ヒカル、「殺害予告」により自宅を強制退去に 視聴者の迷惑行為によるYouTuberの引越し事例は絶えない?

 熱心なファンに支えられている一方で、アンチや歪んだ愛情を示す視聴者も多い人気YouTuber。特に「金持ち」であることをさかんに喧伝し、その活動内容に毀誉褒貶を集めることも少なくないヒカルにこの度、「殺害予告」が寄せられたことを明かされた。

3年過ごした家が強制退去になりました

 ヒカルは6月14日に公式YouTubeチャンネルを更新。彼の動画ではお馴染みとなっている動画配信部屋の大きな黒いソファーに腰かけながら、単刀直入に「3年過ごしたこの家兼事務所を出ないといけないんですよ。強制退去になりました」と告白した。

 ヒカルの現在の住まいへの思い入れは並大抵ではない。「この家には一生住んでいいんじゃないかってくらい愛着がある」とまで言い切り、強制退去が決定した際には、どうにか住み続けるべく、オーナーへ買取の打診までしたそうだ。しかし、オーナー側も譲る気がなかったため、やむなく新居を契約したという。

 では、そもそもなぜ強制退去させられることになったのか?

 ヒカルによると、その原因は「殺害予告」を受けたからだという。ネット上で「今、お前の家の前で包丁を持ってる。今から凸るから覚悟しろ」などと脅され、犯人への法的措置を辞さない構えを示すべく、この脅迫文をTwitter上に掲載したところ、マンション住人からクレームが寄せられたのだとか。ヒカルが住んでいることでセキュリティを突破してくる危険人物がいるかもしれない――。この事態を重く見たマンションサイドは、ヒカルへ強制退去を通達したようだ。

 マンション側の決定に対してヒカルは「受け入れるしかない」と理解を示し、「殺害予告がきっかけで強制退去という感じになりました」と話した。なお殺害予告を2022年10月7日に受けたヒカルは、同15日に被害届を提出。今年3月6日には犯人特定に至り、書類送検の上、現在刑事処分を検討中とのことだ。

 こうして、どうにか命の危険に晒される心配はなくなったわけだが、とはいえ、住み慣れた住まいを離れなければいけないことには変わりない。ヒカルは「まさか強制退去にまでいくとは」と驚きを隠しきれず、「もうほんとに最悪っすね。マジできついっす」と漏らした。

家バレで悲惨、引っ越しました

 今回のような視聴者の悪質な行動がきっかけとなり、有名YouTuberが引越しをする羽目になった事例は過去にもある。たとえば、17年に東海オンエアのリーダー・てつやがストーカー被害を理由に防犯設備の整った住まいに移り住んでおり、また、2021年にはてんちむが住居の場所が特定された挙句に郵便ポストへいたずらされるなどの迷惑行為を受け、転居したことを報告している。芸能人よりも身近な存在であるがゆえに、視聴者から明らかにラインを踏み越えた行動を取られることも少なくないYouTuberだが、今後、こうした被害が減ることを願ってやまない。

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