』とともにこの2作がメインタイトルとしてプレイされるようになっていった。

 にじさんじ、そして音ゲープレイヤーの先輩である社築からは、音ゲーのプレイに関するテクニック・知識、配信上で注意すべき部分などを教え込まれており、「師匠」と呼んで非常に慕っている。

 自身の3Dお披露目配信では『beatmania IIDX』を3D空間で2人プレイするというとんでもないシーンを見せてくれ、『プロジェクトセカイ』を使って社とともににじさんじ内で初の音ゲー大会を開催。

 その後も音ゲーに関係する公式イベントにゲスト出演する機会が増え、彼女の活動において音楽ゲームは無くてはならない存在となったのだ。

【#エリコニ3D】とびだせ!お花の妖精メイド!全身でご奉仕!御茶会&ショウタイムのご招待《3Dお披露目》【#エリーコニファー/#にじさんじ】

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