『BOYS PLANET』唯一生き残った日本人参加者とは? ファイナリストの注目メンバーを紹介

ボイプラ、ファイナリスト注目参加者

 過去多くの人気グループを輩出した『PRODUCE』シリーズ、『I−LAND』などのアイドルデビューサバイバルプログラムを制作してきた韓国のCS局「Mnet」が、2023年2月2日から配信開始し、日本では「ABEMA」が日韓同時、国内独占無料放送しているグローバルボーイズオーディション番組『BOYS PLANET』が佳境を迎えている。ファイナルステージに挑むメンバーが揃った4月13日の放送は、韓国では地上波も合わせた10・20代・30代の女性層での同時間帯の視聴率で1位を獲得した。そして本日20日にデビューメンバーが決定する。

 『BOYS PLANET』は、現在活躍中のKep1erを生んだ『Girls Planet 999 : 少女祭典』の男性版だ。 「全世界の少年たちの潜在力が見える場所 『BOYS PLANET』というタイトルのとおり、様々な国や地域から参加者が集結。参加資格は、それぞれの在住国で出入国に制限がなく、2009年1月1日以前の生まれであること、事務所所属の練習生ではないことのみで、デビュー済みの人でも参加可能で、Kグループ(韓国籍メンバー)とGグループ(外国籍メンバー)に分かれて熾烈なデビュー争いが繰り広げられている。

 『BOYS PLANET』では、韓国在住者のみしか投票が出来なかった『PRODUCE』シリーズとは異なり、「スタークリエイター」と呼ばれる韓国在住者の投票と、韓国外在住者の投票が5:5で反映され、投票結果で生存と脱落が決定。過去のサバイバル番組と比較すると、参加者へのポイント加算はかなり簡素化され、グループ別バトルでの最多投票グループへのベネフィット(加算点)はあるものの、基本的には視聴者投票のみとなっている。海外ファンを巻き込んだより一層グローバルなK-POPボーイズグループを作ろうという意思が感じられるプロジェクトだ。

 そして、13日の投票でファイナリストとして残った参加者は以下の18人だった。

1位:ソン・ハンビン(K)/5,389,363票
2位:ジャン・ハオ(G)/4,342,882票
3位:キム・ジウン(K) /3,536,122票
4位:キム・テレ(K)/3,519,583票
5位:ハン・ユジン(K)/3,501,402票
6位:佳汰(KEITA)(G)/3,069,047票
7位:キム・ギュビン(K)/3,017,119票
8位:リッキー(G)/2,851,613票
9位:ソク・マシュー(G)/2,718,044票
10位:イ・フェテク(K)/2,406,896票
11位:パク・ハンビン(K)/2,365,604票
12位:パク・ゴヌク(K)/2,329,809票
13位:ジェイ(JAY)(G)/2,264,984票
14位:ユ・スンオン(K) /2,242,196票
15位:ユン・ジョンウ(K)/2,194,327票
16位:クム・ジュンヒョン(K)/2,187,613票
17位:イ・ジョンヒョン(K)/2,041,636票
18位:ナ・カムデン(G)/2,022,976票

ソン・ハンビン

 デビュー圏内とされるTOP9のメンバーの中で、初回の投票からずっと1位を守っているソン・ハンビンは、CUBEエンターテインメントなどでの練習生経験がある2001年生まれ。韓国の東亜放送芸術大学のK-POP学科に在籍している。『BOYS PLANET』のシグナルソング(番組のテーマソング)である「Here I Am」のパフォーマンスステージではKグループのセンターを務め、ダンス能力とビジュアル、他のメンバーに対する協力的な態度など、多くの面で高い支持を受けている。

ジャン・ハオ

 2位のジャン・ハオは韓国にも事務所を構える中国ベースの大手芸能事務所YUE UHA Entertainment所属の2000年生まれの中国人練習生。大学では音楽教育科を専攻し、特技はバイオリンで、音楽教師の資格も獲得している。「Here I Am」ではGグループのセンターをつとめ、順位発表では10位以内をキープしながら着実に順位を上げてきた。また、11話まで行われた全てのバトルでベネフィットを占めた唯一の参加者だ。YUEHUAからはジャンハオを含めK・G合わせて8人が参加しており、最終18人の中でも5位のハン・ユジン、7位のキム・ギュビン、8位のリッキー、14位のユ・スンオンと5人もの練習生が残っている。

キム・ジウン

 3位のキム・ジウンは1998年生まれ。2016年にボーイズグループ「INX」のメンバーとして活動後、日本の新大久保でも「A−TEEN」というグループのメンバーとして活動した経験がある。2020年にはYouTubeのサバイバル番組『Burn Up:ビルボード挑戦記』で男子部門1位で優勝し、女子1位のキム・ミンジョンとシングル「Burn It Up 」を発売。俳優として活動した経験もある。日本で活動していただけあり、日本語にも期待ができる。

キム・テレ

 4位のキム・テレはMnetの親会社であるCJ ENTの芸能事務所WAKE ONE所属の練習生。学生時代はバンドをやっていたため、ギターが得意で、紹介動画でも自作曲をギターで披露していた。安定したボーカルに定評があり、徐々に順位を上げてからは韓国内で着実な人気をキープしている。

ハン・ユジン

 5位のハン・ユジンは芸能高校として知られるハンリム高校の実用舞踊科に通っている高校1年生。本格的にダンスを始めたのはわずか1年前でありながら、難易度の高いNCT127の「英雄:Kick It」のステージをほぼ完璧にこなすなど、ダンス力の高さとポテンシャルを感じさせる存在感で注目されている。

佳汰(KEITA)

 『BOYS PLANET』には『LOUD』や『PRODUCE101 JAPAN』など過去にサバイバル番組に出演経験のある日本人参加者が多く参加していたが、6位の佳汰(KEITA)は唯一ファイナルに残った日本人参加者となった。練習生のスキルの高さで定評があるYG ENTERTAINMENTで長年練習生として経験を積み、2019年にデビューサバイバル「YG宝石箱」に参加したもののTREASUREとしてデビューすることは出来なかった。その後、他の事務所に移籍してすぐにCiipherとしてデビュー。現役アイドルである参加者の1人である。オールラウンダーとしての平均値の高さで、特にグローバル投票で高い人気をキープしている。

キム・ギュビン

 7位のキム・ギュビンはジャン・ハオやハン・ユジンと同じくYUEHUAの練習生。『PRODUCE X 101』からデビューしたX1のカン・ミニ似のルックスが序盤から話題になり、他メンバーとの絡みやアイドルとして華のある存在感で韓国での人気が高く、初期から上位をキープしている。

リッキー

 8位のリッキーも同じくYUEHUAの練習生。中国・上海生まれで、アメリカのロサンゼルスに居住しアメリカで教育を受けている。その後、韓国で練習生になるというグローバルな人材だ。クールなルックスで落ち着いているが、喋ると面白いという参加者からのコメントにもあったように、ステージや外見イメージとのギャップが魅力で、後半にかけてグローバルだけでなく韓国投票でも人気が上昇している。

ソク・マシュー

 9位のソク・マシューは韓国系カナダ人で、韓国語、英語、フランス語のトリリンガル。現在はMNH エンターテインメントに所属しているが、過去にCUBE エンターテインメントの練習生だったこともあり、同じ練習生だった1位のソン・ハンビンとは仲がよかったという。笑うと糸目になる笑顔はマスター(トレーナー)陣からも愛されており、人好きのする笑顔が魅力的だ。

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