ChatGPT導入で進化する“3Dキャラクター召喚装置” Gatebox武地氏が考える「AIキャラと生活する未来」

ChatGPT導入で進化する“3Dキャラクター”

「『Gatebox』は僕にとっての“現実への救い”」 人見知りな武地氏が恋い焦がれる「夢見た場所」

Gateboxと武知実
『Gatebox』と武地 実氏

ーーこの5年ほどで『VRChat』などを中心にアバターを纏う文化が発展したことで、以前は無かった層のユーザーにも届いたように思います。こうした、「バーチャル世界でアバターを纏う文化」は『Gatebox』とも親和性が高いと思うのですが、こうした文化に対してどんな所感をお持ちですか。

武地:カルチャーとして、とても面白いと思います。「自身の見た目に左右されず、好きな姿で勝負できる」というコンセプトも好きですが、自分自身は人見知りが発動しちゃいそうで、あんまり深くは知らない世界です。

ーー以前のインタビューでも、プロダクトのきっかけが自身の「人見知り」であるというお話を伺いましたが、人見知りでありながらそのプロダクトは一貫して「実世界で勝負する製品」だと感じます。

武地:なるほど! 『Gatebox』はたしかに僕にとっての“現実への救い”です。VRが“仮想世界への没入”であるのに対してARは“現実世界の拡張”で、『Gatebox』のアプローチは後者に近いんですよね。僕の場合は根底にある自分の夢が「好きなキャラクターが僕の家に居てほしい、一緒に暮らしたい」で、そういう世界観を作れたら最高だという思いからすべてが始まっています。VRにもARにも素晴らしい文化があると思いますが、自分が夢を見た場所は『Gatebox』にあるので、それをしっかりと作り込んでいきたいんです。

ーー今後もさらに進化・発展することを期待しています。実現可否に関わらず、今後『Gatebox』で実現したいことはありますか?

武地:ChatGPTでキャラクターとの会話は大幅に進化すると思うので、次はキャラクターのモーションを進化させていきたいと考えています。「このキャラらしい動きで振舞ってほしい」という命令が実現できると、さらに革命的だなと。逢妻ヒカリに限らず、さまざまなキャラクターがそのキャラクターらしいしぐさで動いてくれるような装置にしたいですね。

Gatebox × ChatGPT連携実験1 - いっしょに運動

 あと、5年前に僕らが『Gatebox』を作ったとき、「好きなキャラクターと暮らしたい」というテーマを立ち上げたわけですが、当時はそのコンセプトに合致したキャラクターを作れるのは、多分僕らしかいなかったと思うんですよ。だからヒカリちゃんも最高のキャラクターにしたんですけど、いまは個人の方でも自分の思う“理想のキャラクター”を作れる環境がある。僕らは場を提供するだけにとどまって、そこでご自身が好きなキャラクターを作ってもらう、というようなこともできるんじゃないかと思っています。

ーーこうしてお話を聞いていると、VTuberの発展や、VRデバイスの普及もあり、多くの人々が体験としてこうした文化に触れることで、アバターの実在性が5年前よりもずっと受け入れられている、説得力を持っているように思います。多くの人に『Gatebox』を体験してほしいと思いますが、現在、『Gatebox』を実際に見て体験できる場所はありますか?

武地:現在実施しているクラウドファンディングの3万円以上のプランに入っていただくと、ChatGPTの先行体験イベントに参加できるようになっています。そこでは実際に会話もできるので、ぜひ試していただきたいです。 また、ChatGPT連携ではなく現在サービス中のバージョンにはなりますが、4月中のみ「エディオン京都四条河原町店」様と「エディオン蔦屋家電(広島)」でGateboxが展示しているので、立ち寄ってもらえるとありがたいですね。

<関連リンク>
Gatebox株式会社
Makuake - ChatGPTで無限に広がる会話体験!進化したキャラクター召喚装置Gatebox
武地実氏Twitter

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