コラボ、生配信、顔出しなしで登録者数100万人を達成 しゅうゲームズが大台を突破できたワケを考える

 4月1週目、ゲーム実況者「しゅうゲームズ」のチャンネル登録者数100万人到達の瞬間を収めた動画が、YouTubeの急上昇にランクインした。コラボと生配信をせず、顔を出すこともなく活動してきたしゅうは、なぜ100万人を突破できたのか。今回は、しゅうゲームズチャンネルの100万人突破の理由を考察してみたい。

登録者100万人突破した瞬間!!!

 しゅうゲームズは、『パズドラ』や『マリオカート』など大人気シリーズからニッチなゲームなど、幅広いゲームをプレイする実況者。2014年にYouTubeでチャンネルを開設し、この4月で活動開始から丸9年というベテランだが、これまで身バレもせず、個人の情報も公になっているものはほとんどなし。ほかのゲーム実況者に比べ、プライベートに関しては謎に包まれているYouTuberだ。

 しゅうは今月3日、YouTubeのチャンネル登録者数が100万人に到達したことをTwitterで報告。ファンからしゅうの名言として知られている「#激アツファンタスティックエブリデイ」がTwitterのトレンドに入るなど、大きな注目を集めた。今回急上昇にランクインしたのは、チャンネル登録者数が100万人を突破する瞬間を収めたもの。「YouTubeをやってきて、好きなゲームをやらせていただいた」と振りかえるなか、しゅうは100万人突破の瞬間を迎えると、「ありがとうございます。みなさま」とファンに感謝を伝えた。

 今後については、「この先、新しいことにチャレンジした方が幅が広がるみたいなものがあるのかなと思うけど、やりたいものをやりたい気持ちもあるよね」と発言。「やりたいものじゃないと続かないんだよね」と、活動を長く続けることに対する葛藤を明かしているが、最後には「いままで通り、(活動)をできたらいいなと思います」と抱負を語り、動画を締めくくっている。

 これまで大台といわれるチャンネル登録者数100万人を突破したYouTuberたちは、憧れのYouTuberやすでに人気を得たYouTuberたちとコラボすることで注目を浴び、登録者数を増やしてきた。チャンネル登録者数を増やすために生配信を行うこともYouTube界ではよくみられる光景だが、しゅうはこれまでコラボも生配信もなし。今回の記念すべき100万人突破の瞬間でさえも、生配信ではなく撮影した動画だったのだ。おまけにこれまで顔出しを一切していないというしゅうだが、なぜ100万人を突破できたのか。

 しゅうのゲーム実況動画をみてみると、圧倒的なワードセンスとトーク力に驚かされる。さらには動画の内容が気になるようなタイトルがついている動画も多く、興味がそそられる。しゅうが100万人という大台を突破したのは、ゲームをより魅力的に、面白くみせるトークや、思わず笑ってしまう言葉の数々、そしてつい再生ボタンを押してしまいたくなるタイトルが大きな要因だと考えられる。

 事実、長年しゅうの活動を見守ってきたファンたちからは、しゅうのワードセンスとトーク力を絶賛するコメントが多いうえ、たったひとりで9年間も活動を続けてきたことにも称賛の声が寄せられている。さらにはしゅうがコラボでほかの活動者の力を借りることもなく、自力で100万人を突破したことには、尊敬の眼差しを向ける者が多くいるのだ。

 90万人を突破した2021年10月以降、あたたかいファンたちに支えられながら、ゆっくりと着実にチャンネル登録者数を伸ばし、ようやく“大物”の仲間入りを果たしたしゅう。継続力はさることながら、ほかのYouTuberたちと一味違ったワードセンスと群を抜いたトーク力は、しゅうゲームズのチャンネル登録者数100万人突破の大きな要因といえるだろう。

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