コムドット・やまとが上智大学を“勇退学” 「国民的グループ」を目指すために活動専念へ

 Z世代から絶大な人気を誇るコムドットのリーダーやまとが、2023年4月3日に公開された動画で上智大学を退学することを報告。今後さらなるYouTubeでの活躍に意気込んだ。

【けじめ】遂に上智大学を退学しました

 YouTuber、社長、そして大学生と3つの肩書を持っていたコムドットのやまとだが、「【けじめ】遂に上智大学を退学しました」と題した動画で、自身のキャンパスライフに終止符を打った。もともと国際政治に興味を持ち上智大学に進学したものの、在学中に始めたYouTubeが軌道に乗り、長期間の休学が続いていた。

 特に最近はTV番組のレギュラー化、単独イベントの開催、国内外問わないイベントの出演など、YouTuber以外の活動も増えつつある。そんな多忙な日々を送るやまとは、さすがに「学ぶ時間がない」と語り、「後輩に道を譲る、勇退学」と称し、今後はYouTube活動に専念する意思を見せた。

 この件は実家で家族にも報告し、無事承諾を経て退学が決定。やまと自身、専攻している国際政治の学びは好きなため、いつでも復学できるように授業料を自ら払い続けていたものの、現実的に時間がなく苦渋の決断を下した様子。そして、「また入り直しても良い」と割り切り退学を決意した。

 動画では実際にやまとが利用していた駅や、大学のキャンパス内を思い出とともに振り返り、大学1年時に出場したミスターコンテストについて語っている。大学当時のやまとは外交官を目指していたものの、職業柄地道な努力を重ねてやっと成果が出るのが外交官だと気づく。しかし、やまとは「自身の行動に対し、すぐにリアクションがある方が合っている」と自己分析を行い、YouTubeと社長業を極めていくことを選択した。

 コムドットは2022年は不可能かとも思われながらも無事最終目標の400万人を達成した。そんな彼らだが、2023年は数字的な目標を持たず、活動方針として「家族でコムドット・テレビでコムドット」を掲げている。若者から絶大な人気を獲得してはいるものの、まだまだ上の世代からの支持が少ない。「幅広い層から認められての日本一」との考えから、上の世代が目にする機会を増やしていく方針だ。

【報告】諸事情により緊急記者会見を開きました

 実際に、4月2日に公開された「【報告】諸事情により緊急記者会見を開きました」では、兼ねてから話題に上がっていたひゅうがの書籍発売、ゆうまのアーティストデビューなど、個人活動も精力的に展開。さらには2023年7月27日にコムドット主催のイベントを東京ドームで行うなど、従来のYouTuberの枠を超えた活動を見せている。このような展開は方針の実現に向けた着実な一歩になるかもしれない。

 常にリーダーとしてグループを引っ張り、ファンのニーズに応えているやまと。そんな彼が、YouTubeと社長業に十分なリソースを割ける今、YouTuberとしてだけではなく、「5人のエンターテイナー」として、さらなる活躍を見せてくれるだろう。

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